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万里と魔法の書  作者: みー
プロローグ
9/24

プロローグ9

スマホを置いた総帥はため息をついた


(本当にあれに任して大丈夫なのか……)


再びスマホを手にしてため息をついた


それを見ていた女性が


「 総帥何か不安な事でも」


近づいてきた


「ああ………黒の魔法書を持つやつを見つけたのだが………奪いにあれを向かわせたのだが」


「 失敗したと………そんな奴は消すに限ります」


「………それも考えたが………一回の失敗で消すのも………」


「………最後のチャンスを与えたと」


「………そう………与えた………」


女性は大袈裟に手を広げて


「なんとも優しい総帥……流石は総帥………で何で不安があるんですか」


「また失敗したら……どうしようかと」


「簡単なこと……消せばいい、変えなら履いて捨てるぐらいいるではないですか」


「…………流石は七人組の第一位…………冷酷だな」


「それは褒め言葉と受けておきます、使えない奴は切る、総帥これ当たり前の事、で私から一つ提案が」


「…………言ってみろ」


「私が直接黒の魔法書を奪ってくる」


「七人組自ら出向くのか………悪い提案では無いが………やってくれるのか」


「総帥が命じたら………」


「…………わかった…………黒の魔法書を奪って来いで部下は何人必要か?」


「部下……いらないよ……私一人で十分だし、そんなのがいたら失敗するリスクが高まるだけよ」


「………わかった………任したぞ」


「必ず総帥に黒の魔法書を渡せると思います」


「 じゃあれにはなんと言えば………」


「そうですね………私が直接言っておきます」


「任したぞ……なるべく優しく言うんだ」


「わかりました………では………」


「待て……場所は分かっているのか」


「私に分からないことは無いわよ、確か万理が持ち主だったかな……居場所は……わかるわよ………では行ってきます」


そう言うと女性は振り返り歩き出した


(あれには何にも言ってやるか……もし邪魔をするなら消すまで………私は七人組の第一位………殺鬼姫なんだから……私に勝てる奴なんかこの世にはいないんだから)









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