預言者になりたいときに
「預言者」というと、どんなイメージを持っているでしょうか?
未来を予知する能力を持つ超能力者でしょうか?
そういう一面もありますが、聖書の言う「預言者」の意味は、
神の「言葉」を「預かる」者という意味です。
つまり預言者の語る言葉は、神の言葉そのものなのです。
だからこそ、預言者であるモーセがユダヤ人に語った戒めは、
ユダヤ人が命がけで守るべき究極のルールになるのです。
しかしルールとは、時とともに形骸化したり、時代遅れになるものです。
そこで神は約2000年前に子イエスを、新たな預言者として地上に送られました。
イエスは、どうしてもモーセの戒めを守れない者に憐みを示し、
形骸化したルールを人々に守らせようとした律法学者たちを糾弾しました。
時代が変化するとき、それに合わせて新しい預言者が必要になります。
では、誰が預言者になれるのでしょうか?
その後
わたしはすべての人にわが霊を注ぐ。
あなたたちの息子や娘は預言し
老人は夢を見、若者は幻を見る。
その日、わたしは
奴隷となっている男女にもわが霊を注ぐ。
(ヨエル書 2章 1-2節)
難しい表現ですが、
つまり「あなたの心に神が宿り、あなたは預言者となる」ということです。
「その後」とありますが、これは「イエスの十字架の後」ということです。
このことは、使徒行伝の2章でイエスの直弟子ペトロが証言しています。
なので、この聖句は現代の私たちにも適用できます!
しかし、いくらあなたが「神の声を聴いた」と言っても、
信じてもらえないかもしれません。
自分の心に浮かんだ言葉が神からの預言であると、
どうやって証明すれば良いのでしょうか?
やはり未来予知という奇跡を行うことで、証明するべきでしょうか?
いいえ。
むしろ証明してはいけません!
すると、何人かの律法学者とファリサイ派の人々がイエスに、
「先生、しるしを見せてください」と言った。
イエスはお答えになった。
「よこしまで神に背いた時代の者たちはしるしを欲しがるが、
預言者ヨナのしるしのほかには、しるしは与えられない。」
(マタイ 12:38-39)
ここで言う「しるし」とは「証拠」のことです。
神を疑う者は、その預言が神の言葉である証拠を求めてきますが、
そんな不信仰な者に付き合う必要はありません!
疑うと決めてかかっている者は、どれだけ目の前に証拠があろうと、
疑い続けるものだからです!
あなたがするべきことは、ただ心の声に耳を傾けることです。
目を閉じ、手を合わせ、祈ってみてください。
人間が遺伝子操作で新たな生物を創り出すことは許されるのでしょうか?
神はLGBT問題について、どう考えられているのでしょうか?
資本主義や科学については?
現代には、いくら聖書を読んでもわからない問題がたくさんあります。
それらについて、熱心に祈りましょう。
そうすれば、あなたの心にも神が直接語り掛けてくださるかもしれません。
もし神の声が聞こえたなら、あなたは神の器として選ばれた預言者です!
ハレルヤ!
あなたを疑い、攻撃する者も現れるでしょうが、決して屈してはいけません。
あなたの預言を信じる者に、神の言葉を伝えましょう。
そうすることで、この腐敗した世界に対して、
唯一神による絶対的正義が示されるのです!
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神の名を軽んじて名乗ることは、モーセが最初に戒めたことの一つです。
あなたの神、主の名をみだりに唱えてはならない。
みだりにその名を唱える者を主は罰せずにはおかれない。
(出エジプト記 20:7 モーセの十戒)