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この運命を天使《キミ》と共に  作者: 事故物件住まいの伽藍鳥
1章 天使との契り
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3話 買い出し

ヒョウガが戻ると、あ直ぐに、HRが始まって…


 先生の自己紹介とか連絡が終わり、HRが終わって、先生の帰りの挨拶をして終わった。


「今年は俺が一対五になるとはな」


「羨ましい限りだよ」


ヒョウガの発言に本心を漏らす。


「じゃあな、エイト」


 「それじゃ、また明日。ヒョウガ」


 そう言って、ヒョウガは学生寮へ向かう。



   学生寮一階入り口


 ―――俺は、部屋の案内掲示板を見ていたら。


ヒョウガの後ろからカナミが姿を現す。


 「あ、ヒョウガだ! 一緒に部屋行こう」


「ああ、えっと、ここが入り口だから」


 ヒョウガとカナミは、エレベーターで四階まで上がり、それから右の一番奥の部屋へと向かった。


 そして部屋番号を確認すると。


「「只今」」


「お帰りなさい」


二人が部屋へ入ると、ミューフィが出迎えてくれ…


 ―――部屋に入り、奥の寝室に荷物を置きに行くと、アミリとアーティナが荷物の整理していた。


「帰って来たですの」


 「か、帰って来ちゃったのね。お帰りなさい」


「ああ、只今」


荷物整理を終えたカナミが、先にリビングへ行く。



それを 追いかける様に、残った二人も急いで済ませて、遅れてリビングへ。


━━━━━━━━━━━━━━



  リビングルーム



 「じゃあ、改めて、俺の名前は、アリマ・ヒョウガです。これから宜しく」


「えっと、私の名前は、フヅキ・カナミ。宜しくね」


「わ、私の名前はシラキ・アミリ。宜しくお願いします」


全員がリビングに集う。

そこで改めて自己紹介を行う。


特に自分を知らない人たちに。



 「―――料理は皆出来るの?」


 「アタシは料理は出来ないんですの」


「りょ、料理をする。私が!? 出来ないわよ」


「お恥ずかしいながらワタシは料理が出来ません」


「ウチも料理作れないですよー」


「私はそれなりには出来るよ」


真面に料理が出来るのは、ヒョウガとカナミだけな様だ。


「これから必要になるかもしれないし、良かったら俺が教えるよ」


「確かに料理できたことに越したことないよね」


ヒョウガとカナミは教える気満々のようだ。


確かに此れから必要な場面は来るだろう。


とは言えど、無理を強いるのは良くない。


「気が向いたら手伝ってくらるだけで助かるからさ」


其ならばと頷く者がいた。



 その後、直ぐに、ヒョウガとカナミとアミリの三人でスーパーへと向かう。


 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


 最寄りのスーパー


 ―――学園から南西武装守護都市メルゲンのある方を通過を払って抜けて、十分の所にある。


 夕飯に悩んだヒョウガは、チラリと卵売り場を見ると。


 「今日は卵が安いからオメイスで良いか?」


オメイスとは、トマトソースで味付けしたご飯に鶏肉や野菜を入れて炒めて、その上に三日月型の卵を乗せた料理。


 とヒョウガが、念の為に可否を問う。


 「オ、オメイス大好きだから良いわよ」


「私も好き」



二人の賛成の声もあり、夕食が決まった。

作ったことのあるカナミは、材料を取りに行く。

アミリは、ヒョウガから必要なものを聞き、材料を取りに向かう。


 先にヒョウガは、クレファドのルウを取りに行く。


クレファドとは、牛肉や馬鈴薯(じゃがいも)、玉葱、人参等を長時間煮込んだ料理だ。


クレファドのルウコーナーで二つ籠に入れていると。


そこへカナミが戻って来た。


「カラボキ持ってきたよ」


カラボとは、円柱状の緑色の茎の中に黄色い粒々が詰まった野菜の事だ。


 カナミは、カラボキを両手に二つ持つ。


二人は別のコンナーへ向かう。


野菜売場に着いた。

ヒョウガに気付いたアミリは、ヒョウガの元へ駆け付け…


 「も、持って来てあげたわよ」


 アミリも、パックに入ったトマト二つを持って来て籠に入れた。


カナミの方は、ミョーと豚肉、卵を手に戻ってきた。


ミョーとは、穀物や豆類を人為的に発芽させた新芽のこと。


 「持ってきたよ」


「ありがとう」


必要なものが揃ってるか確認し、レジへ向かう。


 会計を済ました所、カナミがサッカー台の所まで籠を持って行く。


 「カナミ、ありがと」


 「どう致しまして」


嬉しそうにカナミが言う。


 ―――その後、カナミが買い物袋に商品を順番に詰めてくれ、自分でやる手間が省けて助かる。


 「なあ、カナミ。アミリ知らないか?」


ふと途中まで一緒だったはずの少女の事を聞く。


 「う~んとね。確か、奥の方に行ったよ」



 カナミが指した方は飲食店が多くあるだけで他には特にはない。


 「俺見てくるわ」


「私も行こうか?」


「良いよ。先に帰ってて! 俺らも後で行くから」


探しに行こうとしたヒョウガに付いていこうとするも、必要ないと分かると。

 

「分かった。じゃあ私は先に戻ってるね」


そう言うとカナミは、スーパーを出て先に部屋へ戻って行く。


 ただ一人残ったヒョウガは、飲食店がある奥の方へ向かう。


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― 新着の感想 ―
[良い点] まだ3部までですが、 会話のやり取りや場所をしっかり表記してること 参考になります! これからも応援してます!
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