一話ってか、異世界転移する前。
今日は朝から疲れた。
遅刻するし、荷物検査されて取り上げられるし、弁当も崩れてる。
周りの友達は笑って慰めてくれるけど、俺にとっては不幸な一日なんだ。
ああ、この世界じゃなくてゲームの世界に行きたいな...
俺、藤村半太こと『チュート』は、高校一年生。
成績は普通以下、運動神経もそこそこ、運も悪くて、人生レベル=年齢−2くらい。
そんな俺でも得意な物はある。
それはゲームである。
不運な俺でもゲームになったら、最強無敵になれる。
...ファンタジー限定で。
他のジャンルも好きなんだけど、ファンタジーほど打ち込める物は少ない。
なので小さい頃から夢は一個にしぼられていた。
それは、『ファンタジー世界に入ること』。
だってファンタジーになったらチート並に強い人間になれるはずからだ。
その考えがこの先どんな影響があるのかはまだ誰も知らない。
お姫様と結婚したいし、魔王をぶっ倒したいし。
お金持ちにもなりたい。
ハーレムも悪くないな。
そんな考えを持っていた俺を襲ったのは、予想も出来なくてあり得るはずもない『異変』だった。
書いてる場所が場所なので小刻みに投稿します