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現し世の華  作者: 眞乃鋳
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序章 

この小説は、原作(原案)を貴水玲様に提供していただき、それを元に小説化したものです。

コラボレーションという形ですが、指摘などはすべて私が受け付けます。貴水様に迷惑となるような行為はなさらないようにお願いいたします。

 大きな地響きと共に、その日世界は倒れた。

 ビルは崩れ、鉄の塊を地面に悠々と伸ばしている。

 かつての街が、川が、木が、人間が皆持っていた光が一晩で消え失せた。


 ある地域は海に沈み、ある地域は火山の噴火で溶岩の中に埋まった。

 そして絶望の夜が終わりまた太陽が戻ってきても、闇が消え去ることはなかった。


 その事実を証明するかのように、瓦礫の隅に死体が転がっている。

 死体が手に握っているのは、一枚の写真。

 にこりと笑った、女の子の写真。

 灰だらけになってしまった今では、それが誰なのか見当もつかない。


 それが、人類の歴史に一度停止ボタンを押された日のこと。


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