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この運命を天使《キミ》と共に  作者: 事故物件住まいの伽藍鳥
4章 激動の交武祭典篇
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71話 この中に一人男がいる

そして港に辿り着いたときには、既に一隻の超巨大な潜水艇が浮かんで待っていて。

 この潜水艇には潜るまでの間は天井がオープンになっていてる。


 全員いることを確認するや、潜水艇のドアが開け放たれ―――。


「それでは、乗ろうか」


先生を先頭に次々と乗り込もうとするも、


「皆さん、お荷物をおお預かりいたします」


 長身の男性が、ヒョウガ達のと、リーフ達の荷物を受け取ると、艇の下部分にある空洞に入れて行く。

その後、先生らの荷物も積められてから。

 彼らは船内に本格的に入り込んで、少しして出発する。


動き出したから、一先ず奥へ。


 「ん・・・・・・!? 先に来てるチームがいるぞ!」


 船内を見渡したヒョウガは、ソファーで寛ぐ生徒と、椅子に座り仮眠を取る先生、チームの存在を口にすると。


 「ん? あれか? あれは天空武装都市学園【ウーラノス】の代表チームと、北北東武装守護都市。北北南武装学園【ルクシェル】代表チームだ」


 と先生は凝視したまま教えて。


 聞きおえたヒョウガ達は、先生と分かれて、景色が見える窓際へ行く。


それから直ぐに潜水艇が止まり―――。


 東学園【ハウマーシュ】代表の二チームと、先生、運営委員。それに続いて北東学園【ペペロ】代表の二チームと先生、運営委員。北南東学園【ミスノ】代表の二チームと先生、運営委員が別々に乗り込んで来て。最後に乗り込んできたのは、東北東学園【ロルジェス】代表の二チームと、先生らで。


 物凄く潜内は広いが為、それぞれが好きな所で着くのを待つらしく。


  そして潜水艇は西の港へ向かい。


 少しして到着すると、先ず西学園【メサイル】代表二チームと、先生、運営委員が乗り込み。次に北西学園【プリマス】代表の二チームと、先生、運営委員が乗り。その次に北北西学園【カーディ】代表の二チームと先生、運営委員が乗ると。最後に西北西学園【フェムラ】代表の二チームと、先生、運営委員と、地下都市【スプテラ】代表の二チームが別々に乗り込む。


  そしてそれぞれ別々に分かれて席に座り。


 それから潜水艇が出発し、次の目的地である南の港へと向かう。


 向かっている最中、ヒョウガ達が海の景色を眺めながら話していると。


「人が増えて来たな」


「そ、そうね」


 「あの~ご主人様! それにお嬢様!! 愛情をたっぷりと詰め込ませて頂きました。ホットコーヒーと、カフェラテになります」


 何処からともなく現れた三人のメイドは、コーヒーをお盆から取り出し、彼らの前に差し出す。


 「こんな所にもメイドがいるんだ!」


 「ホ、ホント、そうよね。メイドなんかも付いてるのね」


「皆、メイド服可愛いぞ!」


 ヒョウガ達がメイド三人に注目する中、カナミ、アミリ、ヒョウガがそれぞれ思いを口にすると。


 「そう言われると、とても嬉しい限りです。これをどうぞ! 私の作ったクッキーです」


 嬉しそうな表情を浮かべたメイドの一人は、バケットに入ったクッキーを彼らに渡す。


 「否、アタシらは潜水艇内(ここ)のメイドじゃないですよ。この子も、その子も。アタシらは本当はメイド喫茶のアルバイトですけど」


 「ボクは着たくて着ているんじゃない。だって男だからな~!?」


 「ん・・・・・・!? オトコの娘だったのか!? てっきり可愛らしい中等課の娘かなと思ったぞ!」


 「大事なところ、そこじゃないと思いですの! てことは、何処かのチームですの?」


 三人のメイドの中で一番背の高い少女の発言に、背の低いメイドの一人が痺れを切らし、自分の性別を暴露し、彼は辟易していた。


 それを聞いた彼は、本気で驚き、思うがままに言う。

透かさずアーティナは口をはさむ。


 そして彼女の問いかけに、一番背の高いメイドが、こくんと頷いた。


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