1 プロローグ
青春物です
僕は木利高校の2年の影山 雨流羽だ。学校では陰の薄い存在である。
「もう、莉奈ったら可愛い顔して本当にドジね。」
「だって、あれは仕方がないじゃん。それだったらこの間詩音だって……」
隣で話をしているのは、金髪の方は神成 詩音と銀髪の方は三野 莉奈だ。学校ではかなりモテるギャルで色々と噂も飛び回ってみたいたが、それが本当かは不明だ。
「わぁ、ちょっとその話はダメ!」
「きゃあ!」
「いて!」
三野に押された。神成は僕に直撃する。
「ごめん!影山くん大丈夫?」
「いや、大丈夫だよ。気にしないで。」
その言葉を聞いた神成はほっとして、再び三野との会話に戻る。僕は神成に直撃した際に体の温もりを感じたせいか、頬も熱くなった気がした。
「隣の男子って影山だっただ。」
「もう、失礼じゃん!クラスメイトなんだからだ!」
ひそひそ声で話いるだが、こちらには聞こえいる。だが、クラスメイトほとんどの人が僕は気にしていなく名前も覚えられてない。では、何故神成は名前を覚えているかと教科書を忘れるので見せたり、その際にわからないところを教えたりしているからだろう。神成と三野の席は離れている為、休み時間は三野が神成の席に話事が多い。もちろん三野だけではなく他の同じクラスメイトの男子や女子もたくさん集まる事も多い。その場合は僕は廊下や屋上等の人の居ない場所で時間を潰すのだ。それとバイトの為に体を鍛えたりもしている。そのバイトの話は後程にしよう。いつの間にか休み時間の終わるチャイムが鳴り昼の授業の為に先生が入ってくる。
「授業を始めるから自分の席につきましょう!」
教卓に立つのは歴史の先生で担任でもある錦町先生である。26歳の独自で黒髪で男子からも女子からも人気のあるのだ。錦町先生の声で生徒達は素直に座る。そして何事もなく授業が始まっていく。時間は経過して放課後を向かえようとしていた。
「今日の連絡は以上です!質問が無ければ終了します!」
クラスメイトからは質問等は無くそのまま、放課後を向かえる。僕は席を立ち忙しいでバイトに向かおうとする。
「ちょっと、影山くんちょっとお願いがあるだけど……」
その声は隣の神成からだった。一瞬どうしようか迷ったが、バイトを優先したかったので断ることにする。
「ごめん、ちょっとバイトが忙しいから明日の昼ならいいけど?」
「そっか…ううん!気にしないで!自分でなんとかするから!」
「本当にごめん!また、明日!」
僕は神成に挨拶して教室を後にする。しかし、神成が僕になんかお願いなんてあるんだろうか?
それとも友達にゲームに負けた罰ゲームか?
しかし、あの顔は本当に困っている顔に見えた。明日話でも聞いてみるだけ聞いてみるか。そう決めて僕はバイトに向かう。