依頼内容
久しぶりの投稿です。
自分の反応に皆の視線が集まる。それを代表で汐里が聞く。
「どうしたですか?」
「高校の同じクラスの人が来ているだ。」
「そういうことか。雨流羽の反応からしてなんかあると思ったが確か高校だとボッチだっけ?」
「そうですけど……、何でニヤニヤしながら聞くですか?」
早馬がからかかうように聞いてくる。もちろんその事を知っていて質問している。
「あぁ、まぁ人付き合いは、人それぞれだからな。別に学校だけが大事なわけじゃないからな。」
「早馬さんの言うとおりとまではいきませんが、今の学校にはそこまでの大事と思える事はないので……」
早馬は納得したように頷く。すると燐と明が雨流羽に問いかける。
「でも、どうするね?雨流羽は顔見られの嫌じゃないあるか?」
「まぁ、別に会うのを決めるのは雨流羽の意思だと思うね。」
「……今回は、接客は僕は不参加でいいですか?」
早馬の方を見て問いかける。その問がくるのを分かっていたのかすぐに答える。
「わかった。じゃあ、オレと真理、力也で依頼を受けるかを決める。」
「了解した。早馬さんいきましょうか。」
「ちょっと、待ってくださいよ。あっ、汐里はお客のお茶の準備お願いね。」
「わかりました。」
3人は神成と三島を出迎えに向かう。汐里はお茶を出す準備を行いに残されたメンバーはカメラでその様子を見守ることにする。すると
客間に2人が入って来る。
「ここが、探偵事務所かーもうちょっとごちゃごちゃしてそうなイメージだったんだげどー」
「本当にそうだよねー、なんか隅々まで手入れいしていて綺麗じゃん!」
室内を見渡して二人は感想を言う。そして目線はその先に3人に移る。そして、早馬の見て神成が問いかける。
「あなた達はこの探偵事務所の人達なの?」
「はい、俺がこの探偵事務所の責任者の水霧 早馬といいます。それであなた達は依頼に来たのですか?」
「そうよ、友達からけっこう有名な探偵事務所だと聞いて来たのよ。ちなみになんだけど、そちらの2人は誰なの?」
「優秀なスタッフですよ。」
「女の子の方は同い年くらいに見えるだげど?」
「そうですよ。こちらの女子が三枝木 真理です。高校2年生だ。」
「よろしく、ちなみにもう一人のマッチョが黒松 力也だよ。こう見えてもけっこう頭が良く某有名な大学の学生なんだ。」
「よろしくな。ちなみに他にも何人かメンバーはいるので依頼の内容に合わせて、対応するメンバーを決めている。」
こちらの自己紹介が終わる。雨流羽達は、その様子を見守る。すると白奈が雨流羽に質問する。
「今までの感じはどうだい?」
「いつも通りだと思いますけどね。ここからが本番でしょう。」
再び早馬達のやり取りを見つめる。そして、本題に入る為に神成と三島の事を早馬が聞いていく。
「力也の言うとおり、他のメンバーもいます。では、そのメンバーを決める為にもあなた達の事を教えてもらえますか?」
「わかった。私は神成 詩音でこっちが友達の三島 莉奈 よ。」
「よろしく。それで、依頼の内容なんだけど……、」
トントン
依頼の内容を聞こうとしたタイミングで汐里がお菓子を持ってくる。
「失礼します。早馬さん、お茶とお菓子をお持ち参りました。」
「おぉ、サンキュー!」
「可愛い……、そちらのメイドは?」
「私は、この事務所の雑用を担当している、花崎 汐里といいます。」
「ちなみに、汐里は真理と同じ高校2年だよ。」
「へぇー、同じ年の人多いだ。とりあえず、お茶を頂くよ。」
2人は差し出された、紅茶とお菓子を頂く。そして今度こそ本題に入為に詩音が口を開く。
「それで、依頼なんだけど……、」
「はい、依頼とは?」
「居なくなった、仲のいい先輩を探してほしいです。」
詩音から依頼は思っていたよりも深刻でこれから起こる事態を誰もが予測できないものだった。