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王の資質  作者: type;mild
1/3

ユリウス

魔術のある異世界に生まれ落ちた彼はこの世界で何をなすのか。かつて隆盛を極めた国で生まれた彼は世界に尋ねる。彼がこの世界きた意義を

赤くて温いここはどこだろうか…いい気持ちだ。

急速に外に押し出されそうになり。

「――――」「――――ny」

何の言語かはわからないがどうやら一方はとても苦しんでいるようだ。

「―――」

つぎの瞬間頭を引っ張られる。うっ眩しい 

おぎゃあ、おぎゃあ おぎゃあああ

「―――ユリウス」


**************

こうしてユリウス・フォン・フローラインは生まれ落ちとさ。

「全く楽しい物語だった」

急な独り言に水を運んできたメイドが奇妙な目でこちらを見る

ただいまユリウス6歳、前の年齢を合わせると38になる。

まず前の人生の話をすると証券マンをしていた。二流の大学で学閥の支援がないにしてはいい営業成績だったと思う。そして突然の死、横断歩道を渡ると止まるはずの車が止まらなかった信号無視か居眠り運転かはわからないが仕方ない。即死であったのだろうぶつかった瞬間で記憶が途切れている。

次にユリウスとして6歳までの人生を振り返るとしよう。

まず1歳まで乳母のおっぱいを楽しんだ。6か月かそこらで離乳食が出されたが頑なに断り乳母のおっぱいを楽しんだ。離乳食は死ぬほどまずかったから食べ始めて消化機能に問題ないと思ったらすぐに変えてもらった。幼児教育はすぐに終わりを迎えた。


。言語の習得も驚いたことに2歳でしゃべっている内容を理解できある程度話せるようになった。

幼児すげー


1歳半で歩けるようになってからは屋敷中を徘徊した。すぐいなくなるから困った手のかかる子である。

字も早く読めるようになりたかったから読み聞かせを周りのメイドたちにしきりに要求した。


そのかいあって3歳には自分で絵本程度なら読むことが可能になったのである。

他に話しておくことといえば4歳の時に母が死んでしまった。もともと体の弱かった母は出産以来病気にかかりさらに悪化した。そして最後に自分の成長が見れないのが本当につらいと言い残していってしまった。

初めてお腹がすいたときの合図以外で泣くことになった。


そしてその時自分が妾の子であると知った。母は平民で父が貴族らしい。でもこの家ちゃんとメイドいるし屋敷もそれなりに大きいから本邸だと思ったら別邸だったらしい。貴族様様である。


自分がフローレンスの名を名乗れるのも、母の死後引き取りてがいなかったため父が引き取ってくれたおかげらしい。


本来この国では妾の子がその家の名を名乗れるようになるには16歳で成人したときにその家の家長がその家にふさわしいかどうかを決め、ふさわしいと判断されなければ名乗ることができない。だから自分がフローレンスの姓を名乗っていれるのもとても幸運なことらしい。


本を持って廊下を歩いていると、


「兄上様、剣のお稽古ですか」


「ああ、ユリウス今日も勉強かい?がんばって」

この人の名前はランド・フォン・フローレンス最高にできた兄である。

この屋敷に来たばかりでよそ者だった僕に本当によくしてくれたし、いつも会うと頭をなでなでしてくれ、遊んでくれる。

「はい‼頑張ります!」

精神年齢と肉体の年齢に乖離があるため必然的に猫をかぶっているが

この人の前では余計にかぶってしまう。


ちなみにこの家に住んでいるのは基本兄、姉、僕、今の母、叔父夫妻、その子である従姉妹姉妹、家庭教師あとは住み込みのメイドたちである。父は年の半分は王都の別邸にいる。父は王立魔導騎士団の団長であり本来、領主である父は領内にいるべきだが団長としての仕事をしなければならないのである、父がいないときは、叔父が領主の仕事を代行している。先の戦争でもともと領主であった祖父は英霊となった。

戦時中だったため父も王立騎士団を退団できず、このような中途半端な状態になっている。


個室の前で止まると扉をノックする

「入ってー」


「ヴィネ先生、こんにちは」


「来ましたね、ユリウス君」

この眼鏡をかけた赤髪でスレンダー美人の女性は家庭教師のヴィネ


「それでは始めましょう」

 

今日も一日が始まった。










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