襲撃11
「退けだと!断る!木崎にはお姉さんが受けた痛みを百倍………千倍にして返さないと怒りが収まらないわ」
「痛い目にあわないと…………退く気は……無いと…わかりました……殺さない様に注意しますが、最悪の時は覚悟しておいてください」
その直後黒兎と氷姫は同時に動いて
黒兎は氷姫の刀を紙一重で交わしながら渾身の一撃を入れるが、氷姫はこれを紙一重で交わしながら一撃を入れるがやはり黒兎はしゃがみこれを交わし足元めがけて一撃を入れようとしたが氷姫は飛び上がると黒兎は体制を崩したのを氷姫は見逃さなかった
「喰らえ………氷の刃!」
氷姫の刀が冷気に包まれてゆく
これを見た黒兎は
「これはやばいかも………なんとかしないと」
そう言うとなんとか体制を立て直しながら振り下ろされてくる氷姫の刃を辛うじて交わしながら離れ距離を取った
「当たらなければいいのよ……」
「流石は兎………ちょこまかと鬱陶しい事……………とりあえず捕まえないといけないのか」
「出来るものならやってみな……人間如きに捕まる黒兎では無いわよ」
「わかった、捕まえてやる」
ああは言ったが、兎なんて捕まえた事ないわ
どうすれば………動きが止まるのか
とりあえずこちらが動きを止めてみるか
氷姫は納刀すると黒兎を無視するように明後日の方向をみた
「………どうしたんだ……あの氷姫って言ったっけ別の方向を見ているし動かない、それどころか納刀しているし、………もしかして諦めたのかな………やっと私の力に気がついたとか………遅いけど………まあ馬鹿そうだし………許してあげる…………それより今がチャンスかも……………背後から近づいて蹴りをいれる………倒れて泣きながら許しを請うてきたら痛みがないようにあの世に送ってあげるから…………もしかして私って天才かも………じゃやるか」
黒兎はゆっくりと氷姫に近づいて行った
背後から黒兎が近づいてくる気配がしたが
(まだ………早い………もっと引き付けないと…………逃げられてしまう………あと少し………)
(まだ気がついていない…………これならいける……
ここからなら届く距離)
黒兎は渾身の一撃を入れるが
(今!今しかない!)
氷姫はいきなり振り返ると受け止めてそのまま体を抱き抱えると地面に押し倒した
「氷姫!諦めたのではなかったのか!」
「そんなわけ無いでしょう、さあ捕まえたわよどうする黒兎?痛い目にあいたい?それともこの場から退いてくれる?さあ選んで黒兎」
とその時だった誰かが歩いてきた気配がした
「ポンコツは何人集まってもやはりポンコツ……こんな簡単なお使いも出来ないなんて」
「誰?」
ふと黒兎を見ると怯えていた
「 まさか……あの方がこの場所に来るなんて………氷姫………この場から早くあの二人を連れて逃げなさい………」
「誰が来たの?そんなにヤバい奴なの」
「やばいわよ………黒の会の中でも最凶にヤバい奴よ………早くしなさい………私もお姉さんを連れて逃げるから」
「何で敵である私にそんな事を言うの」
「 戦ってるうちに………何でもないわ…………さあ逃げなさい」
「もう…………手遅れ………みたいね」
「………………結界が張られたか………どうするの」
「…………戦うしか無いだろうな」
「…………勝てる望みは低いと思うが」
「………それでも………やるしかない」
軈てその人物の姿がはっきりと見えてきた
黒い服に黒いマント、漆黒の黒い髪が肩にかからないくらい短い
一番の特徴は手にして居る大きな斧であろう
「まるで死神みたいな姿ね」
「さてポンコツの処理は後にして、まずはあの人間の確保からしましょうか」
「ねぇあなたは誰かしら」
「直ぐに死ぬ人間に名乗るのは無駄だと思うが…まあいいか、名乗ってやるよ、さあ貴様から名乗れ」
「私は白の会の氷姫……あそこにいるのが弟子のシラユキヒメ」
「私は黒の七人組第二位、死神姫……じゃその人物の拉致させて頂く」




