表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

7/32

体力的な問題

 「待ってましたよ。さぁ、早く着替えて下さい」


 「イヤ、まだ俺は、受けると言ってない」


 抵抗する俺。


 「親ビン、ここまで来てそんな事すれば、ペナルティでポイント半減ですよ」


 ぬぉ~っ! そんな話しは、聞いてないぞ。


 俺が、ジタジタ足を踏みならしたばかりに、派手に吹き出した奴の()()がとんできて、俺のちょっとだけ、本当にちょっぴりだけ! 薄い頭頂にのっかった。


 その後は、いつも通りに笑い転げる、奴を見るだけだった。


 なんとか足で踏めないかと試したが、紙一重でかわされてしまい、悔しい思いが増すだけの結果となる。


 だが、奴は、ムクリと起き上がり項垂れたのだ。


 大人として、反省したのか?


 大袈裟に溜め息をついて立ち上がった。


 「ドローンでも買うかな」


 はあ? なんじゃそれ!


 奴の考えてることが、一つもわからん。


 「親ビン、それだけ元気な足なら、直ぐにできるようになりますから、練習始めましょう」



そうだった。練習しに来たんだった。


 俺は、素直に準備をしたが、それは、オニ、悪魔の奴の調教、あ、間違った。訓練の始まりだった。


 いきなり、砂鉄入りのサポーターを足首に装着させられ、鉛入りの靴を履かされたのだ!


 イスに座って、足の上下運動。


 これなら……10㎝も上がりません!


 口を手で押さえた奴。


 「親ビン、最低100回出来るまで髪の毛抜きますよ」


 おふっ! そこ触れちゃダメなとこ! 手を伸ばされて、頑張る俺。


 なんとか3回こなせた。


 ゼエゼエ。


 奴は、冷たい目で俺を見下ろしている。


 「出来るまで、トイレにも行かせませんから」


 ヒーッ。


 こうして俺は、死に物狂いで練習を続けたのだ。


 ぬおーっ、次こそは、絶対断る……。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ