8、登場人物紹介◎
2023年8月28日。内容を大幅追記しています。
情報整理目的の世界観設定等説明です。長文です。既に読み進めている方にとって必読ではありませんが、お気が向いたらよろしくお願いいたします。
【主人公】
☆エテルネル☆
大統領制民主国。主人公2人の出身地。
隣国ヴィータ王国と領土争いをしている。現在は事実上の停戦中。
いち早く国が魔法資源(魔獣や魔法植物等)の管理保護に成功したことで、世界トップクラスの発展国になる。エテルネル語は国外どこでも大抵伝わる。
○ドーファン・エストラゴン
男 35歳 170cm
武器防具鍛冶師
10年所属した冒険者パーティー『ユルティムズ』から外され、サンティエとパーティーを組むことになる。
○サンティエ・タンドレス
男 22歳 178cm
水系魔法使い
ブルードラゴン生息地にしか咲いていないブルーシルバーローズを求めて、ドーファンと冒険の旅に出る。
【1〜7話までに登場済主な人物】
☆ユルティムズ☆
ドーファンが所属していた職業冒険者パーティー
パーティーランクC
○ウルス
男 40歳 185cm
戦士
ユルティムズのリーダー。パーティーと個人の冒険者ランクを上げて、有名になりたい。
○エヴァンタイユ
女 38歳 178cm
魔法剣士
ユルティムズの副リーダー。ウルスとは長年の付き合いで右腕的存在。
○クリザリド
男 26歳 178cm
パラディン
引退した狩人オングルと入れ替わりでユルティムズメンバーになった。ドーファンが色々面倒を見ていた。
○レグリス
女 19歳 173cm
武器錬金術師
ウルスのスカウトでユルティムズに加入した。パーティーは4人枠なので、彼女が加入した為に、ドーファンがクビになった。
○オングル
男 49歳 182cm
元狩人、現在は工房管理人
クエスト中の怪我でユルティムズを引退した。ユルティムズのリーダーだった頃に、新人冒険者のドーファンを面倒見てくれた。
☆フロンティエール村☆
サンティエの故郷。魔法の森※がある。
※魔法資源がある地域を指す言葉。主にエテルネルで使われている。実際は山・谷・海辺・遺跡と色々な地形でも「森」と総称される。
○タンドレス氏
サンティエの父親
商社重役
○クレール・タンドレス
サンティエの母親
元商社勤務
○ルーチェ・アルカンシェル
サンティエの幼なじみの女の子
大学卒業後は魔法の森保護管理員として就職予定
サンティエの片思いの相手
○ギドン
フロンティエール魔法の森保護管理員リーダー
○オタリー
フロンティエール魔法の森保護管理員
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【9話以降に登場】
○レムーヴ・ラヴォンド
女 22歳 165cm
魔法救命医師、風系魔法使い
サンティエの学友
☆アストルム共和国☆
ブルードラゴン生息地、シルバーローズ名産地
雄大な自然が魅力の観光島国。
○エグマリーヌ・デトロワ・ノクス
女 48歳 180cm
冒険コーディネーター
デトロワリミティッド代表取締役社長
サンティエの依頼で、ブルードラゴン生息地近くまで行けるよう諸々手配している。
○グルス
男 30歳 167cm
エグマリーヌの秘書
☆シルワ☆
アストルム共和国にあるシルバーローズ名産地。
東シルワ山にブルードラゴンの巣がある。
○バーラエナ
男
シルバーローズ等の花を育てるバーラエナ農場の社長。
サンティエのバイト先。
パッチワークや裁縫が趣味で工房を作っている。
○バーラエナ夫人
女
バーラエナ加工工場の工場長。
シルバーローズ加工商品の開発販売に燃える。
○アラウダ
女 20歳 155cm
バーラエナ夫妻の姪。シルワ農業大学の学生。
エテルネル留学を目指している。
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【用語等解説】
※2023/08追記。
情報整理を兼ねて書きます。
〇本作の世界観 (モデルイメージ)
現実世界の1920~30年頃の複数国の民俗がモデル。
いわゆる異世界舞台が中世〜近世ヨーロッパ(5~18世紀頃モデル?)と考えると、かなり時代が進んでいます。アガサクリスティーの名探偵ポワロが活躍していた感じの舞台で想像してもらえると良いかと思います。
作中の世界情勢は、一部地域では戦争等が起きることもありますが、世界的には平和的解決を求める体で、冷戦・停戦状態の国が多い。人々はパスポートと渡航許可があれば、ある程度外国に行ける。流通も進んでいる。エテルネル・ヴィータ間は、表面では人も物資もほぼ流通していない。
〇冒険者
冒険者ギルドを通して、依頼を受注し、成功報酬を受け取る者。
主な依頼内容は、魔法の森での資源獲得・害獣駆除。
一定基準の魔法技術や武力を要求されることから、警備・護衛の依頼も多い。
成功実績により、ランクが付けられる。ランクが上がれば難易度高い依頼も受注できる。
〇冒険者パーティー
複数の冒険者で結成されるチーム。冒険者ギルドで正式にパーティーとして認定されると、依頼受注が可能になる。依頼の大半はパーティー向けの為、冒険者が依頼を受注するには、ギルド公式のパーティーに所属する必要がある。メンバーは18歳以上であれば、人種・性別・国籍・ある程度の犯罪歴は問わない。
原則、1つのパーティーにしか所属出来ない。複数パーティーに所属する場合は、ギルドと各パーティーの承認が必要。
成功実績により、パーティーランクが付けられる。パーティーランクは、リーダーの個人ランクが最も影響されるが、メンバー全体のランクも考慮される。その為、リーダーのランクよりも低いパーティーランクになったり、メンバーのランクよりも高いパーティーランクになったりすることがある。
〇冒険者ギルド
世界各国に存在する、冒険者と依頼を取りまとめる組織。
冒険者やパーティーの登録・ランク管理、依頼収集・受付・手配、受注管理、成功報酬管理、外部交渉等、冒険者に関わる全ての業務を行う。
500年近くの歴史があり、かつては大衆が憧れる花形組織であった。実績ある冒険者は『勇者』と呼ばれ、時には王や貴族に次ぐ権力や影響力があった。
しかし近年、資源確保・領土保護の目的で、国が魔法の森を管理するようになり、そこに行く為の手続きと費用が大幅に増えた。依頼件数は激減し、高難易度依頼は実質不可能になった。それに伴い、冒険者とパーティーの数も年々減少している。
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【国説明】
※第2章以降のネタバレがやや含まれています。気になる方は第2章を少し読み進めてから、見ていただく方が良いかもしれません。
〇エテルネルと冒険者ギルド
エテルネル建国後間もなく『魔法の森』を管理する『魔法の森保護管理員』という国家専門職が誕生した。エテルネル内の希少資源は適切に管理・保護され、一般人も接触が可能になり、国内の魔法技術・学術・文化の向上に繋がった。しかしそれは、冒険者の行動が制限されてしまうことである為、国内依頼はほぼ絶滅した。エテルネルの冒険者ギルドは、海外から依頼を収集することで、組織を維持していた。エテルネルの冒険者ギルドは建国前から存在する伝統組織であるという立場から、事あるごとに政府に異議申し立てし、折衝を繰り返している。
☆サンティエの一角モグラ退治は、冒険者ギルドの依頼ではない。サンティエが一般人として国に申請し、かつ魔法の森保護管理員がサンティエ個人に逆依頼をしたので実現した。
〇アストルムと冒険者ギルド
アストルムは大規模な魔法の森等、雄大な自然に恵まれた島国であり、世界中から冒険者が集まり、アストルムの冒険者ギルドを通して、依頼に取り組んでいた。しかしアストルム政府が観光を主力事業にすると決定したことで、土地開発が進んだ。一部の民間団体や市町村が開発阻止・自然保護を訴えた結果、部分的に国が関与しない地域が出来た。それらの地域は、民間または市町村が管理し、国から不備を問われた場合、管理責任を剝奪される可能性がある。
ブルードラゴンが棲息する東シルワ山は、民間のドラゴン管理局とシルワ自治体によって、保護管理されている。一般的な魔法の森以上に、人の侵入を厳しくしている。シルワ大学と協力し、ドラゴンや魔獣の研究を行っている。
アストルムの冒険者ギルドは、国家総観光地化に伴い、国内依頼手配が実質不可になった。老舗ギルドであるエテルネルと異なり、国内の冒険者人口が元々少なかった為(海外の冒険者パーティー対応がメインだった)、組織は縮小していった。現在は低難易度の海外依頼を時々仲介する程度の運営になっている。
【お読みくださりありがとうございます】
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もちろんどちらもスルー可です。読んでもらえただけで物凄く感謝です(*´ω`*)これからも頑張ります。