表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
この運命を天使《キミ》と共に  作者: 事故物件住まいの伽藍鳥
3章 越えた先の結末
72/152

番外編2 あの時の味

部屋に戻ってからは物凄く付けれていることもあって、何時も以上にのんびりと時間を過ごす。


 ――ひ、陽が沈んできたわね。だからヒョウガ先輩が料理の準備をしているのね! お風呂はサラがスイッチを入れに行ったみたいよ!


 何十分かして、料理が完成したらしく、ヒョウガがカナミとサラ、ミューフィを呼びに行く。

既にアミリとアーティナは、食卓に着いており。


 今日の夕食のメニューは、オムライス、海老ロール、ハムサラダだ。


「んじゃあ、食うぞ!」


「「戴きます」」


「い、戴くわよ!」


「戴くですの!」


「戴くよー」


 四人が席に着くなり、食事の挨拶をして食べ始めて。


「この海老ロール美味しいね!」


 「ホ、本当ね! 凄く美味しいわよ! こっちのハムサラダも美味しいわよ!」


「確かにそうだよー。このサラダ美味し過ぎ—」


 「このオムライス。最初に作ってくれた時のオムライスですの!」


「はい、あの時の味です」


 とそれぞれが、食べた感想を述べ。


「んまあ、そうだな」


そう照れ臭そうに言う。


 それから、次々とおかずを食べて行き、ご飯の方も空になって行ったようで、ご馳走様をする。


 何時もの様に、ヒョウガ洗物をしている内に、一人づつお風呂へと入りに行く。


 そして洗物を終えたヒョウガは、お風呂へ入りに向う。


 何十分かして出てくると、綺麗には磨きをし、嗽をする。それが終わると顔を洗い。タオルで拭いてから寝室に向う。


 寝る準備をしてから少しして横になり。何十分か経ってから眠りに就く。



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



  次の日の午後一時少し過ぎ。 場所、バトル施設四階。


 現在ヒョウガ達は、本番前最後の時間ということで、摸擬戦を始めようとしていた。


「んじゃあ、行くぞ!」


 「ちゃ、ちゃんと守りなさいよ!」


「私のことも宜しくね!」


「ん~ん。勿論だ!」


 と言い終えた次の瞬間。ヒョウガの目と鼻の先に、アーティナが瞬間移動しており。


「行くですの! 

  武装魔術<閃光一剣>!」


 瞬間移動しての彼に向けて、彼女は瞬間的に強く煌めく光の魔斬りを食らわせる筈だったがーーー。


「良い線は行ってるぞ! んでも、相手が悪かったな。

    能力<#旋風__つむじかぜ__#>」


 渦のように巻いて吹き上がった風が、アーティナの攻撃を吹き飛ばす。


「そんな能力も持ってるんですの!?」


 「ん・・・・・・!? ああ、見せて無かったか。これが秘策になるかもな」


 見た事の無い能力を見せつけられて驚くアーティナに、彼は真顔でそう伝えて。


「んじゃあ、俺も行くぞ!

    武装二刀剣奥義<#風神__ゴッドウィンズ__#の#嵐乱舞__テンポラーダンス__#>!!」


 彼の目前に瞬間移動した彼女へ、風神を呼び出す。

 そして、`彼’が踊り狂うように嵐を起こさす。


 ーーービュォォォォ。ビュォォォォと音を立てて。


 とんでもなく凄まじい嵐が刃となり、アーティナを襲う。


 「ビュォォォォ。ビュォォォォ。ザクザク。がああぁ~。痛い痛い痛い痛い。それに目がクルクルと回ってるですの」


 彼女が襲い掛かる嵐に飲み込まれて、体のあちこちを深々と傷付けられてしまい。


「私が行きます。      

    催鳥魔術<鷹の爪>!」



「じゅ、準備が出来たわよ!  

    武装魔銃術<氷雪の弾>!」



 ミューフィが魔笛を吹き大鷹を呼び出すと、アミリへ大爪を剥く。


 それとほぼ同時に、アミリも彼女に銃口を向け、て引き金を引く。

 アミリは氷と雪が一つに合わさった弾を、一ミリたりともズレる事も無く放つと。

 ーーー先ず大鷹を擦り抜けてから。ミューフィの元へと飛んでいくので。


 「冷たい冷たい。凍り付いちゃいます。それに痛い痛い。痛い痛い」


 防ぐことすら出来ぬ彼女は、攻撃を諸に食らう。

 凍り付くほどの寒さと痛みを、彼女は味合されてしまう。


「私も行くね! 

  武装想像<猛獣麒麟>!」


 カナミが準備を完了させると、誰もが知っているであろうう空想上の生き物とされている#麒麟__キリン__#を出現させる。


「行け!」


 彼女の指示の指示を受けて、サラに襲い掛かろうとするが。


「そうはさせないよー。

      エアノーク!」


 ――はい、了解です。マスター。


 そう言うと、サラの目の前に白一色の妖精が現れて。


「何とかしてー」


 「分かりました。

 <クラム・テーイ・バーリア>!」


 襲い掛かって来た麒麟を、呪文を唱えた妖精が、カナミの方へと返す。


 「んじゃあ、カナミ大丈夫そうじゃないけど大丈夫か?」


 「な…何とか頑張れば行けるから大丈夫」


 「じゃあ、三人で攻撃するぞ!」


「い、良いわよ!」


「行くね!」


 カナミの方に目を向けると、体中から先ほど返えって来た麒麟により血が流れ出しており。

それでも少しなら良いと言うので、三人は同時に攻撃の準備をしてから。


「行くぞ! 

  武装二刀剣奥義<疾風迅雷二刀斬り>!!」


「そ、そうね! 

   武装魔銃術<星屑の弾>!!」


 「武装想像<#巨人__ジガンテ__#>!!」


 先ずヒョウガは、疾風と激しい雷で切裂き。アミリが無数の鋭い星の弾をサラに放ち。カナミの方は、大男を出現させて指示を出す。


 「ヤバいよー。妖精何とかしてー」


「はい、マスター。消せるか分かりませんが精一杯頑張ります。

 <ソルーム・ノーユ・エラル>!」


 飛んで来た三つの技へと、謎の鍵を幾つも出現させ、鍵を掛けて封じ込めようとするのだが。

その抵抗は虚しかったらしく。


「マスター。駄目でした」


 その一言の刹那。三つの攻撃がサラを襲い狂う。


 「ぐおおおおぁ~。流石に妖精でもこんな攻撃を耐えれるはずがないよー」


 体を激しい痛みが襲い、もの凄い量の血が噴き出す。


 これ以上やる意味がない。勝負ありだ。


「終わったぞ!」


 そう彼が告げて、他の二人と一緒に外へ出て行く。すると先に出ていた三人と一緒に、部屋へと向かう。


 その後のんびりと時間を過ごしている内に、辺りはすっかり真っ暗になってしまっていて。


 ――わ、私が今日はお風呂のスイッチを入れたのよ! それでそのうちに晩ご飯を食べたんだから。


 その晩ご飯のメニューは、昨日の残り物で。


 皆が食べ終わると、先ずカナミが珍しく一番最初お風呂にに入りに行き。次に、サラ、アミリ、ミューフィ、最後にアーティナの順に入浴したらしい。


 その後、洗物を済ましたヒョウガが、お風呂場へと向かう。


 ――二十、五分位入浴した後のち、お風呂場を出て体を拭いて着替えた。


そして寝る準備を済ませた。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ