表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
公爵令嬢は現実主義  作者: こうじ
8/13

この国の王太子の話

「ん? でも、なんで帝国が出てきたのかしら? 基本的に未介入の筈では?」


「それは、王太子様が絡んでるみたいですよ」


「あぁ~……」


 私は納得した。


 この国の王太子は顔が広い、そして人脈がある、そして自分に厳しく他人にも厳しい。


 特に王族としてのプライドが高く常に周囲の評価を気にしている。


 こういうとじゃあ性格が悪いんじゃないか、と思う方もいるだろうが、そんな事は無く身分関係なく能力が高い者は評価してくれる。


 私は彼とは貴族学院の同級生で首席の座を争ったライバルでもある。


 卒業時に王宮にスカウトされたけど結婚が決まっていたし丁寧に断りを入れた。


 王宮に入ったらゴタゴタに巻き込まれるのが見えて面倒くさかったのが本音だ。


「彼も大変ね、身内に面倒を起こす人がいると」


「身内だから、と甘くする人よりはマシだと思いますが」


 それはそのとおりだ。


 そういえば彼は婚約者がいなかったけどアレから出来たのかしら?


 何故婚約をしないのか、と聞いたら『学業に専念したいから』との事だった。


 勿論、縁談もあったらしいけど断っているらしい、そのおかげで良からぬ噂も聞いた事あるけど本人はどこ吹く風で気にしていない。


(あれぐらいの肝っ玉が無いと王族なんてやってられないわよね)


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ