第一章襲撃1
次の日はほぼ横になっていた
起きるのは食事とトイレだけだった
脇にアリアが座っていて
「万理………大丈夫か」
声をかけてきた
「大丈夫………それよりアリアは寝なくても大丈夫なの」
寝ている気配がない
「私は人間じゃないから寝なくても大丈夫、それより万理こそ少し寝たらどうだ」
そう横になっているが眠気がない
「あの女性が襲ってきたらと思うと……」
「怖くて寝れないんだな……安心しろ……此の場所はバレていないし、襲ってきたら私が対処してやるから寝ろ」
確かにアリアがいる……大丈夫かもしれない
それより黒の会とはどんな組織なんだ
魔法書を集めているみたいだが……まさか世界征服を考えているとか……まさか……小説や映画じゃあるまいし
「ねぇアリア一つ聞いいい」
「いいが……答えたら必ず寝るんだぞ」
「わかった……必ず寝る」
「約束したぞ……でなんだ」
「黒の会とは一体何なの」
「黒の会か…………」
そう言うとアリアは離れて浮かび上がった
「歴史を裏から操る謎の組織……万理も知ってる事件もある筈だ、あまり詳しくは知らないが、総帥の名前は知っている」
総帥………あの女性にかかってきた電話の相手だった気がする
「なんという名前なの」
「確か……闇姫………だった気がする」
闇姫………恐ろしい名前だ
「その脇に七人組とう言うのがいたような」
「じゃあの女性は七人組なの」
「違うと思う………七人組なら襲う前に必ず名乗るから……あの女性は名乗ってなかっただろ」
確かに名乗って無かった
「七人組の名前分かっているのか」
「全くわからない」
わからないか………まあ会うことはないと思うが
「さあ答えたぞ、約束通り寝るんだぞ」
「わかりました」
子守唄を歌うというアリアを全力で断ると、アリアは部屋から出ていった
七人組か………会わないことに越したことはないが、襲って来る可能性はある
「………アリアがなんとかしてくれるか」
あれこれ考えているうちに眠りについた
殺鬼姫は高台から街を見ていた
「此の中に万理はいる、必ず見つけ出して魔法書を奪ってやる、あれは無能な奴が持つものではない、総帥みたいな高貴な者が持つ物だ、その身にわからしてやる」
そこに
「 殺鬼姫様ご報告が」
黒尽くめの女性が近づいてきた
「何だ」
「万理の居場所がわかりました、場所は……」
「わかった………貴様は本部に帰って総帥に報告しろ」
女性は離れていった
「万理………覚悟をしておけ……魔法書は必ず奪ってやる」
そう言うと殺鬼姫の姿が消えた




