表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
黒髪だからと罪を着せられ奴隷にされた『元ギルドの受付嬢』黒髪青年に助けられチート魔法で『冒険者』生活満喫中! その頃、元いたギルドは大混乱!  作者: なつきコイン


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

44/55

第37話 充電

 今日は一日、狩や採取をお休みとし、工房で用事を済ませたり、街で買い物をして、白銀亭に帰ってきました。

 特に、街の古道具屋では、変わった物を手に入れることができました。


「ただいま。ミーヤさん、お土産にいい物を手に入れて来ましたよ!」

「お帰りなさい。ミハルさん。それは何ですか?」

「ジャーン。ロボット掃除機です!!」

「ロボット?」

「自動的に床を掃除してくれる道具よ」

「へー。そんな道具があったのですか。それは助かります。おいくらですか?」

「あ、いいの、いいの。おまけにもらった物だから」

「これがおまけですか?」

「実は、まだちゃんと動くかわからないの___」

「箱に入ってますが、試作品ですか?」

「ちゃんとした製品なんだけど、動くかどうかがわからないの。動けば問題ないわ」

「それは、動けば問題ないでしょうけど?」

 ミーヤさんは首を傾げています。


「試作品じゃないから、暴走の心配はないってことさ」

 マーサルが補足して説明します。


「そういうことですか。なら、なぜ、動くかわからないのですか?」

「動力が特殊でね。魔力では動かないんだ」

「魔力ではないなら、何で動かすのですか?」

「電力なんだけど___。ミハルならなんとかできるかもしれないんだ」

「そうですか。ミハルさん。私の労働軽減のため頑張ってくださいね!」


「任せて。頑張ってみるわ」


 ということで、充電の実験です。


 まずはスマホから。数がありますからね。壊してしまっても問題ありません。


「電気は電子の流れだ」

「電子って、あの小さい粒よね?」

「そうだよ。温度を変えられたミハルなら、電子を移動させることもできるはずだ」

「そうね。生み出すのではなくて、移動させるのならできそうな気がするわ!」


「そうしたら、この充電端子のプラスのこちら側から、マイナスのこちらに電子を移動させてくれるか」

「プラスからマイナスに移動させるのね?やってみるわ」


 私は電気の粒が移動するイメージで魔力を込めます。

 すると、スマホの画面に充電中のマークが映し出されました。


「よし、充電できているようだぞ。二十パーセント、五十パーセント。こりゃ、どんな高速充電器より早いな。八十パーセント。よし、もうフル充電だ」


 うまく充電ができたようです。


「これでスマホが使えるのね___。やったー!と言いたいところだけど、ネットが使えなければ意味ないわね?」

「そうだな。でも、カメラは使えるし、手帳としも、目覚ましとしても使えるぞ。それに、この機種はトランシーバーのアプリが入ってるから、近距離なら通話もできるぞ」

「へー。通話もできるんだ」


 携帯できる時計なんて、かなりのお金持ちでないと持ってないし、カメラなんてこの国では見たこともない。これは、高く売れるのではないでしょうか?


 問題は、充電できるのが私以外いないということでしょう。


「ねえ、雷って電気でしょ。なら、それで充電できないかな?」

 雷魔法は使える人がそれなりにいます。


「雷だと電圧が高すぎて壊れちゃうだろうね。だけど、充電のための魔道具は作れるかもしれないから、今度、工房に行ったときに頼んでみよう」

「ついでにその時、このスマホも売ってこようよ。三十台もいらないでしょ!」

「そうだな。動くとなれば高く買ってもらえるだろうな___」

 マーサルも頭の中で金勘定を始めたようです。


「そういえば、これが出たというガラクタダンジョン。日本の電化製品ばかり出てるのか?」

「どうだろう。私が聞いたところでは、使い古された物とか、壊れた物とか、捨てられたであろう物ばかり出るそうよ。必ずしも日本の物ではないと思うわ」

「そうか。日本の電化製品ばかり出るなら、大儲けできるかと思ったんだが___」

「日本の電化製品ばかりではないけど、それが出ることはあるんだから、一度、行ってみる?」

「そうだな。ダンジョンがどんなところか一度見てみたかったし、もう少しレベルが上がったら行ってみよう!」

「そうね。その方がいいわね。ガラクタ置き場はCランク以上が推奨だし」


 その後、スマホ三台とロボット掃除機三台に充電しました。


 ロボット掃除機三台とスマホも一台ミーヤさんに渡すと、スマホで動画を撮りながらロボット掃除機を追いかけていました。


 ミーヤさん、そんなことをしてないで、ちゃんと仕事をしてください!!



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ