果てなき夜空に
あの夜
空と大地の境目すらわからない場所で
遠く
むせかえるほどに煌めく星たちに瞳を細めた
ひとつひとつ
星座を作るように星を辿りながら
溢れる涙を止めようともせず
ただひたすらに
焦がれる想いに身体を預けた
怖いのは何故?
悲しいのはいつ?
苦しいのは誰?
立ち上がる強さも
声を上げる勇気も
何一つ無くて
それでも
胸の奥でたったひとつ
輝く星を抱きしめる
弱さを笑うだろうか
愚かさを嘆くだろうか
ああ
いつの日か
あなたに
あなたに会いたい