5日目
先輩「おっはよー!後輩くん!」
後輩「おはようございます、先輩。背中を叩くのをやめて下さい。」
先輩「なになにー?後輩くんはボディタッチで意識しちゃう系?」
後輩「そうですね。」
先輩「おっと、予想外の反応だ!」
後輩「こんな暴力的な先輩の将来が不安で、そのことに意識を奪われてしまってます。」
先輩「まさかの保護者目線!?ま、まあ?相手が居なかったら、貰ってくれても良いんだよ?」
後輩「毎日の家庭内暴力が不安なので保留とさせて頂きますね。」
先輩「そんな酷くないよ!ていうか私の評価が酷くない!?」
後輩「そんなことより、暴力もそうですが不用意に人の体に触れることはお勧めしませんよ。」
先輩「おやおや、やっぱり美少女に触られるのは照れるのか!」
後輩「セクハラになるからですよ。最近では女性が男性に対して、加えて同性同士のセクハラが問題になってるんです。あと腕を触らないでください。」
先輩「なんでー軽いスキンシップだよー。」
後輩「…では、手を出して下さい。」
先輩「?はい、っピャ!ててて、手!」
後輩「こうやっていきなり手を繋がれたとします。どうですか?」
先輩「たまりません。」
後輩「…知り合いの場合は特に何も感じないと思います。しかしこの手が校長のだとして下さい。」
先輩「たえられません。」
後輩「それです。人が変わっただけで気にならなかった事にストレスを感じてしまう、それがセクハラになるんです。あと手を離して下さい。」
先輩「あ…なるほどねー。つまり私は校長先生が生理的に無理ってことね!」
後輩「…そうだとしても学校を目の前にして大声で言うことではないですね。」
先輩「というかー?知り合いなら気にならないなら私が後輩くんを触っても問題ないよね!」
後輩「触られたくないと言っているんですが。」
先輩「なら後輩くんが私を触ればよくない!?私天才!ほら触って!むしろ触りなさい!」
後輩「先輩はパワハラも知らないようですね。」
先輩「んーなんのことかなー?これは君が自主的に触るんだよ?」
後輩「…あ、校長先生。」
先輩「おっとこんな時間、じゃあね後輩くん!」
後輩「…。」