46話 カナミと少女のクッキング
それが終わって時計の方に目を向けて見れば、時刻は十六時を過ぎていた。
―――急いで俺はお風呂の準備をする
他の三人はのんびりと寛いでい る。
今日はアーティナがやりたいと言うので、彼女に料理を任せることにした。勿論、今回はカナミが教えている。
ザクザク。ザクザク。
食材を切ると鍋に掛け。
ぐつぐつ。ぐつぐつ。カチャン。
火を止めて完成。アーティナが作ったのはニークジャグラー。
ピッピッ。
「お風呂沸いたぞ!」
「ニークジャグラーも出来たんですの」
「んじゃあ、味見するぞ! どれどれ。パクッ、ん~ん。おお、初めて作ったにしては上手く出来てるぞ!」
「カナミに教えて貰ったからですの」
そうアーティナは言う。
「んじゃあ、大きな皿を用意するぞ!」
「ありがとうですの」
ヒョウガが大きな皿を用意して彼女に差し出す。
その親切な対応に、感謝を伝えた。
それからその大きい更に小分けする。
その間に、カナミがテーブルを綺麗に拭くと、ニークジャグラ-が入った皿や冷蔵庫から出したそのほかのおかずを置く。
「んじゃあ、俺が呼んでくるぞ!」
そう言って寝室に向う。
「おい、晩ご飯の準備が出来たぞ!」
「わ、分かったわよ」
「そうですね」
「お腹空いたよー」
ヒョウガがア呼びに行くと、三人とも話すのを止め、食卓へと向かう。
「んじゃあ、食うぞ!」
「「戴きます」」
「い、戴くわよ!」
「戴くですの」
「戴くよー」
席に着くと、戴きますをして食べ始める。
早速、カナミとアミリが肉じゃがを口に入れる。
パクッ、
「ん~ん。美味しい。私は教えただけだから凄いね」
「ホ、本当ね。美味しいわよ」
二人が素直な感想を述べ。
パクッ、
「ん~ん。美味しいです」
「確かに美味しいよー」
他の二人もアーティナの料理を褒め。
「ありがとうですの」
アーティナはお礼を伝える。
他のおかずも次々と無くなって行く。ニークジャグラーの方はもうない。
ご飯の方ももう空なのでご馳走様をする。
ヒョウガが皿洗いをしている内に、他の子達は順番にお風呂へと入りに向う。
洗物が終わり食卓を綺麗に拭く。それからお風呂に入りに向い、何十分かして出てくる。それから歯磨きをする。
シャカシャカ。シャカシャカ。シャカシャカ。シャカシャカ。
綺麗に磨き終ると嗽をする。それから顔を洗い。口と顔をタオルを拭くそれから寝室へと向かう。
寝る準備を済ませると、全員がベットに横になる。
「んじゃあ、寝るぞ!」
「「おやすみなさい」」
「お、お休みなさいよ」
「お休みですの」
「お休みだよー」
全員がお休みの挨拶をして、眠りに就いた。




