なまどり裏話。第33~36話
第33話 どりるろーる
作品タイトル回収回。
第1話後書きで岩を削岩する予定はないという嘘をついてるのを回収します。
前話、たてろーるともセットのタイトルですね。
〈蜃気楼〉
この魔術をみて、ドロシアのマントがディスプレイサークローク(居場所を眩惑させる外套)ですか?と言ってきた読者さんが。
D&Dネタですね。読者にゲーマー多すぎ疑惑。
〈溶岩地雷〉、〈摘出〉
そしてこちらはTCGのマジック・ザ・ギャザリングのカード名にあったはず。
効果は別にマジックのものと全然関係ないですけどね。
「スカートのプリーツを翻すどころか、中まで見せるのは淑女としてどうなのかしら?」
プリーツを翻すというと、やはり『マリ見て』なのですよ、わたしとしては。
回転式拳銃
自動式拳銃でなくて、回転式拳銃が残っていることに対して世界観的な理由がある。
だがそれを書かないのがなまどりという作品である。むー。
「――紅蓮の空!燃え盛る都市!」~
この世界のフル詠唱は、自身を鼓舞したり相手を怖れさせるようなものが多い。
火刑に処される魔女がやり返す詠唱、ディープパープルのBurnを元ネタにしているが、元の曲は火刑を見ていた男の視点で、こちらは魔女の一人称視点だし、オマージュくらいで。
〈焼尽せよ〉をアレンジして〈汝の命を奪う〉
ドロシアの右の掌の上に、紫色の炎が宿りました。
ディープパープルの紫の炎ってアルバムの曲目を見ると分かるよ!ええ、邦題は『紫の炎』なのです。
じゃあ死ね
書いたときは気付かなかったけど、元ネタは多分ベジータさん。
「わたくしの勝ちでよろしいですの?」
実はこの時アレクサが全裸でどやっている。
第34話 なかなおり
特に意味はないタイトルですかねぇ。
裸でも余裕。剃ってるの?生えてないの?
全裸でどやる系ヒロイン。そしてほとんど生えてない。
円盤理論かよ。ド級の禁呪じゃない
ラリー・ニーヴンの『魔法の国が消えていく』に登場する円盤のこと。無限に回転を続けることでマナを完全に消費して、周囲の魔法をすべて無効化してしまう銅製の円盤。
マナという資源を枯渇させるので超禁呪。
これはツンデレさんというヤツですわね!
ツンデレという文化も継承されているのだろう。という。
この国で実際に戦いに身を置いているのはポートラッシュだけ、戦いに備えて牙を研いでいるのはせいぜい北方のハイランダーくらいよ。
ちょこっとハイランダーって用語出してるんやでー。
登場するの70話過ぎだけど。
第35話 ないとめあ
悪夢。特に意味のないタイトルであるが、ラストで良い夢見だとアレクサが言ってるのが上手く受けられたなと思ってる。
四阿
恋愛と関係ないのになぜかハイファンタジーではほとんど見かけず、異世界恋愛ではよく見かける単語ランキング第一位!
とわたしが思っている単語。せっかくだから使う。
「すごいわね、アリー。みせてごらん?」
アレクサンドラをアリーと呼ぶのは、父と亡き母だけ。
ベルファスト
北アイルランドの中心都市。なまどりでもそこが領都だった設定。これが今の領都ポートラッシュということを踏まえて地図を見ると、いかにアイルランドが苦境にあるか分かるかと。
この誓い破るとき、天よ落ち我を打ち砕け!地よ裂け我を飲み込め!海よ逆巻き我を押し流せ!
ケルトの文化、ゲッシュを誓う時の定番のセリフであるが、これにアレクサの全魔力をのせて誓ったので……。
つまり、実際に神にアクセスしてしまっているのである。ここで彼らが助かったのも、その後の義兄様も全てはここが起点。
ただわたくしの敵を屠るだけの狂戦士
Fateのバーサーカーさん(ヘラクレス)が浮かぶ感じかと思われます。個人的にはコナン・ザ・グレートのアーノルド・シュワルツェネッガーをバーサーカーにした感じのイメージ。
第36話 おニューのようふく
前話までが2章クライマックスバトル➡悪夢とアレなので、軽い話をという意図の回。緩急は意識している。
本当はドレスを仕立ててやりたかったが、アイルランドでは仕立てられない
2つの意味が。アレクサがいないので、サイズが分からないということと、そもそもライブラの流行のデザインはアイルランドでは仕立てられない。
い、いえ。お着換えしてるかなと
ナタリーが隣室のアレクサについてなんとなく知覚できるようになっているという。61話、なたりーのまほーへの伏線。
アホ毛がひょいと立ってベレー帽を叩き落としました。
アホ毛かわいい。
主人公がデザイン的に兜、ヘルメットを被らないことにわざわざ理由を付けたという。
よし、いい気を付けだ。これで貴様は蛆虫から、気を付けのできる蛆虫まで進化したぞ
軍隊式(軍曹式)罵倒はセンスあるよねっていう。