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押し黙る

 なんて、鬼畜なお仕事。やっぱり子供に関わると、ロクなことがない。


 オスロ様は、俺の前に、仁王立ちしていた。


 「………」


 どうしたんだろう? 何も喋らない。


 ハッ!


 俺のこの格好かな?


 右手は、尻を。左手は、前を。さりげなーく隠してから、小首を傾げます。


 からの、つま先立ち歩きで、横ばいチョイチョイチョイ。


 オスロ様の視界から、外れるように動いた。


 しかし、オスロ様は、そのまま俺を追う。


 何なのいったい?


 「任務完了です」


 奴の真似をして言ってみた。


 「あ、ああ、ご苦労であった。下がってよし。あ、お前本当に、ダメタンだよな?」


 俺は、首を振る。


 「やはりか、そうであろう。して、誰なんだ? お前は?」


 「オスロ様! 私の名前は、()()タンです!」


 「ヘッ?」


 「………」


 「………」


 「「ハハハハハハ」」


 「さ、下がってよし」


 「はっ」


 ようやく、この情けない格好を着替えることが出来た。


 はて? 奴が居ない?


 さては、どっかで隠れて、また動画撮ってるに違いない。


 キョロキョロしながら帰った為か、職質された。が、携帯電話を見せて(神子様からのpointで、色が変わっていくので、今、俺のは黄色-100point以上)事なきを得た。


 村で黄色は、優秀な方だからね。フフーン。俺の鼻が2㎝伸びたのだ!


 ∈∈∈∈


 翌朝、奴が俺に言った。


 「親ビン聞きましたよ。あの仕事成功させたそうですね。神子様も長老様も、大層驚いてましたよ」


 そんなにか? いったい、何を驚くと言うんだ?


 俺は、頑張ったけど、された事は、水かけられて羽を焼かれて、外に放り出されただけだぞ?


 結局、ずーっと、ハ〇だと思われてたし……あ、言ってて、相当ダメージが。


 俺が、ドヨーンとしてるのに、奴ときたら……。


 「大快挙ですよ! あの仕事に、何千人のコビトが挑んだと思っているんですか! あの世界に、魔法使いが生まれなかった為に、何度滅びたと思うんですか? それを、あんな短時間でこなしてしまうなんて……親ビンのお陰で、俺は、また大金独り占めですよ! ドローン買っちゃいましたよ」


 褒められた? と思ったが、最後の頃は何の報告? また賭けでもしたんだな?


 まったく、コイツは、何をしとるのか、人としてどうなんだ?


 携帯の着信音で、テーブルを見た俺は、そのままひっくり返ったのは、言うまでもない。


 色が……携帯の色が、紫色になっていた!


 紫は、point10,000ですから。

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