表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
120/139

設定資料 ➁

異世界・・・トラ船団が転移した世界。大きさは地球と同一。ただし陸地の配置や海流の流れは全く違う。


紺碧島・・・トラ4032船団が異世界にて発見した最初の島。位置は北緯25度8分、東経139度5分。ワの字型のサンゴ礁の島で無人島。トラ船団を収容する湾を要するが陸地面積は少なく、瑞穂島発見後は主に補給や避泊のための停泊地として用いられている。


瑞穂島・・・トラ4032船団が拠点を置いた島。位置は北緯19度3分、東経135度1分。黄鉄鉱、ボーキサイト、銅、石油など有望な資源を有する島で有人島。トラ船団よりも先に異世界転移した巡洋艦「耳成」、駆逐艦「海棠」が漂着していた島。トラ船団入港後開発が進められる一方、人口が飽和して原住民との衝突が懸念されるため、干支諸島への移住や新領土の編入が課題となっている。


日本国・・・異世界転移した日本人が連合して建国した国家。天皇を形式的な元首としているが、実態はトラ船団出身の人間を中心とした幹部が運営をしている。軍と民政府に分かれて運営されている。当初の領土は紺碧島と瑞穂島だけであったが、その後割譲や発見により干支諸島などの新領土を編入している。



登場艦艇紹介2


駆逐艦「海棠」・・・架空の「若竹」型二等駆逐艦。昭和9年に日本海にて荒天で沈没したとされていたが、異世界へ転移していた。瑞穂島に潜伏していたが、トラ船団合流後は駆逐艦としての活動を再開した。第一次瑞穂島沖海戦では敵艦隊に夜襲戦を敢行して大活躍したが、その後の第二次瑞穂島沖海戦でマシャナ艦艇との戦闘で戦没した。艦長は春日幹夫中佐。モデルは戦前に事故沈没した駆逐艦「早蕨」


巡洋艦「耳成」・・・架空の巡洋艦。明治年間にフランスから日本への回航中に荒天に遭遇し、「海棠」より先に異世界へ転移した。瑞穂島に潜伏していたが、トラ船団との合流までに乗員の多くが病没などして喪われており、トラ船団合流時の生存者はわずか5名。トラ船団合流後も艦艇としては復帰しなかった。モデルはフランスよりの回航中に行方不明となった巡洋艦「畝傍」


海防艦「日間賀」・・・架空の海防艦。トラ船団加入艦の1隻で、「択捉」改型海防艦の1隻。排水量はわずかに870t。最高速力は20ノット。作中で特に大きな活躍はしていないが、商船の護衛や近海の警備にあたっている。


駆潜艇101号・・・架空の駆潜艇。トラ船団加入艇の1隻。元々香港の造船所で建造中だった英国製の大型トロール漁船を接収し、駆潜艇として改造・編入した艇。そのため、トラ4032船団に加わる前は尾道にあった造船所で改装を受け、乗員の習熟訓練を行っていた。排水量は約500tで武装は8cm高角砲に鹵獲品である40mm単装機関銃一基、国産の25mm単装機関銃二基に、爆雷投射機と投下軌条、48個の爆雷を搭載している。主に瑞穂島周辺の警備を行っている。艇長は成岩薫大尉。モデルは香港で鹵獲された掃海艇101号。


潜水艦「伊508」・・・架空の潜水艦。第一次瑞穂島海戦中にトラ船団に合流。マシャナ艦へ魚雷を発射し友軍の危機を救う。昭和20年4月にドイツを出港し、日本へ向かっていた途中で転移。日本に譲渡されたエレクトリック式水中高速潜水艦である21型Uボート。合流後は偵察や潜入任務に投入されている。艦長は木田清敏中佐。モデルは史実において日本へ譲渡された各型Uボート。


駆逐艦「快風」・・・架空の駆逐艦。第一次瑞穂島海戦時に座礁したマシャナ軍駆逐艦「ルー・ヤラット」を鹵獲、修理したもの。試験航行時の艦長は秋庭尊少佐。修理後試運転が行われているが、1隻だけの異世界製の珍品艦であるため、あまり出番はなく、後に他の鹵獲艦とともに貿易資金としてメカルクとフリーランドに売却された模様。


駆逐艦「山波」・・・架空の「朝潮」型駆逐艦。メカルクへ向かう外交団を乗せた輸送船団により発見されたフィリピン経由シンガポール行き船団に属していた。行き場がないため日本国に合流し、その指揮下に編入された。日本国編入後は、貴重な水雷戦用艦艇となっている。艦長は小郡佐千夫中佐。


揚陸母船「おきつ丸」・・・架空の陸軍特殊船。「山波」とともに発見された。航空機と上陸用舟艇を搭載して強襲揚陸作戦を行う陸軍の空母とも言うべき船。発見時はフィリピンへの補充機を満載していた。行き場がないため日本国に合流し、その指揮下に入る。編入後はエルトラント奪回作戦への参加や、輸送任務に使用されている。指揮官は浜田四朗陸軍大尉。モデルは陸軍特殊船「あきつ丸」


輸送船「本末丸」・・・架空の貨物船。「おきつ丸」とともにフィリピン向けに戦車や機材を搭載していた徴庸貨物船。日本国に合流し、編入後は他の輸送船などと同じく輸送任務にあたっている。


掃海艇45号・・・架空の掃海艇。「おきつ丸」等と共に発見され、日本国に加わった。史実にない19号型掃海艇。編入後は瑞穂島近海の警備任務を行っている。

御意見・御感想お待ちしています。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ