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馬鹿父と愚弟


王族への挨拶が始まり、現在俺は順番待ちをしている。基本的に貴族位の高いものかららしいからしょうがないけど遅いなー早くおわんねーかなーと思っていると順番が来た。

まずは父が


「アーロン男爵家当主ロイ・アーロンでございます。こちらは息子のレグルスとシリウスでございます。」


おいおい父よ何故レグルスからなんだよと思いながらも挨拶をした。


「お初にお目にかかります。アーロン男爵家長男シリウス・アーロンでございます。」


今度は弟が


「お・お初にお目にかかります。お俺いや私はレグルス・アーロンと申します。」


あちゃー噛んじゃったよコイツてか、父めっちゃ青ざめてるよどうすんのこれ。


「それでは、失礼いたします。」 


(マジかー父無理矢理終わらせたよ。めっちゃ笑いそうまぁいいか、いいもの見れたし)


挨拶も終わり同じように隅にいるとしばらくしてクロードがこっちへ来た何故か女の子を2人連れて。


(やめてくれー前世で陰キャの俺にはきついって、こっち来ないでー)


そんな悲痛な心の叫びも虚しくクロード達はこっちに来た。


「やぁシリウス知り合いを紹介するよ。

こっちの青髪の方はロイド伯爵家次女のメアリー・ロイドで金髪の方はコーナー辺境伯家長女のサラ・コーナーだよ」


「初めましてメアリー様 サラ様 

私はアーロン男爵家長男シリウスアーロンと申します。」


「あら、そんなかしこまらなくても宜んですよ、どうぞ私のことはサラとお呼びください。」


「私のこともメアリーとお呼びくださいシリウス様」


「ありがとうございます。ではメアリーにサラと呼ぶね。でクロードはなんのようできたのかな?」


「やだなーそんな目で見ないでくれよシリウス、知り合いを紹介しにきただけだろ。

それにシリウスも人脈を広げられてよかったろう」


「俺そうゆうの全然興味無いからどうせなら弟の方に行ってくれるとありがたいんだけどクロードよ」


「やだよーあんなバカそうな身の程知らずに話しかけるだけでも気が引けるねアレは。」


「よくわかってらっしゃるようで、まぁアレはそうゆうの奴だからしょうがないよね」


そんな話をしているとメアリーが


「あのーシリウス君は他の貴族の方への挨拶はいいの?」


「大丈夫ですよ弟がいますから」


するとサラが


「シリウス君は長男なのになんで家を継がないの?」


「家は武闘派でね、俺のスキルに武闘系がなく、弟には剣術スキルがあってね俺はお役御免ってことさ。だから12歳で貴族席も多分抜かれて平民に落とされるだろうね。」


すると3人は驚いた顔をしていたがクロードが


「もしそうなったら家に来ないか?シリウス君ならそれなりの地位を与えるよ。」


「それは嬉しいけどあいにく俺は、冒険者になる予定だからお断りするよ。」


「そうか!それなら仕方ないな。気が変わったらいつでも言ってくれて構わないからな。ところでシリウスは学園にくるのか?。」


「ああ一応試験には受けるつもりだが正直通いたくは無いかなと思うけどしょうがないよな〜」


「その時を楽しみしてるよ」


こうして俺は公爵家の次男と知り合いになった。



パーティーも終わり、次の日には領に帰るために馬車に乗る。

また2日も退屈な時間を過ごさないのかと思ったら弟は父とそのまま残り5歳から6歳までが通う学園に入る手続きをするそうだ。

つまりしばらく弟と会わなくてもいいという事だ俺は心の中で


(やったーこれであいつともしばらく会わなくて済むのはマジでありがたい)と思った。


学園に入学まであと2年で上げられるだけレベルを上げるぞと誓ったのであった。


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