表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
黒髪だからと罪を着せられ奴隷にされた『元ギルドの受付嬢』黒髪青年に助けられチート魔法で『冒険者』生活満喫中! その頃、元いたギルドは大混乱!  作者: なつきコイン


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

48/55

第41話 護衛依頼

 予想外に三ランク特進して、Cランクになった私たちは、手続きを済ませて二階から一階に降りて行きます。


「いやー。いきなりCランクとは、びっくりだな!」

「本当にね。流石、王都本部はやることが大胆だわ。ミマスでは、こうはいかないもの」


 私は一階の掲示板の前で足を止めます。


「何か気になることでもあった?」

「ミマスへの護衛依頼が多いなと思って___」


 多分、噂になっている、ミマスの冒険者ギルドのトラブルの影響でしょう。

 冒険者ギルドが機能していないと、肉類や薬草は不足することになります。

 王都から持って行っても儲かると考える商人は多いはずです。


「折角Cランクになったんだから、護衛依頼を受けてみるかい?」

「今なったばかりよ」

「ミマスのギルドのことが気になるんだろう。ついでに行ってみればいいじゃないか?」

「でも、今更、関係ないわ___」

「白金貨十枚用意できたんだし、この際、借金を返してしまったらどうだい?」

「でも、あのお金はマーサルの分でもあるのよ」

「それは気にしなくてもいいよ。どうせすぐ入ってくるし、とても使い切れそうにないからね」


 マーサルの言う通り、クーラーとかの多額な利益が、これからも入ってくることでしょう。


「本当にいいの?なら、甘えさせてもらおうかしら___」

「それじゃあ、護衛依頼をどれにしようか決めようか」


 私たちは、Cランク二人でも受けられるミマスへの護衛依頼を見繕って、依頼受付へ持って行きます。


「この依頼を受けたいのですが」

 私は、依頼票とギルドカードを受付に渡します。

「クゼン・ファミリアさんは、こちらでは初めてですよね?」

「はい」

「Cランクになったばかりなのね。上で渡された冊子は読みましたか?」

「はい、大丈夫です」

 パラパラとめくってみましたが、ミマスの物と然程変わらない物でした。


「それならいいわ。ミマスへの護衛依頼ですね。この依頼は至急案件ですが大丈夫ですか?」

「はい、大丈夫です」

「でしたら、この書類を持って依頼先のエドワード商店にいって、詳細の打ち合わせをしてきてください。エドワード商店の場所はわかりますか?」

「いえ、わかりません」

「でしたら、これが地図です。終わったら報告に戻ってきてくださいね」

「わかりました。行ってきます」


 私は書類と地図を受け取ると、マーサルと一緒にエドワード商店に向かいました。


 エドワード商店は、ギルドから歩いて十分のところにありました。


 店に入って依頼を受けたと話をすると、店の奥に通されました。


「Cランクパーティのグゼン・ファミリアです。護衛依頼を受けることになりました」

「エドワード商店のエドワードだ。随分と若いようだが、本当にCランクなのか?」

「こう見えても、十六歳です。Cランクにはなったばかりですが___」

「Cランクになったばかりなのか。大丈夫なのかい?」

「シルバーウルフも、ワイバーンも狩ったことがあります」


「ワイバーンを二人で狩ったのか?」

 エドワードさんは疑わし気に尋ねてきます。

「はい。まあ、今日のことですが」


「ワイバーンの討伐依頼が出てるなんて聞いてないぞ」

「討伐依頼でなく、薬草を採取していたら襲われたので倒しました」


「事前準備もなしに二人で倒したのか。それが本当なら大した実力だ」

「お褒めにいただき、ありがとうございます」


 エドワードさんは、暫く黙ってこちらの様子を観察しています。

「お疑いでしたら、ギルドで確認していただいて構いませんよ」

 信じてもらえないと話にならないので、マーサルがギルドに確認してみてはどうかとすすめます。その言葉で決心がついたようです。


「わかった。二人に任せるよ。護衛の内容は書類にある通り、ミマス行きの荷馬車の護衛だ。

 急で悪いが、明日の朝ここを出発したい。大丈夫か?」

「大丈夫ですが、随分と急ぎですね?」

「ミマスの冒険者ギルドの混乱がいつまで続くかわからないからな。終息する前に、稼げる時に稼がないと」

「そういうことですか___」


「それと、荷馬車いっぱいに荷物を積んで行くから、自分たちで馬を用意するか、こちらの馬車に乗るなら、乗るスペースを自分たちのストレージに荷物を入れて確保してもらいたい。それも大丈夫か?」

「ストレージには余裕がありますから、馬車に同乗させてください」

「わかった。ちなみに、どのくらい余裕がある?」


 さて、困りました。マーサルのアイテムボックスならいくらでも入ります。ですが、それを正直に話す訳にはいかないでしょう。どれくらいと言うのが適正でしょうか。


「荷馬車の半分くらいなら余裕で入ります」

「半分か・・・。料金を払うから、こちらの荷物をストレージに入るだけ入れてもらえないか」

「料金次第でしょうか___」

「わかった。では交渉しよう」


 その後、エドワードさんと詳細を詰めて、書類にサインをもらい、ギルドに戻りました。

 ギルドに戻ると、こちらでも書類を確認して、手続きが完了しました。

 明日から、初めての護衛依頼です。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ