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戦力

総力戦になりそうで、さらに相手にドラゴンが多いため、現在はテルル内で待ち受けることにしている。


神聖クテーヌス王国軍の全容は、騎兵50騎ほど、兵士総数500ほど。前回現れたのと同様のゴーレム19機。

ドラゴンたちがすごく多く、ブラックドラゴン3体、グリーンドラゴン2体、レッドドラゴン4体、イエロードラゴン5体、ホワイトドラゴン2体、ブルードラゴン2体とカラードラゴン全種類がいる。

しかもエレメンタルドラゴンも大地竜アースドラゴン、火竜ファイアドラゴン、そしてちょくちょくちょっかいを出してきていた水竜ウォータードラゴンも、各自1体ずついる。

雷竜サンダードラゴンは前に倒しているし、氷竜アイスドラゴン、風竜ウィンドドラゴンはいないようだ。


イエロードラゴンとグリーンドラゴンの一部には人が乗っているらしい。竜騎士団とかがいたし、彼らが真のそれなんだろう。

ブルードラゴンとウォータードラゴンは海から水路を遡って来ている。


初めて見るドラゴンも多い。

グリーンドラゴンは色以外あまりイエロードラゴンと変わらないように見える。すなわち空中戦型だということ。

対してレッドドラゴンは重戦車みたいだね。一応羽は生えているようだけど、その羽はブラックドラゴンより小さいし、体はよりごつい。

ホワイトドラゴンはその名の通り真っ白で部分部分が青いだけだ。羽は大きいので飛んできそう。体はやや小さめか。

ブルードラゴンはウォーターの小型版みたいなものか。ウォーターに比べるとやや洗練さが足りず、羽は飛ぶためのものではなく、魚の背びれのように使うようだ。


対するテルル側は第一軍第二師団として十二号ゴーレムが12機、九号が4機、ゴーレム周りの術者や護衛兵を除いた兵士が160ほど,騎兵が8。

第二軍第三団として十五号ゴーレムが3機、十二号5機、九号も5機、牛型戦闘用が22機、さそり型1機、騎兵が23、突撃兵と呼ばれる兵士が20ほど、だそうだ。騎兵より兵士のほうが少ないのね。なんか特別な兵みたいだけど。

それに加えて、テルル自衛団が九号数機、兵士が100近くいる。彼らは戦闘中は軍団の支援に回って直接戦うことは積極的にはしないようだ。ああ、守護ゴーレム、真のゴーレムであるカマエルも機動するらしい。術者のおじいさんの体調が戻り、なんとかなったようだ。後継者は育成中でまだどうにもならないらしい。守護ゴーレムにはあまり無理はさせてはだめだね。


そしてわたしたちジュシュリは数としては少ない。ただしどれも戦力としては高いはず。

まずわたしの飛行先行量産型07、ジェイムスとドワイトの08を初投入する。ジェイムスもドワイトも、兵士としてすでに何度も戦っているらしいのでそのへんは問題ないだろう、との判断から。

わたしは十一号飛行実験機で一度竜王国と戦ってその力を見せつけているから、相手を威嚇するにはそっちの方がいいとは思うんだけど、もはや性能が段違いなので07で行くことにした。07は武器が少ないけどちゃんと07で使うための魔法もいろいろと再度勉強し直したし。


そして戦術支援としてなんて言ったっけ? あの長い名前の、十三号改対空タイプ戦時量産型3機、その支援機として十五号が6機。

あとギグ用の三号機改、ゲゴ用の十三号改も来ているそうだ。三号機?!と思って聞いてみたら、どんどんパーツを変えていっていて、もう初期の三号機のパーツはほとんどなく、中身的には十五号機、いやまだ開発中の十六号機、なんだそうだ。それなんていうんだっけ? テセウスの……だっけ?

ゲゴの十三号も部分部分はパワーアップしているかもだけど基本的に自分が使いやすいようにカスタムしていっただけ、といったものらしい。なおゲゴの十三号改も飛ぶらしい。戦闘継続時間はかなり短いらしいけど。

あとはジュシュリが誇る法外、グゲと、今はテルル自衛団に参加しているローガンとサーチェスも重要な戦力だ。グゲは単身で、ローガンとサーチェスは自分たちが選んだ精鋭とともに活動する。


ドラゴンが参加しているのであまり遠慮はいらないとは思うものの、一応人間同士の戦いということになっているので、魔族はあまり前には出ない。

けどジュシュリの戦力ではなく厳密にはミリシディアの戦力である、ベフォセットはわたしの副官兼コ・パイロットとして、レオはテルルの街内での防衛のみの参加、ルオンはわたしの目耳として動いてもらう予定。

ただしルオンもドラゴンは苦手で看破されやすいらしいので、乗り込んでの偵察は難しいようだ。けど遠くからの察知ぐらいならいけるっぽいので、早速役に立ってもらったって感じ。パサヒアス様は状況次第とのことだけど、基本的にはあまり出たくはないようだ。まあそうよね。出たら確実に悪の総大将に祭り上げられそうだし。


まあこんなものでしょう。空中以外はあまりでしゃばるつもりもないし。空中はそもそも味方がいないしわたしたちが頑張るしかない。

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