夏祭りの胸騒ぎ(10)
SFカテゴリーで『光と陰-織りなす夢に形』に、双子の美人をヒロインにして毎日投稿しています。
純文学のエッセイでも思ったことを随時投稿していますが、短編集も書いてみることにしました。
反応が強かった短編を長編にしていこうかなと思っています。これもまた宜しくお願い致します!
「わかったよ!もうわかった! これで3人見分けられると自身がついたよ。」と僕がいうと、
「良かったです!石塚さんならできるって他の子達にも言ってたんですよ。」と舞が。
「実は、私ら3人を見分けられるのは今まで両親しかいなかったんだ。」と澪がいった。
『しかし、この同じ3人は今までどうやって育ってきたんだろう?』と不思議になり、
また僕の飽くなき好奇心の対象となりつつあったのだった。
こんなことをしているうちに、すでに11時を過ぎてしまった。
「あっ ヤバ 終電がなくなってしまった・・・」
「あら、大丈夫ですわよ、最初からご主人様をお返しするつもりはありませんでしたから」と萌が言うと、
舞も「全然問題ないですよ。2階の客室が空いていますのでぜひ遠慮なくお泊りください。」
「てことなんで、ねえ、皆さん、恒例のカクテルパーティーに移りましょうか?」と澪が張り切っている。
僕らは2階のリビングダイニングを見下ろせて、窓からは新宿方向の夜景が見えるバーカウンターに移動した。
間接照明で薄暗くなっている空間に長いバーがあり、その向こう側に澪が入っていった。
スーツを着たバーテンダーが向かい側にいて、そして僕の両脇に同じスーツを着た女性が2人座っているのだ。
『いやー これシュールだな〜 感覚がおかしくなりそうだ。』と思った。
すると澪が嬉しそうな表情で「お客様、カクテルは何がお望みですか?」と聞いてきた。
「じゃー僕はダイキュリをお願いします。」
「私はシンガポールスリング!」
「私、ブラディマリー!」と2人が言った。
僕は先ほどのワインの酔いが回ってきたのか?すでに横の2人の区別がつかなくなっていた。
そして、今日の激務での疲労もあり、なんとなく意識が朦朧としてきている自分がいた。
3人ともカクテルと飲みながら新宿の夜景を眺めている。
「みんな、いつもこんな生活をしているの?」
「そうですね。いつもこんな感じで3人で楽しくやってますね。」
「じゃ、全然ボーイフレンドとかいらないんじゃない?」
「まあ、そうとも言えますが、そうとも言えないとも言えます」
「どういうこと?」
「では、そろそろ今日のイベントの最終章に入りますよ、皆さん!」
「今日はバレンタインデーじゃないですか! 私たち男っ気が全くないので、
両親から変なオーダーが出ているのです。」
「それは?」
「この日に3人とも気に入った男性をお招きして一緒に一晩過ごすというミッションなのです」
「それって 僕ってことだよね?」
「もちろんです!でないと私達の行く末を心配する両親が縁談を用意し相手を勝手に決めてしまうとのことなのです。」
「実は今まで何度もお見合いをさせられたのですが、3人の意見が揃う相手がいず・・・」
「でも、僕は今イギリスに彼女がいるんだよ。」
「もちろん、承知しております。」
「ただ、今夜の石塚さんとのこのイベントがなければ私たちは親の許嫁かなんかと結婚させれられてしまったのです。」
「もちろん、私たち3人とも石塚様が大好きですが、彼女様もいらっしゃることも承知しておりますので、その点はご安心ください。」
「じゃ、こうやって、3人とは仲いい女友達ってことでいていいのかな?」
「はい、今のところはよろしいかと。」
バーテンの澪が反対側から、
「でも、私たち、あなたを狙い撃ちにするつもりよ! 覚悟しておいてね。」と役者のように言うと
「そうです、そうです。今日がスタート地点なのです。」ともう1人が言った。
そして、舞らしき子が、真面目な表情で、
「石塚さん、お願いです!私達と一緒に住んでください!でないと私達3人別れ別れになって、親が選んだ男性と結婚することになってしまうんです。 もちろん、私達を好きになってもらうのが一番いいのですが、最初は可愛い女の子達とシェアハウスに住んだと思っていただければ!」
萌らしき子が、
「家事と料理は私が全て引き受けますのでご安心を!私も石塚様のメイドとして誠心誠意尽くさせてもらうます!」と初めてメイド業ができるといった風に恥ずかしそうに言っている。
『えー 一緒に住むわけ??? 』
お読み頂き有り難うございます!!
ここまでがこの短編集1となります。
これ以上の展開をお望みの読者の方は、
是非、コメントや
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ご要望が強ければ長編として小説にしたいと思っています!
この短編集は、幻影 (短編集2)へと繋がりますので見つけて下さいね!!




