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この運命を天使《キミ》と共に  作者: 事故物件住まいの伽藍鳥
4章 激動の交武祭典篇
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116話 事後報告

「トラニア様!! こんなところに居られたのですか。それで結果は?」


 「言いたくない。それよりも心配掛けて済まない」


「気にしない気にしない」


 「何ともなくて良かったですね」


 「時にはこういうこともあるね」


「心配して損した」


 遺跡から出てきたトラニアを迎えたのは、彼女の仲間だった。

そして声を掛け合う。


 遅れて二人が言葉を交わしながら出てきた。


 「どうやら上手くいったようだね」


「その事なんだけどナ」


 第一声を発したクラリーへそう切り出す。


 他の仲間もまた聞き耳を立てた。


―――ゴニョゴニョ


 「そう言うことなら分かったよ。後は任せといて」


「ま、頑張ってきて」


「蟻地獄の底力を見せな」


「ミラミラ、頑張ってね」


 「皆、ありがとうナ。頑張ってくるからナ」


 仲間の呼び掛けに答え、ヒョウガの元へ。


 「何か可笑しいと思ったんだよね。同じ箇所に二チームが揃うとか」


 「そ、そうだったのね。別に心配なんてこれっぽっちもしてないんだからね」


 「ーーー何と言うか、凄く大変だったんですのね」


 「そうですね。何事もなくて良かったです」


「ホント、その通りだよー」


 一通りの説明を受け、多様な反応をカナミ達は見せ…


 「改めて宜しく頼むんだナ。クロス・ルーミラン。呼び易いように呼んでもらって構わないんナ」


 カナミ達に向けて挨拶をすると。


 「うん、宜しくね! ルーミラン」


 「よ、宜しくしてやっても良いわよ」


「此方こそ宜しくですの」


 「ルーミランさん、宜しくお願いいたします」


「宜しく頼むよー」


 カナミ達は親し気に反応を返す。


 すると、ぐぎゅううーーと誰かのお腹の音が鳴る。


 一人なのか、或いは複数なのかの判断がつけにくい。

 それ程に空腹だったのだから。


 「んじゃあ、そろそろ戻るぞ」


 そう言って選手ホテルの方へと戻っていく。


 ホテルに着くと、遅めの夕食を済ませて、入浴も済ます。


 共闘同盟の本契約を明日に遅らせ、そのまま眠った。

 その為、部屋移動に関しても明日にすることに。


一回戦最終日の午前の結果。

 Aブロックのチーム〈ハミリオレン〉VSチーム〈カフェテリア〉はカフェテリアが五対零で勝利。


Bブロックの方は、チーム〈#占星術__アストロロギア__#〉VSチーム〈ベスティヨル〉で、ベスティヨルが四対零で勝利した。


 午後の試合は、Aブロックのアイドル系チーム〈ユニコーン〉VSチーム〈スワン〉の方は、五対零で勝利。


 Bブロックのチーム〈アルカディア〉VSチーム〈トワイライト〉は、アルカディアが二対零で勝利した。


 初戦の全試合が終わりった。残った二十チームは、翌朝にホテル一階ある掲示板で二回戦の組み合わせが貼り出される。


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