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万里と魔法の書  作者: みー
襲撃

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26/26

襲撃16

普通の人なら多分握ることが無い角


こんなに硬いんだと言うのが最初の感想だった


で………これからどうするんだ


私の力では折れそうも無いし


このまま握っていたら反撃にあいそうな気がするが殺鬼姫が動く気配がない


「ねぇこれからどうする」


(………………………)


答えが返ってこない


「貴様………素顔を見た上に角まで手をかけるとは………もう許さない!」


なんとかしないと………やばい………しかし手を離したいが…離した瞬間斬られそうな気がする


「早く離さないか!このままではキレないだろう」


斬る気満々………どうしたらいい


考えろ……私なら出来る……出来る子だ










この人間何が楽しくて私の角を握っているのか

さっぱりわからないや


わからないと言えば何故鬼面を人前で外したらいけないのか


何回か母や父に聞いたことあるが答えは


[規則だから]


毎回同じ答えが返ってきた


鬼族は生まれてすぐに鬼面をつけられる


そして五歳になるとこう言われる


「決して人前では鬼面を外してはいけない、たとえ肉親であってもわかった殺鬼姫」


最初は言う事を聞いていたが軈てある疑問が浮かんできた


何故外したらいけないのか


両親に聞いても多分同じ答えが返ってくるのはわかっているから調べる事にした



話がかなり逸れてしまった


人間は相変わらず私の角を握っているがさっきに比べたら少し力が抜けてきたみたいだ


もう少し力が抜けたら反撃できる








やばい………手が疲れてきた


このままなら軈て手が離れてしまう


なんとかしないと……わかっているが何をしたらいいのか………さっきから鞘に話しかけているが…………返事がない


まずい………もう限界………かも……


ほんの少し力が抜けた……その時


「待ってたぞ!この時を」


殺鬼姫はその場でしゃがむと私がついていけずに手が離れてしまったを見逃さずこっちを抜刀しながら振り返ると斬りかかってきた


振り返り殺鬼姫から逃げようとしたが


「逃がすと思うのか!人間!」


私の手を掴んだ直後、今まで経験したことがない痛みが全身を貫いてその場に蹲った


どうやら背中を斬られたようだ


「素顔を見た上に角を触るとは………万死に値する……簡単に死ねると思うなよ……死が恋しくなる痛みを与えてやる」


動きたいが痛みで動けない


鞘は斬られた手から離れてしまい何処に行ったかわからない


「さあ何処から斬ろうかな………決めた……両手から斬ってやる………また抱きつかれたらたまったもんじゃないからな」


そう言うと殺鬼姫は刀を振り上げた


(もう………駄目かも………)


「誰でもいいから助けて!」


「無駄な叫びたな、誰も助けに来ないよ、さあどちらから斬ろうかな………決めた………右手から斬ってやる」



諦めて目を閉じる


刀を振り下ろす気配の直後ぶつかる音がして殺鬼姫が離れる気配がした


「貴様は誰だ!」


確かに誰かが前にいるのは気配でわかるが


「黙ってないで名乗れ!」


叫ぶ殺鬼姫をまるで気にしないみたいで


「よく頑張ったね万理、あとは任しておきなさい。願いの形いるんでしょ!出てきなさい!」


誰がいるのか確かめるため恐る恐ると目を開けると全身真っ白な少女が立っていた










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