表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/3

プロローグ

初投稿です

 ピンポーン


 俺の部屋にチャイムの音が響き渡る。五月一日、今日はついにWCO(World Caputure Online)の発売日。ベータテストに当選できなかった俺は家にこのゲームが届いた瞬間からずっと興奮していた。

このゲームは10×10の100マスのマップと全マップを攻略すると出現する1マスのマップにより構成されている。そしてなによりも凄い所はトーナメント式の大会の優勝者は自分だけのユニークスキルが手に入るということだ。

楽しみすぎてゲームルールは20回ほど読んだ。ギアを装着し、ベッドに横たわる。


「ゲームスタート!」


 そう言うと意識がゲームの中に入っていった。このゲームはリセットが出来ない様になっている。アバターはランダム、職も5つピックアップされたものから選ぶことしかできない。だからこの瞬間が一番大事だ。抽選の様な演出が終わると自分のアバターとウィンドウが出てきた。アバターは黒髪に緋目(あかめ)そして笑うと見える牙風の犬歯だった。


「まあ、俺好みだな」


 そしてウィンドウに目を通すと職の選択肢があった。


ーーーーー-------------------

 ソルジャー(兵士)


 ファイター(戦士)


 ライトファイター(軽戦士)


 アーチャー(弓使い)


 ダンジョンマスター

------------------------


 俺の興味はダンジョンマスターに完全に傾いていた。

 しっかりと説明も見ないとなと思っていたがすでに俺の指はすでにダンジョンマスターを選択し、確定ボタンを押していた。俺の前にはプレイヤーネームの入力ウィンドウが出ていた。


「や、やっちまったーーーーー!」


 俺は思わず叫んだ。戻ることは出来なかったので開き直ってプレイヤーネームを入力した。俺はどのゲームでも〈ナラク〉という名前を使う。ちなみにこの名前は天馬 奈落(てんま ならく)という俺の名前をカタカナにしただけのものである。名前が確定されスキル選択ウィンドウが出てきた。説明を読むとスキルは【識別】スキル(以後、“スキル”は略す)、職業専用スキル以外に5つ選べるらしい。


ちなみにダンジョンマスターの専用スキルは【迷宮構成】だ。武器スキルは必ず1つ選ばなければいけないようだ。俺は好きな武器の【鎌】を選ぶことにした。好きな理由はカッコいいからである。他のスキルは【闇魔法】(カッコよさそう)【火魔法】(闇魔法と一緒に使えたらいいな)【忍び足】(奇襲出来たら強そう)【耐久走】(移動に便利)を選び、決定ボタンを押す。すると目の前が光に包まれ思わず目をつぶってしまった。次に目を開くと大きな街の広場の中に立っていた。

周りを見回す。


 すると突然、5人程連続して人が現れた。


「移動した方が良さそうだな」


 俺は商店街の方に移動する事にした。


 左手を下に振り、ウィンドウを開く。

 上から順にステータス、装備、持ち物、スキル交換、スレページ、フレンド、ヘルプ、設定、ログアウトと書いてあり、右上に所持金が書いてあった。ちなみに所持金は三千Gだった。


「とりあえずステータス見ないとな」


------------------------

 Lv1


 体力 8


 魔力 10


 筋力 9


 防御力 7


 精神力 6(魔法攻撃力・魔法防御力に関与)


 敏捷値 8


 器用値 10(武器の扱いやすさに関与)


【迷宮構成】Lv1 【識別】 Lv1 【鎌】Lv1

【火魔法】Lv1 【闇魔法】Lv1

【忍び足】Lv1 【耐久走】Lv1

------------------------


 次に持ち物を見たが、ポーションが三本だけだ。

 次は装備を確認だ。


------------------------

 メインウェポン(右手) [初心者の鎌]


 サブウェポン・盾(左手) [無し]


 頭 [無し]


 上半身 [初心者の服]


 下半身 [初心者のズボン]


 足 [普通の靴]


 アクセサリー(首) [無し]


 アクセサリー(腕) [無し]


 アクセサリー(指) [無し]


 [剥ぎ取りナイフ]

 [アイテムボックス]

------------------------


あとは見た目装備があるがこれは見なくても良いだろう。

 設定は面倒なので飛ばし、一番気になっていたスキル交換を開く。説明が出るがこれは読まずに飛ばす。

 事前に読んでおいた説明ならレベル1の魔法はスキルポイントを消費せずに手に入るはずだ。


「お、あったあった」


 火魔法の呪文の『ファイアボール』に闇魔法の呪文『ダークボール』だ。どちらもスキルポイントは消費せずに取得可能だった。俺はすぐさま取得し、ウィンドウを閉じる。

 そして俺は街の外へ走り出した。


「俺の冒険の始まりだ!!」

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ