教師のトイレ事情
ジョロジョロジョロジョロジョロ~
忘れられない、教育実習の時。成績も良かったし、真面目で、教育学部の中でも期待されていた。その時まで。
ただ、おしっこがしたかった。
でも、できなかった。
そして、漏らした。
今。
ただ、トイレに行きたい。
でも、行けない。
教育実習のあの日から、トイレが近くなった。
教師になってから、授業を抜け出してよく行っていた。
先週まで。
モンスターペアレントっていう人がいて、校長に直接クレームを言ったという。
"うちの息子の担任がトイレばかり行って、息子がちゃんと授業を受けられない。そして、成績が下がった。息子は人権を侵害されている!"
トイレは行っても1コマに一回、しかも生徒が小テストを受けている間だけなのに、授業を受けられないって、嘘が多すぎる。
校長は授業中のトイレは1日に一回までと決めた。今日は一時間目にトイレへ行った。もうトイレに行けないとは人権侵害だ!
今日の授業もあと20分なのに、肛門がずっしりと重い。無意識に開いたり閉じたりしている。いつ全開になるか分からなかった。
昨日、2つ上の女性の先生が授業中に生徒の前で粗相したという。彼女は下痢で朝イチにトイレに行ってしまい、一度引いた波が再びやって来て、2時間目に大きい方を漏らしてしまったそうだ
明日は我が身と思っていたが、本当に我が身とは思わなかった。
下痢だと言い訳できるが、どうやら下痢ではなさそうだ。
便秘だった。こんなときに1週間分も漏らすとどうなるか見当もつかない。
残り18分。
まだ2分しかたっていない。
もう無理だ。
ミチッミチミチミチチチチチ
静かな音だった。ざわざわしている教室では、誰も気づかない。
固形であることを確認して、誰にも気付かれないよう、いらないプリントで下着の中の物を取り、スーパーの袋に入れるときつく縛った。よく見ると大きい。さっとカバンに袋を入れると、立ち上がった。
「みんな、黒板の内容書けた?」
残りの17分間、誰にも脱糞を気付かれずに授業の終わりを告げるチャイムが鳴った。




