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文明差

 早々と撤退を決めた英米仏であったが日本軍は撤退を選ばず増員を行った。

 2個旅団は1個師団に、1個師団は2個師団に、そして本土からも2個師団を増援し、満州軍を編成し事に当たったが80万人の獣人に対しては無力であった。

 そしてエルフ連邦民兵に10万人の、日本軍に2万人の損害を出し戦いは終結した。


「よく師団長は乗り気になったな」

波田中将は出兵に参加していた筈だが。


「ソ連が南下して来る雰囲気が有るからだろう」

「そりゃぁ何時もの風物詩だろう」

 確かに日本はエルフ連邦との国交正常化後に急激に関係を回復させ、駐留軍や顧問団を派遣し政府は軍部から強い突き上げを食らっていた。


「理解できなくも無いが、それだけか?」

「あぁ、後噂によると、そろそろ向こうと繋がるらしいしな」


「まさか!遠征軍でもするつもりか!」

「そのまさかだ」

「文明は追い付いてないだろう」

 文明の差な最低でも一世紀になるという。学生時代に教官からは戦争となったら防衛すらままならないとも聞いたが。


「お上は戦争は出来る程度に文明差が縮まったと考えているらしい」

「いやぁ無理だろう。勘弁してくれよ」

しかし作戦は始まりを迎えようとしているのだった。

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