2日目
先輩「おはよう、後輩くん!可愛い先輩だぞー!」
後輩「おはようございます、先輩。」
先輩「はい今日も冷たいー、後輩なのに先輩に冷たいー!」
後輩「いつも通りですよ。」
先輩「そうですかそうですか、別にいいんですけどね?冷たい後輩はそれはそれで良いんですけどね!」
後輩「気味が悪いですよ、先輩。」
先輩「良いんですけどね!!」
後輩「…そうですか。」
先輩「しかーし!そんな後輩も元気が出てくる物を持ってきました!」
後輩「…学校に行くのに必要ないものを持ってきてはいけませんよ。」
先輩「大丈夫だから!合法だから!」
後輩「何が大丈夫なんですか、まったく。」
先輩「さてさてお待ちかね!今日持ってきたのはこちら!エナジードリンクです!」
後輩「…。」
先輩「これ1本飲めば朝でも目が醒めるほど!ささ、ぐいっとのみませう!」
後輩「…先輩。」
先輩「ん?どうしたの後輩?」
後輩「そんなもの飲ませようとしてたんですか?」
先輩「そうだよ!元気になるって書いてあー」
後輩「そんなものは元気の前借りに過ぎません。それを飲んで元気になったところで、後から無茶をした分の負担を体が受けることになるんですよ?分かってるんですか?」
先輩「え、あ、はい。」
後輩「もしかして、いつもこんなのを飲んで生活してるわけでは無いですよね?」
先輩「わ、私は飲んでなー」
後輩「こんなのを飲むくらいなら適度に休みを取ってください。僕たちは学生なんですから、休みが取れない、なんて言うのはいいわけですからね。」
先輩「は、はい。」
後輩「ちなみに僕が朝静かなのは、1日のペース配分を考えて無意味に疲れないようにするためなんです。」
先輩「ご、ごめんなさい。」
後輩「大体先輩は無駄にはしゃぎすぎなんです。少しは計画を立てて考えて生活をー」
先輩「が、学校ついたから、い、行くね。」
後輩「あ、先輩、まだ話は終わってませんよ。先ぱー」