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第一章 ~ジョーカーの素質・昼~

ハーレム系の小説書いてみたかったんだよね。こんなぐらいの気持ちで書きました。楽しんで読んでいただければ嬉しいです。

今から1500年ほど前の事、世界にある制度が決まった。

その制度の名前は、


『トランプ』


この制度は、国同士が、また天使たちが攻めてきたときの防衛制度である。

たとえば国が人や兵器を使って戦争をすれば何万何十万と言う数の死人と大量の物資が必要になるのは当たり前だ。



 そこでこの『トランプ』は戦争に赴くのは15人の国を代表する兵を使うことによって大量の物資の消費、戦争による戦死者の数を減らすのが目的だ。

 もっと言えば戦争の場所を決めてしまえば死ぬ人が少なくなる。



『トランプ』には位がある。普通のトランプのカードと一緒で順番に2~10、そしてジャック、クイーン、キング、エース最後にジョーカーという位を分けて強さを決めていた。300近い国がすべてにジョーカーを持っているわけではない。

 現在所有している国は5つ、アメリカ、ドイツ、イギリス、フランス、中国が保有している。しかし日本にもジョーカーは存在した。しかも比べ物にならないくらい強いジョーカーが。だがある戦争を終えると姿を消した。国もジョーカーを探さず、行方が分からなくなった。



人間も永遠に生きれるはずが無い。だから『トランプ』を失わないために、トランプ国家育成学校を作った。入学条件はトランプのカードのうちいずれかに適正があった場合のみ入学できると言う物だった。適正と言うのは平たく言えば超能力が使えること、実技でB-以上であることだ。

 それが攻撃性、防御性が高ければ高いほどトランプとしての位が決まる。



そして現在、トランプの学校は各国に設備され戦争に備えている。


――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――


「何でこんなことに」

 今思えば俺がしたことは自分で自分の人生を破壊することだったかもしれん。だが仕方なかったんだ。今時、のんきに電気街に行ってカツアゲされるとは思ってもいなかった。

 ただお金を取られるだけならよかったんだ。ただ女に振られたとかいう理由でぼこぼこにされそうになったから親父から習った魔法で応戦したら警察に捕まり何故か超能力者の集まるトランプ育成学校に送り込まれていた。



「絶対に元の高校に戻ってやる」

そう気合を入れて一歩正門に足を踏み入れると耳を劈くような音が鳴り響くと正門が思いっきり閉じ、結界が張られた。

・・・ふむ。これは・・・あれだね。

俺の頭にある四文字が浮かぶ



  絶体絶命



「何にもしてないのにな・・・」

 冷や汗がだらだらと出てるのが分かる。

 突然、学校の向こう側にボーンと言う地響きを起こして黒い煙が上がった。それがだんだんとこっちに近づいている。そして次の瞬間、前方50メートル辺りの所でバーンと土煙があがった。空に誰かがいた。



 顔はよく見えないがたぶん女の人だろう。服も体もボロボロになって浮かんでいる。白い羽が生えた奴と戦っているのだろう。

「てか、天使じゃねーか!」


奴は、手を女の人の方に向けどす黒い魔力の玉を撃った。俺はいつの間にか両足に速度強化の魔法をかけて走り出していた。

「うおおおおおおおおおぉぉおぉおぉ!!」

あと30メートル、20、10、天使が手から魔力を放って女の子が回避が遅れ衝撃波で吹き飛ばされた。

 ちょうど女の人を抱えて受け身を取り衝撃波に押されて地面を転がった。



 し、死ぬかとっ、思った。ハァハァっ。

 心臓がバクバクしている。

 上から声が聞こえた。

「君、すごいね。よくもまぁ僕の攻撃の間に出てこれたね。一般市民でしょ?大したもんだよ。でも一般市民なら人質位にはなるかな?」

 奴の手にさっきとは別の魔力が集まっていく。

・・・この魔力、あの動き、もしかして・・・。



 俺は(気絶していた)女の人に被害が行かないように半円を描くように走る。奴が魔法を放った瞬間に俺は奴のほうに走り出していた。

 あと3秒、2、1、今! 俺はスライディングをして拘束具のように広がった網目状の魔法を潜り抜けた。拘束魔法が後ろにあった木に絡みつきへし折った。

 そのまま走りぬき脚力強化の魔法をかけて奴の前まで飛び上がり腕の強度を強化、その勢いを利用してアッパーカットをした。俺はうまいこと着地、奴はグシャッと嫌な音を立てて落ちた。

「あ~やりすぎたかな・・・」



 天使は突然叫びだす。

「て、天使であるこの僕が……人間ごときに……人間ごときにぃぃぃぃぃぃぃぃ!!あ、あああああああああああああああああああ!?」

 よく見ると片目から血が出ていた。

「殺してやる・・・コロシテ・・・コロス、コロスコロスコロス!」

 すると奴の両腕が弾き飛ばされた。次は脚、体が真っ二つに、最後に首が刎ねられた。



 俺は思わず吐き気が襲い蹲る。前を向けない。誰がこんなことを・・・。 突然気味の悪い声が聞こえた。

「こいつはこちらの不注意で襲ってしまったからな。こちらで肩を付けさせて貰ったよ。しかし君はすごいね。一人で天使を圧倒するのだからさ。でも、こんな雑魚を倒したぐらいで・・・ふむ、面白いな」



顔を上げると天使の死体と奇妙な声のした奴は消えていた。血の痕も残さずに・・・。


今後の展開どうしようかな。

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