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2kill目

気になるゲーム設定はコメントで聞いてください。答えられる範囲なら答えます。

 朝6時、俺はゲームにログインする。


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『メッセージが一件届いています』

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 俺はメッセージを全部見ることにしている。というわけでメッセージを開く


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【運営より 公式大会のおしらせ】


 一週間後に公式大会『販売開始記念杯』が行われます。今大会はシングルマッチとなっております。参加可能者は全部で千人です。参加する方は、早めにエントリーしてください。


 《エントリーはこちらから》


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 なるほど。もちろん俺は参加する。


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 参加エントリーが完了しました。試合は五月九日の午前十時から始まります。遅れると不戦敗扱いとなるので気をつけてください。

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 というわけで、エントリーが完了した。まずやるべきことは腹ごしらえだ。店で携帯食を買ってそこら辺で食べる。うん、パサパサしててまずい。そう思いながらも携帯食を胃に放り込む。これで一応大丈夫だ。そして俺は大会に向けての特訓をする。今日だけはレベリングだ。よりスピーディーにレベリングするために今日は洞窟の入り口近くを回ろう。走っていこうか。


 ◇◆◇◆


 洞窟の近くまで来た。洞窟があるせいなのか、ここはモンスターのポップ数が多い。


「ここなら素早くレベリングできるぞ」


 とりあえず狩りだ狩り。ゆっくりしている暇はない。

 近くのウサギをターゲッティングして駆け寄り鎌を振るい、吹き飛んだウサギに魔法を撃つ。これでウサギが倒せる。しかし、問題が発生。剥ぎに行くのに少し移動しなければならないことだ。どうすればいいのか。これは簡単に解決した。鎌の本来の使い方をすればいいのだ。俺は横に鎌をなぐ時には鎌の刃のない部分で殴っていたのだが少し鎌を改造すればいい。アイテムのヤスリだ。これは最初からある武器作成アイテムの一種だ。これで武器をこすると削ることができる。これで外側にも刃が作れる。作成スキルがないから切れ味が少し悪いがこれで十分だろう。試してみよう。ウサギに鎌を振るう。ウサギに切り後のようなエフェクトが残った。


「残り体力は2割ってところか」


 正規の使い方であるからなのかダメージは大きい。


「街に帰ったら鍛冶屋に研いでもらうか」


 とりあえず今日はこのまま狩りを続ける。


 ◇◆◇◆


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『【鎌】がレベルアップしました』

『【闇魔法】がレベルアップしました』

『【火魔法】がレベルアップしました』

『【鎌】がレベルアップしました』

『プレイヤーレベルが上がりました。ステータスの二箇所にポイントを振ってください』

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 なかなか頑張ったんじゃないかな。ステータスは防御力と敏捷値に振りたいと思う。


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 Lv3(1↑)


 体力 9


 魔力 10


 筋力 10


 防御力 8(1↑)


 精神力 6


 敏捷値 10(1↑)


 スキルポイントを5ポイント手に入れました

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 一度ログアウトしてから携帯食を食べよう。やっぱりこのパサパサ感には慣れないな。ご飯を食べ終わった時に近くで声が聞こえた。見に行くと一人の両手剣使いのプレイヤーがホークに苦戦していた。俺が助けようか迷っているとこちらに気づいて助けを求めてきた。俺は鎌を構えてホークに向き合う。手筈は前戦った時のままだ。体力が減っていたため一回攻撃するとホークの体力バーが砕け散った。俺はこの時すでにモンスターに物足りなさを感じるようになっていた。


「助けてくださり、有難うございます。貴方お強いんですね」


「まだまだだよ。鎌もまだ使いこなせないでいるしな」


「鎌が不遇武器だと知ってて選んだのですか?」


「え、そうなのか?」


「はい。情報によるとβテストでは武技を見つけた人がいなかったそうです」


「どうやってそれを知ったんだ?」


「スレッドですよ。色々な情報があるので見たほうがいいですよ」


「なるほど。見るようにするよ。自己紹介が遅れたな。俺はナラクだ」


「僕はコウです。よかったらフレンドになりませんか?」


「いいぜ。よしこれでフレンドだな」


「ナラクさんは今度の大会に出るんですか?」


「勿論だ」


「僕も出るんです。良かったら一緒にレベリングしませんか?」


「いいなそれ。パーティー申請送ってくれ」


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『コウ』さんからパーティーに誘われました。加入しますか?


  《YES》 《NO》


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 左上に名前と体力バーが出てきた。パーティーは六人までだがもちろん二人しかいない。経験値は等分されるから俺的には人数が少ないほうがいい。個人の見解だけどな。


「二人で別々に狩りをしましょうか。その方が効率がいいですし」


 狩りの開始だ。互いに逆側へ走る。そして見つけたモンスターを狩って行く。


 ◇◆◇◆


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 日が沈んできた頃に俺たちは合流した。結果は二人とも2レベルずつ上がった。


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 Lv5(2↑)


 体力 10(1↑)


 魔力 10


 筋力 10


 防御力 9(1↑)


 精神力 6


 敏捷値 12(2↑)


【迷宮構成】Lv1 【識別】 Lv2

【鎌】Lv5 【火魔法】Lv3 【闇魔法】Lv4

【忍び足】Lv2 【耐久走】Lv2


 スキルポイント 30

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 ステータスはこんな感じだ。途中で技も取得した。使った感じは良かった。大会で使うまでどんな技かは教えない。


「では街に戻りましょうか」


「了解」


 街に戻ってパーティを解散した。その後鍛冶屋で武器をしっかり鎌を研いでもらう。

 明日は大会だと考えつつ俺はログアウトした。

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 ナラク Lv2


 体力 9


 魔力 10


 筋力 10


 防御力 7


 精神力 6


 敏捷値 9


【迷宮構成】Lv1 【識別】 Lv2

【鎌】Lv5 【火魔法】Lv3 【闇魔法】Lv4

【忍び足】Lv2 【耐久走】Lv2


スキルポイント 5

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装備

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メインウェポン(右手) [初心者の鎌](両刃)


サブウェポン・盾(左手) [無し]


頭 [無し]


上半身 [初心者の服]


下半身 [初心者のズボン]


足 [普通の靴]


アクセサリー(首) [無し]


アクセサリー(腕) [無し]


アクセサリー(指) [無し]


[剥ぎ取りナイフ]

[アイテムボックス]

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