温泉大パニック 温泉悪女マルマンの拘束風呂
闇姫のすすめで温泉に来たれなたち。だがこの温泉、闇姫が紹介したのだ。安全なわけがない…
「…ここか」
闇姫に言われた温泉へやって来た一同。そこはいつも通る森の奥底にあった地下温泉だった。既に温かい熱気が一同の身につく。
暗い並木道を進んでいくと、石造りの施設が見えてきた。それが温泉だ。
「こんなところに温泉があったなんて」
よく知ってる場所でも知らないところがあった事に驚く一同。
しかしかなり古いのか、石造りの外壁は苔が生え、壁にかけられた「地下温泉」と書かれた看板も今にも崩れ落ちそうだ。
だが、温かければそれで良い。3人は同じ事を考えていた。
「いらっしゃい」
店に入ると一人の蛙の生き物…ガマが受け付けに立っていた。一同は胸を高鳴らせながら事を進めていく。特に温泉が初めてのれみはソワソワして落ち着かなかった。
そして、ついに奥から沸き出る湯煙のなかを進み、温泉へと向かっていく。煙で白くなっている引き戸を開くと雪のような煙で視界がおおわれる。そして視界が晴れると、目の前には緑色の天然温泉があった。
「おお、素晴らしい…」
口調が完全に変わるれな。足先から湯に使っていく三人。足からどんどん心地よい温度が伝わってくるのを感じる。頭がうっとりしてくる。
そう、うっとりと…。
「…あ、ちょっと一回でてジュース買ってくる!喉乾いた!」
頭がぼんやりしてきたのを感じたドクロが声をあげた。バシャバシャと湯からあがり、手を振るれなたちを背に一度着替えた。
ドクロは全身に寒気を感じた。お湯からあがった寒気ではなく、何か怪しいものを感じたのだ。鳥肌が立ち、頭もクラクラしたが幸い歩く事はできた。そして、何となく嫌な予感がした。
「…まさか他の湯も。見に行くか…いや!それでは覗きになってしまう!」
しかし嫌な予感はまとわりつく。ドクロは深呼吸した。
「…そうだ。別にこれは悪いことじゃないんだ…」
目の前には他の湯の扉。ドクロはドアノブを掴む…。
「…えい!」
開けた先には衝撃の光景が広がっていた。
なんと湯に浸かっている住人たちは白目を向き、口を開けて上をぼんやり見上げていたのだ。そのかおにはまるで生気はなく、かといって死んでいるわけでもない。まるで仮死状態のようだった。予想はしていたが、困惑するドクロに後ろから何者かが話しかけた。
「ふふふ、驚いたかしら?」
振り替えるとそこには謎のオレンジの球体の生物…色気のある声で話しかけてきた。
「私は『温泉悪女マルマン』。闇姫様の手下。私の温泉に来たからには容赦はしないわよ?」
「そんな!普通の温泉じゃなかったの?」
高笑いをする温泉悪女。
「ほほほほ、闇姫様のような屑を信じるなんて!さ、早く温泉に戻りなさい。さもないと死んでもらうわよ!」
温泉悪女は腰に隠していたナイフを取り出す。ただのナイフではない。刃に炎を纏っているのだ。火花を散らしながら温泉悪女はナイフを振りながら接近してくる。ドクロはまずは撤退、さっきまで入っていた温泉のある部屋へ戻ったのだ。もちろん怪しい温泉にはいるのではなく、対抗のためだ。浸かりっぱなしのれなたちを見て、引き上げようとしようとした瞬間に温泉悪女がナイフを振るってくる。間一髪跳ねてかわし、天井を蹴って頭突きを仕掛けるドクロ。
「ぐっ!やったわね…ならばこの温泉に突き落としてやる!!」
温泉悪女はナイフを投げ飛ばす。それをかわしたドクロだがそれでバランスを崩し、背後の温泉には浸かってしまう。出ようとするが温泉悪女がナイフを構えて近づいてきた。
「さあ、貴女もここで一生飾ってあげる…」
このままでは殺される。そう思い、冷や汗を流したその時!
「おりゃー!!」
力強い声と共に水しぶきが上がる。見ると温泉悪女を殴り付けるれなとれみがいた。
「私たちはロボットだからこの温泉の特殊な魔力も通用しないんだよ!!」
れなはすかさず蹴りを決め、温泉悪女を吹き飛ばす!吹き飛ばされた悪女は壁に衝突、壁には凄い音をたててヒビが入る。
温泉悪女は起き上がろうとするが…
「オメガキャノン」
れなの手から放たれた青い光線が直撃、施設は崩壊し、温泉悪女は敗北した。
「…」
気絶した温泉悪女を引きずり、湯にまだ浸かってる人たちをすくいだすれなたち。
「何てやつ。私たちの温泉欲を利用するなんて!」
崩壊した施設をあとにする。だがぼんやりした時は確かに気持ちが良かった。
あのまま浸かってれば良かったかなと考えるドクロであった
3話目で温泉回をやるとは…な