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B面カスミとスミレ
アパートの二階、和室。卓袱台を囲む女性と少女
「その大根の煮付け、味染みてる?」
「はい。中まで確り染みていて美味しいです」
「それは良かった。そうだ、さっきユリエちゃんから似顔絵の件で電話があって、明日の昼過ぎに例の未来の画伯が家にくるそうよ」
「明日ですね。楽しみだなあ」
「描いてる間、あたしは下に居るからこの部屋を好きに使いな」
「お気遣い有難う御座います」
「ユリエちゃんの紹介だから心配ないと思うけど、変な事されそうになったら、すぐに呼ぶんだよ」
「はい」




