偉業を成し遂げる?
そんな中、とうとうボスキャラとの決戦が始まったのだ。
荒涼たる砂漠。そこには、勇者のあ奴と賢者マーリン、剣士アレックス、そして俺が立ち並んでいた。
相対するは、なんじゃろ? お饅頭に毛が生えたような……。
「剣山か?」
俺が奴に訊くと「ちょっと、様子を見て来て下さい」と、またもポイ捨てされたのだ!
あれほど、反省しとったのに、学ばない奴だ。
俺は、小さかったから、上手くトゲの間に填まったみたい。
「やだ、抜けない!」
ビッタリフイットで夜まで安心。
そこを、マーリンさんがトゲ伐り御免をされて、危うく首をはねられそうになり、辛うじて避けた!
すると、下から鋭い針出て来て、はい、魔素流出。
奴のところに戻った俺は、なんと! 卵の蓋を閉められていた。
「出せ出せ!」
バッタバタ暴れたが出られず、いい汗かいただけとなる。
あんまり暇なので、先程、針で破れたズボンを脱いで繕っていたら、どうした事か、蓋がポンと開いてしまった!
外に出された俺は、勇者パレードの真っ最中に、プリけつのまま巨大化した。
えっ! これって、死角はあるのかな?
女性からの悲鳴と、役人からの怒号で、色々な物が飛んできた。
ちょっと、槍投げたら危ないでしょう?
あーた、何処に刺す気なんですか?
あ! 澄ましていた奴が、馬から転げ落ちるくらい笑っている。
「おま、止めんかボケ!」
駄目だ、奴はもはや勇者ではない。いや、最初から勇者ではなかったか。
俺は、またも尻を刺され魔素流出。
はい、終わった。で、最後を迎えたのだ。
おしまい。




