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ワンダーワールド   作者: はくりゅー
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闇姫現る!

1話完結ですが…このシリーズ非常に長いです(^-^;

今回は物語のトリックスター、闇姫が登場。

黒いツインテールに尻尾、レッドアイに右目には眼帯をつけた悪魔です

森の主を倒し、ジャークと名乗る男に出会ったれなたち。モヤモヤしたものが機械の心にも残り、研究所へ帰って味方を集めることに。


彼女達には不思議な仲間がいる。彼らもまた人間ではなく、れなたちと同じ機械から人外生物まで幅広い。


例えば今回研究所に呼ばれてやって来た白い二つ編みにそれを留めるドクロ型の髪留め、赤い瞳、紫の服を着た怪しげな少女


「ドクロ」は死神と魔族のあいだに生まれたハーフと言う特殊な存在である。






「呼んだー?」


ドクロはなにやら呑気な声で研究所にお邪魔した。いや、これから何か危険な存在と戦うことになると考えていたれなたちの耳には普通の声も呑気に聞こえるのかもしれない。れなたちはドクロを茶色のテーブルに呼び、お互いにジュースを飲み始めた。そしてあの男の説明をする。説明の間、部屋はいつも通りの雰囲気だったが、不穏な空気はまだ流れていた。


一連の説明をしたあとも、雰囲気は変わらない。


「…なるほどね。その男、何か企んでるのかもしれないね」


髪を指で撫でながら聞くドクロ。れなは10秒でジュースを飲み干していた。


「ドクロちゃん、どうすればいい?私たちは本当にこのままで良いのかな?」


少しの沈黙のあと、ドクロは言いにくそうに答えた。


「…うーん私達にはもう一人、嫌な敵がいる事を覚えてる?」


「…あ」


れなたちは困り顔になり、顔を手で抑えた。そう。彼女らにはまだ困った敵がいたのだ。


その瞬間、一同の耳に、その敵の声が飛び込む。


「ふふ、久しぶりだな」


窓の外から聞こえた声の主は、黒いツインテール髪に赤い瞳、眼帯をつけた怪しげな少女。


見た目はれなたちと同じくらいの年のようだった。よく見ると黒いスカートからは尻尾が飛び出している。人間ではない。










一同は同時に叫ぶ。


「闇姫!!」


闇姫と呼ばれた少女は鼻で笑ったあと、窓を指で突く。




パリンッと小さな音をたてて豪快に割れ崩れる窓。闇姫は黒いハイヒールを履いたまま研究所へ上がり込む。姫、と呼ばれる割には中々品のないやつである。


「…お前ら、ついにあの男に狙われたか」


ニヤリと微笑む闇姫にれみがゆっくり歩みより、小さな声で聞いた。


「あの男を、知っているの…?」


だが闇姫は一切答えずに後ろにさがる。ニヤリとした笑みを崩さず、三人を見下すように見つめている。闇姫の異様な言動に三人は慣れた態度で接する。れなが最前列に立ち、怒鳴る。


「お前!言いたいことがあるならはっきり言え!!」


闇姫は両手を振って呆れたような目付きになる。この雰囲気は他人からしてみれば異様でしかないが、れなたちは闇姫の厄介さを知っている。闇姫は拳を握って言った。


「…久々に手合わせがしたいんだよ。あんたらと。あの男に会ったんだろ?お前たちがあの男に対抗できるかどうか、試してみたいんでな」


闇姫はそれだけ言い残すと、背中から灰色の翼を放ち、空を飛ぶ。


「ついてこい!」


れなたちも宙に浮き、闇姫を追いかける。




闇姫は町の上空で静止した。向かい合う形でれなたちもその場にとどまる。


一同の長い髪を揺らす静かな風がふく。


「…闇姫、最初はこのれなが相手する!」


久々の手合わせ、という事はかつても手をあわせた事があるという事だ。れなはその時にこの闇姫の力を知った。


再び風が吹く。




「いくぞ!」


先に仕掛けたのはれなだ。空気を切り裂きながら飛行し、拳を突きだし、闇姫にぶつけるが、闇姫は無表情のままだ。目だけは睨み付けていたが、余裕の態度を崩さない。


「…今度はこっちかな?」


闇姫はれなの腕をつかみ、そのままれなを振り回し、投げ飛ばす。飛ばされたれなは地上めがけて飛んでいき、家に衝突、家は粉々に砕けちり、中からはポカンとたたずむ住民、無造作に転がった家具が…。








闇姫は見下しながら笑った。れなの怒りはヒートアップし、闇姫めがけて突進する。しかしそれも避けられてしまう。


「どうした?お前の力はその程度か」


闇姫は片手からは黒い光弾を放つ。すかさずれなもオメガキャノンで対抗し、町の上空は沢山の色でフラッシュされる。通行人たちが驚いたのは言うまでもない。走行中の車も止まり、上空で繰り広げられる激闘を見つめる。




「くっ!」


れなが声をあげる。闇姫の正確な突きに翻弄されているのだ。そんなれなを見て闇姫は深いため息をつき、拳を止める。


「全然だめだな…。やはりお前たちには修行が必要だ」


闇姫はポケットに手を突っ込む。戦いを中断し、何かを探っているようだ。構えを解き、闇姫を睨むれな。


「…これだ。これに行ってこい」


闇姫がポケットから投げ出したのは、温泉のチケットだった。突然のプレゼントに困惑するれな。温泉チケットはクシャクシャになっており、異様な汚れようだが使えそうだ。


「それに行って疲れを癒しつつもっと強くなるにはどうすればいいか考えてこい」

闇姫は強力なキャラです!

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