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この運命を天使《キミ》と共に  作者: 事故物件住まいの伽藍鳥
3章 栄冠の行方

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55話 ーー減る相手

そしてトライアングルの外側のカナミ達の戦いは。


「フフフ。私も攻撃しますね」

と言うと。


錬金閃光剣(アルケミライトソード)!!」


 美術の先生が手に持つ銅色の剣を、金色の剣に変性し、閃く光を放たせてミューフィに斬りかかってきて。


グサッ、グサッ。


「ぐはっ…」


「どうですか? 私の攻撃は??」


「凄いです」


 斬られたミューフィは、腹や胸からは血が流れ出し、彼女の問いかけに応じて。


「妖精、行くよー」


 「はい、マスター」


マスターの指示に応えると。



「<アル—ル・ピオラ・ヒールア>!」


 妖精が呪文を唱えると、幾つもの光がミューフィへ降り注がれると。


「アキラ、妖精さん、ありがとうございます」


「全然良いんだよー」


「お気になさらないでください」


 彼女の感謝の言葉を受け、当の本人たちは、当たり前だと言わんばかりに手を横に振ってーー。


 「では、行きますかな。影炎で包み囲むのだ。

    <包囲影炎(クロスキアフラム)>!!」


影をカナミが立つ下に創り出す。


そして彼女の周りを炎の影が包み込む。


 「武装想像<()怪物キュア>!」


 包み込んだ影炎を、カナミが想像した海の怪物は、腹部から生える三列の六つの犬に消し尽されてしまう。


一方内側のトライアングルのヒョウガ達は。


「なあ、アミリ、アーティナ」


「な、何よ?」


「何ですの?」


ヒョウガが二人の耳元で何やら囁く。


 「行くぞ! 


風双刃剣技 <風女神の二刀斬り>!!」


 「ふ~ん。そうか。土は木となり、守りとなりなさい。 

    <物質変換>!」


 彼が数学教師の目の前に風の女神アウラが可憐に姿を現す。


何処からともなく出現した美しい二つの刀剣を持ち、相手を切裂く。


 何を考えているか察しがついたのか、多くの土を木へと変化させることにより、守りを固くする。


「武装魔術<光耀一剣>!」


 木のゼロ距離に移動したアーティナは、そいつの攻撃を掠めつつ技を発動。


 彼女の魔剣が突如輝き始めて、木に向って斬りかかり。


 すると、見る見るうちに土で創り出された木が消えて行く。


「い、今ね」


低い姿勢で魔銃を構えるアミリ。

スコープからターゲットを覗き込んだ。


「武装魔銃術<猛火の弾(アルドゥン ブレッド)>!」


狙いを定め、引き金を引く。


ーーー火薬の弾ける振動と共に、高速で回転する弾丸。


弾丸は次第に形を変え、激しく燃え上がる烈火に。

烈火へ変化した弾が、発射口から発射された。


烈火の弾丸は、瞬く間に数学教師の腹部を貫通していった。


 「ゴあああぁ~。げホげホ。熱い熱い。それに痛い痛い」


腹部を貫通した数学教師は、熱さと痛みが同時に体へ襲い掛かってしまう。


「これで終わりだ!」


 ヒョウガは両手に持つ二つの刀剣で、止めの一撃をぶち込む。


グサツ、グサツ。


 「ぐああああ~。ゔぇ~。げホげホ。まだ終わるわけには行けないのだが・・・・・・」


 バタン、彼はヒョウガに心臓を突き刺されて、大量の血を噴き出してその場に倒れ込んでしまう。


『作戦変更』


 その指示を受けたほかの四人が、アゼンを中心に星を描く作戦のようで。


 「行きますかね! 金刀を食らって貰いますよ!」


「そうですな。影よ、 破壊兵器となるのだ!

     <影破壊器(オンブラ·ジェールマ)>!!」


「フフフ。私も攻撃しますね! 腐敗して下さいね! 

     <黒化(グレド)>!!」


「皆さん聴いて下さい。

    <(チカーラ)の声(ボイス)>」


「凍て付く風よ、吹き荒れなさい」


 グライドが、黄金色の刀で斬りかかってきて。アゼンが大量の影を目前に創り出し、それらを破壊兵器へ 変え。家庭科の先生は、ヒョウガ達に耳鳴りを起こさせる。生物の女先生は、彼らへと凍てつく風を吹かす。


 四つの技がヒョウガ達に向って襲い掛かってこようかとしていた。その時ーーー


「妖精いくよー」


「はい。マスター。

   <ロテーア・アーラ・コアカルセ>!」


「能力<旋風>!」


 妖精が呪文を唱えると、仲間の妖精たちが集まってきて、そいつらが羽を鋭い刃へと変えさせて二つの技を潰し、後の二つは、ヒョウガが渦を巻くように吹き荒れる風を起こすことにより、どこかに吹き飛ばす。


「こ、これでも食らいなさい」


スコープから家庭科の先生を覗き込んだ。


「武装魔銃術<海女神の弾(テティスバレット)


 狙いを定め、引き金を引く。


ーーー火薬の弾ける振動と共に、高速で回転する弾丸。


弾丸は次第に形を変え、海の女神テティスに。


《テティス》へ変化した弾が、発射口から発射された。


海の女神の弾丸は、瞬く間に家庭科の先生の心臓を撃ち抜く。


「くはっ…」


血反吐を吐き捨てた家庭科の先生は、その場にぐったりと倒れ込んだ。



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