【人物紹介とこれまでのあらすじ】
※第二章開始時点での紹介です。第一章を読んでない場合、ネタバレあり。
==第一章のあらすじ==
十八才となったカレンは、夜会にて王太子から賭けを持ち出された。
賭けの期限は一年後。これに負ければ王太子妃となってしまう。
じゃあ王太子との接点を無くす!と勢い込んだはよいが、用事を済ませるために街へ出かけたところ、なんとそのルドルフと遭遇。
そしてお忍びだという彼と、護衛のマリグ(攻略キャラの騎士)とともに人さらい事件に巻き込まれる。
カレンはルドルフ、マリグと共に刀を振るい、この件をけん引した青髪のヨハネスという男は逃したものの、事件は何とか解決した。
ところが事件後、カレンは危うくルドルフに口づけをされそうになってしまう。
しかしこれは執事ラルフのお蔭で寸止めに。
危ない危ない。共闘したのは一時の事!慣れ合いは終わりです。これから身を引き締めて、改めて回避に努めましょう!
==人物紹介==
■転生者たち■
【カレン・クォルツハイム】
十八歳。主人公で転生者。
クォルツハイム侯爵家第二子。亜麻色の髪と翡翠の瞳を持つ。
乙女ゲーム内ではヒロインの親友ポジションであったが、巻き込まれて死ぬのが嫌でゲームの記憶を頼りに回避に勤しむ。
日本刀にも似た剣を振るい、その腕は近衛騎士マリグをしのぐ(かも)
また国内有数の商会、クォルツハイム商会の実質的経営者。
【レイラ・モートレイ
(元レイラ・カルフォーネ)】
十九歳。転生者。
鮮やかな金髪と赤眼の美女。
ゲーム内ではカルフォーネ公爵家の第一子で悪役令嬢ポジションだったが、死ぬしかないエンドを回避するため、十八歳でモートレイ子爵家の従兄と結婚、子爵夫人となり、ゲームから退場した。
実際の性格はおっとりで欲がない。
【シェリル・サーミュラー】
十八歳。転生者。
サーミュラー伯爵家第一子。ピンクベージュの髪にコバルトブルーの瞳の可憐な少女。
ゲーム内ではヒロイン。市井に育った貴族の落胤として登場。夜会での会話から、カレンとレイラを転生者と断定。何とかゲーム通りに進めようとする。
■攻略キャラ■
【ルドルフ・フォン・カール=ハインツ】
二十一歳。ルヘクト王国の王太子。
金髪碧眼の美貌を持つ。
カレンに興味を持ち、賭けを持ち出す。ゲーム内では俺様ドS設定。
【マリグ・アベーユ】
二十一歳。近衛騎士団隊長で王太子の乳兄弟。
銀髪に紫水晶の目を持つ美丈夫。
普段から敬語で丁寧な話し方をするが、剣を持つと人が変わる。
【テオドール・カルフォーネ】
十八歳。カルフォーネ公爵家第二子で嫡子。レイラの実弟。
金髪にルビーの瞳の美少年。
愛称はテオ。
■主人公を取り巻く人物たち■
【エルヴィン・クォルツハイム】
二十八歳。クォルツハイム侯爵家嫡子。カレンの兄。
亜麻色の髪に翡翠の瞳を持つ。
貴族院議長補佐。次期議長と言われるほどの秀才だが、極度のシスコンという残念な兄。
【ラルフ】
二十六歳。クォルツハイム家執事。
グレーの髪に琥珀の瞳を持つ。
左目の片眼鏡が特徴の毒舌家。元暗殺者でカレンの剣の師匠。武器は三日月刀。
【ハンナ】
二十歳。クォルツハイム家侍女。
黒髪に茶色の瞳を持つ。
甘ったるい話し方が特徴。大食漢なせいでいつもカレンとモメている。元暗殺者で、ナイフ投げを得意とする。
【ジェイド・クォルツハイム】
クォルツハイム侯爵家当主でカレンの父。
妻と子供大好き。十一年前「クォルツハイムの悪夢」と呼ばれた馬車襲撃事件で子供二人(カレンの姉と兄)を亡くし、失意により爵位を持ったまま領地に戻り、実質的隠居生活を送っている。
■その他■
【「悪魔の遊宴~生命の狭間の恍惚~】
カレン、レイラ、シェリルが前世でプレイしていた乙女ゲーム。
イラストは美しいが、作家がホラー系恋愛小説を得意としているせいで残虐度が大変高いゲームに。
【ルヘクト王国】
カレン達が暮らす国。物語の舞台。
【グラム皇国】
ルヘクト王国と内海を挟んで南にある国。奴隷制度がある。
【ミリリア】
ルヘクト王国の北に隣接する国。




