第一話
ゆるーく書かせてもらうので
お風呂上りとか、何もしたくない日曜日とかに
ゆるーい気持ちで読んでいただけると幸いです。
誤字・脱字可能性あり
白色の浴衣を着た少年が、熱意に満ち溢れ、キラキラと輝くその目で
前方に立つ赤色の浴衣を着た少年をにらむ。
両者の額にながれるその汗が、緊張状態であることを示している。
「ヤヌヤムカ!」
謎の動きと共に謎の言葉を2人が発した瞬間、大きな光が周りを包んでいく。
という夢をみた。
ちなみに白色の浴衣を着ていたのは、この僕だ。
「またか」
僕にしか意味の分からない独り言をつぶやき、半身をおこし自室を見渡す。
脱ぎっぱなしの服やおかしの袋、雑誌や漫画や、それらのせいで埋もれてしまった教科書で
散々汚れた部屋の汚い机の上においてある置き時計を見ると、短針は10時を指していた。
外はすっかり暑くなっていて、室内であるこの部屋は外の暑さのせいで、蒸し風呂と化していた。
体にべっとりついていた汗と1秒ごとに吹き出してくる汗をよれよれの袖で拭いながら
のそりと体を動かし、立ち上がった。
今日もまた、意味の分からない夢から覚めたとこで
僕の1日がはじまった。