襲撃3
この子が言った黒の会………って何?
宗教関係なのか……聞いたことが無い
それより気になる事を言った気がする
確か[拉致りに来ました]
要するに誘拐しに来たと言うことなのか
私なんか誘拐しても金持じゃないから出ないわよ
それに沢山いる平民の一人だから特別な力も無いし………何故誘拐するの………もう一回聞いてみるか……聞き違いかもしれないし……
「あの………さっき何と言ったか教えてくれないかな」
「はぁ~頭は悪そうだけど耳も悪いんだ」
えっ?さっきとは口調が変わった気がする
「はぁ~仕方ないな、もう一回だけ言ってやるから確り聞きやがれ、拉致りに来ましたって言ったんだよ、いくら馬鹿でもわかったかな、これでわからないと殺るしかないかな…あっ…あの女に怒られるから殺らないけど」
「あの女って誰?」
「教えない………」
やはり教えてくれない
「どうして私を拉致するの、私なんかただの平民の一人だから特別な力も無いよ」
「教えていいのかな?………どうしよかな………まあいいのかな………あなたは万理の友達でしょうあの女はその万理に恨みがあるらしいの」
万理………一体何をしたの?………今度聞いてみるか
「であなたを拉致したら万理が必ず助けに来るでしょう」
万理の性格なら必ず…………
「要するに餌よ………あなたは万理を誘い出す餌…いくら頭が悪くても理解は出来るでしょう」
理解は出来た………納得はできない………じゃどうする
「もう聞きたいことはないよね、じゃ大人しく拉致されなさい、抵抗はしないほうがいいわよまあその性癖があるなら別に抵抗してもいいわよ、私達に勝てる訳が無いけど………」
最後まで聞くことなく私は走り出した
とりあえず逃げる
学校でも早い方だから追いつかれる心配はしていない筈だったが………白兎は私を追い越しながら
「お姉ちゃん………走ってるつもり?歩いていると思ったわ」
先回りされてしまった
どうやら逃げ切りは無理みたいだ
「さあ大人しく拉致されなさい」
後は戦うしかないのか
一様全国大会にも行ったことがある
(やるしかないか……)
木崎はゆっくりと構えた
あと少しで自宅という所で
「万理、ちょっと待ってくれ」
「なにアリア……」
足を止めて振り返ると
「 これを渡しておく」
と言って刀を差し出して来た
「これ……もしかして……刀………」
「初めて見るのか」
「ええ……本とかでは見たことあるけど……本物見るのは……初めて」
「そうか………じゃ貰ってくれ」
「………断るわ」
「どうして………断る」
「そんな………そんな人を傷つける道具なんて……手にしたくありません」
「万理………前にもそんな事言っていたな……確か[誰も傷つけたくないの]って優しいな万理」
「悪い!」
「悪くは無いが……七人組相手に通用するかな、まあ無理だろうな……それよりこう考えたらどうだ………これは自分を守る道具、そして大切な人を守る道具」
「守る道具………大切な人と私自身を……でも私刀なんて使ったこと無いわよ」
気がつくと部屋の前まで来てきた
「大丈夫だ、何故ならこの刀は……」
解錠してドアに手をかけた瞬間
「待て万理………中から禍々しい気配を感じる、この刀を手にしてゆっくりと開けろ」
言われるままに刀を手にしてゆっくりと開けてゆくと中には鬼の面をした女性がいて
「やっと帰ってきたか、待ってたぞ万理………」
見つからないように刀を腰にさしながら
「あなたは誰?」
「私は黒の会、七人組第一位……殺鬼姫………黒の魔法書を奪いに来た者、死にたくなければ大人しく黒の魔法書を渡しな」




