細い毛糸でセーター編んだ12月
しもやけと あかぎれの手袋をして
木枯らしには冷たくあたる垣根たちを
諫めてまわりゃ夕暮れもすぐに迫った
春を待つだけの君は冬をまだ知らないね
北風は奪い去るだけじゃなく連れてくるものだって
そこからまずはじめよう
白い吐息で汽笛を鳴らす12月
ネクタイに 絡みつくマフラーだけど
粉雪なら積もらせて なお薄化粧で
吹雪いてくれば しかめつらまでも埋める
春に恋焦がれて越す冬じゃ うかばれぬまま
キタキツネ 化けて出るだけでなく嫁入りに押しかけた
ここからさてどうしよう?