表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/3

1kill目

 

------------------------

『【耐久走】がレベルアップしました』

------------------------


 レベルアップすると丁度街の出口らしき門に辿りついた。大きな門をくぐり、町の外に出ると何人かがすでに狩りをしていた。少し遠くに洞窟があるがあれがダンジョンだろう。その周りには人がいなかった。


「ここが正門だな」


 とりあえず狩りをするために少し人が少なめのところに行き背中の鎌を手に取る。不思議な形の鞘に入っていた鎌は手にフィットした。鎌をとるとすぐに正面からウサギが接近してきた。【識別】を使う。


------------------------

 ホーンラビット Lv2

 アクティブ

------------------------


「格上か、上等だ」


 俺は鎌の背の部分でを振り下ろしたが、避けられてしまい突進を喰らってしまった。体力バーが1割ほど減る。ちなみに背の部分で殴る理由は内側にしか刃が無く、俺には使えないからだ。


「思ったより難しいが、感覚が掴めるまでの我慢だな」


 もう一度鎌を構えて横に薙いだ。ウサギの脚に当たり、体力バーを半分程削り、ウサギを横に吹き飛ばした。


「結構難しいな」


 起き上がろうともがくウサギの腹に鎌を振り下ろす。ウサギの体力バーは砕け散った。


------------------------

『【識別】がレベルアップしました』

『【鎌】がレベルアップしました』

------------------------


 鎌を背中に戻し、腰から剥ぎ取りナイフを抜き、突き刺した。すると皮が残ったので【鑑定】を使う。


------------------------

 ホーンラビットの皮 レア度1


 ホーンラビットから取れた皮。5個集めるとポーションホルダーを作ることができる

------------------------


「説明がチュートリアルだな。それよりも鎌をもっと使えるようにしないと」


 とりあえず皮をアイテムボックスに突っ込んでもう一体ウサギを探し、今度は魔法を試すことにした。


「闇の力を喰らえ!」


『ダークボール』


 闇の玉を飛ばす魔法だ。


「まだあまりカッコよくないな」


 体力バーは7割程削ることができた。とりあえず鎌でとどめを刺す。剝げた物は皮・・・ではなかった。


------------------------

 ホーンラビットの肉 レア度1


 ホーンラビットの肉。淡白な味わいで美味しい。

------------------------


「うん、見たまんまだ」


 とりあえずアイテムボックスに入れる。次のウサギは既に目の前にいる。


「今度は火魔法だな」


『ファイアボール』


 今度は火の玉が飛んでいく。やっぱり7割程削れた。今度も鎌でとどめを刺す。剝げた物は皮だった。


「しばらくここで狩りをするか」



------------------------

『【鎌】がレベルアップしました』

『【火魔法】がレベルアップしました』

『【闇魔法】がレベルアップしました』

------------------------


 5匹程ウサギを狩っただろうか。日が暮れてきて空がオレンジ色に染まっている。空を眺めていると一瞬影が遮った。


「なんだ?」


 鷹だった。【識別】を使う。


------------------------

 ホーク Lv1

 アクティブ

------------------------


 鎌を構え、鷹が急降下してくるところを狙って振り下ろす。これくらいしか狙うところがないのだ。しかし鷹は急ブレーキし、鎌は大きく外れてしまった。大振りで空振り、体勢を崩す。その大きなスキを鷹が狙い、頭にクチバシで攻撃して空高く舞い上がる。体力バーが4割ほど削れる。頭はクリティカルポイントなのだ。


「くそ、当たる気がしない」


 もう一度試す。再び鷹が急降下してきたところを狙い鎌を振り下ろす。今度は急ブレーキされても当たるように高めに振る。しかし、今回はそのまま突っ込んできた。俺の腹にクチバシを突っ込み、再び舞い上がる。3割程削られる。


「痛てーな。これは死んだかもな」


 そう言ってる間にも鷹は攻撃を開始する。今回は避けることにした。すると鷹は曲がれずに地面スレスレで止まり、舞い上がろうとする。そこに鎌を振ると簡単に当てることができた。


「これが一番楽な戦い方か?何か忘れてる気がするな」


 鷹の体力は4割程削れた。もう一度さっきの手順を繰り返す。今度は頭に当たり鷹を倒すことができた。


「思ったより苦戦したな」


------------------------

『プレイヤーレベルが上がりました。ステータスの二箇所にポイントを振ってください』

------------------------


「おっレベルアップだ。筋力と俊敏値には振りたいな」


------------------------

 Lv2(1↑)


 体力 9(1↑)


 魔力 10


 筋力 10(1↑)


 防御力 7


 精神力 6


 敏捷値 9(1↑)


スキルポイントを5ポイント手に入れました

------------------------


「こんなもんか」

 剝げたものは羽根だった。

 

------------------------

 鷹の羽根 レア度1

 ホークから取れる羽根

------------------------

「説明雑になったな。

  それにしても何を忘れていたんだろう?」

 俺は思い出すのは諦めて街に帰ることにした。

 帰る途中でウサギを見つけて魔法を打とうとした時に俺は突然忘れていたことを思い出し、思わず叫んでしまった。


「魔法使えばよかったーーー!」


 まあ勝てたからいいかと思い、俺はやろうとしたことも忘れて街に走っていった。

 街に着いた頃には日も沈んでいたのでログアウトした。

------------------------

 ナラク Lv2


 体力 9


 魔力 10


 筋力 10


 防御力 7


 精神力 6


 敏捷値 9


【迷宮構成】Lv1 【識別】 Lv2

【鎌】Lv3 【火魔法】Lv2 【闇魔法】Lv2

【忍び足】Lv1 【耐久走】Lv2


スキルポイント 5

------------------------

装備

------------------------

メインウェポン(右手) [初心者の鎌]


サブウェポン・盾(左手) [無し]


頭 [無し]


上半身 [初心者の服]


下半身 [初心者のズボン]


足 [普通の靴]


アクセサリー(首) [無し]


アクセサリー(腕) [無し]


アクセサリー(指) [無し]


[剥ぎ取りナイフ]

[アイテムボックス]

[研ぎ石]

------------------------

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ