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果てなき夜空に

作者: 紫乃咲

あの夜

空と大地の境目すらわからない場所で


遠く

むせかえるほどに煌めく星たちに瞳を細めた


ひとつひとつ

星座を作るように星を辿りながら


溢れる涙を止めようともせず


ただひたすらに

焦がれる想いに身体を預けた


怖いのは何故?

悲しいのはいつ?

苦しいのは誰?


立ち上がる強さも

声を上げる勇気も

何一つ無くて


それでも

胸の奥でたったひとつ

輝く星を抱きしめる


弱さを笑うだろうか

愚かさを嘆くだろうか



ああ

いつの日か


あなたに


あなたに会いたい


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― 新着の感想 ―
[一言] 初めまして! 詩が書ける、というのは私にとって、尊敬の要素です。 私は半年前に物語を書き始めた新米で、人の作品の中に「これは自分じゃ書けないな」と思ってしまうものがたくさんあります。 その代…
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