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万里と魔法の書  作者: みー
襲撃

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17/26

襲撃7

白兎と黒兎は少し離れた場所から木崎を見ながら


「妹………これって気を失っているよね」


「馬鹿お姉さん、人間って生き物は卑怯な手を使うのよ、これも気を失ってるふりかもしれないでしょう、私達が近づいてきたらやる気かもしれないでしょう」


「………そんな卑怯な生き物………じゃどうすればいいの」


「そうね………とりあえず馬鹿お姉さんが近づいて蹴ってきてよ」


「えっ?蹴っくるの?私が?もし………もしもよ…ふりだったら………私どうなるの」


「どうなるかな?最悪し…………そうならないようにしてあげるから、さあいってみよう」


今死ぬと言いかけなかったか


しかしやらないと妹に………やるしかないか


私はゆっくりと木崎に近づいていった






木崎は夢を見ていた


「ねぇお金貸しなさい」


「 もう無いよ、この前ので今月の小遣いはなくなったよ(えっ?どうなっているの?これはわたしが中学生だった頃、この公園も覚えているし周りにいる人達も覚えている) 」


「じゃ親から借りてきなよ」


「………多分……無理………(そうそうこうしていつも虐められていたな、私の最悪の記憶………なぜ今思い出しているんだろう)」


「無理なら盗んでこい……出来ないならあそこだからな」


外れにある公衆トイレを指差していた


あそこだけは行きたくない


行けば地獄が待っている気がする


ほんとに嫌な…………記憶………


なぜ今頃思い出すんだろう


忘れた………気に………なっていた筈なのに



「早く決めなさい!盗んで来るか、公衆トイレか」


どちらも嫌だ!


「はーい時間切れ、公衆トイレ決定ね、さあお前達こいつを公衆トイレに運んで」


周りの連中に担がれたが、抵抗してその場に落ちた


「無駄な抵抗しやがって、何発か蹴っておくか」


視界の端に足を上げるその子が見えた直後


「あんた達何をしているの!やめなさい!一人を大勢で虐めるのは!」


その子の動きが止まり声の方向に


「はぁ、あなたは誰かな、邪魔をするんじゃ無いわよ、別に虐めていないわよ」


「私は石田万理よ、じゃ聞くけど何をしているのかしら」


その声の方向を見ると一人の女声が立ってこちらを睨んでいた


よく見ると私と同じ制服………石田万理………聞いたことが無い名前だった


「そうね………再教育かしら……」


「再教育ね…………じゃ今から貴方達を再教育してあげようか、ホントは誰も傷つけたくないけど仕方ないよね」


「………再教育?面白いことを言うね、やれるもならやってみな」


「じゃえんりょうなく」


その後の事は鮮明に覚えている


万理はまるで踊るように奴らを倒して行って


「…………クソ!覚えていろよ」


捨て台詞を吐いて連中が逃げていったのを


万理は私に近づいて手を取りながら


「大丈夫?怪我とかしていない」


「していないよ、あっ私の名前は赤羽木崎」


「知ってると思うけど私の名前は石田万理よ、何か話さない、あそこのベンチに行って座りながらどう」


「わかった」


こうして私は万理と出会った











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