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第三章  第二十一話  商王国編21

ダーキスが起こした事件は、ダーキスを捕まえたことで解決することができた。ダーキスの仲間であったアルネアとナーバァは自らの非を認めて反省していることもあり、軽めの罰を受けることになる。一方のダーキスは反省はおろか自分に非はないと主張して、捕縛の時も説得しようとした仲間に刃を振るったのだ。


その結果、ダーキスは商王国の刑罰で死刑の次に重いあるいはそれ以上とも言われるダンジョン奴隷にされるのだった。ダンジョン奴隷とは奴隷の身分に落とされて高難易度ダンジョンなどを強制的に探索させられる物だ。これによりダーキスは死ぬまでダンジョンを探索することになる。


事件が解決し、ダーキスによって重傷を負わされた新月、三日月、無月も順調に回復して霜葉達はダンジョンへと挑戦することにした。冒険者ギルドでシルクスパイダーの糸の納品依頼も受けて、ダンジョンへと入る。


ダンジョンへ入り4階層へ到達した直後に北斗から妊娠していたウェアウルフたちが産気づいたと報告を受けて霜葉達は慌てて【箱庭世界】へと向かう。ウェアウルフたちは無事に出産し7人の小さなウェアウルフたちが北斗の群れに加わった。その日の夕食は小さな命の誕生を祝う場となるのだった。


誕生祝を行った翌日には、早くも生まれたウェアウルフたちは元気に走り回っていた。それを微笑ましく母親たちが眺めている。


「「「わぅ~ん!」」」

「「「「わぅん!」」」」


小さなウェアウルフたちはまだまだ狼と言うよりは犬のように見えた。実際外見は二足歩行をする人間の手を持つ真っ白い柴犬と言った感じが近いか?


『もう走り回れるんだね?』

『魔物の成長は早いのです。一日もすればもっと大きくなり戦えるようにもなりますぞ』


それは確かに早い。逆に言えばそれほど早く成長しなければこの世界では生き残れないと言うことだが。


『これから少しずつ戦い方を教えます。最初は弓の扱いからですが。さすがに前に出て戦わせるのはまだ無理ですので』

『そうだね』


しばらくは弓をメイン武器にして、体が成長したら個人にあった武器で戦わせることになるそうだ。しかし、北斗たちの群れは子供が生まれたことで35人に増えた。白夜たちを加えると霜葉の仲間は総勢47人と結構な人数になった。


ちなみに白夜たちはウェアウルフの子供たちに懐かれて、一緒に遊んでいる。ガウェインだけは霜葉の傍に居るが。特に金剛一家の黒玉、黄玉、天青、天藍たちと仲がいい。彼らの方がお兄さんお姉さんだから弟と妹が出来たような気持なのかもしれない。


「「モグ!」」

「「モグモ!」」

「「「わぉん!」」」

「「「「わぁん!」」」」


金剛一家は現在退化を解いており、本来の姿で子供たちと遊んでいる。新月たちも同様だ。最初に子供たちの前で退化を解いた時の驚た様は見物だった。まぁ、次の瞬間にはモコモコな三日月に群がったが。三日月も嬉しそうだった。


『さて、今日はどうしようか?このまま遊んですごしてもいいのだけど』

『わしとしましては早く進化をしたいので、戦いたく思います』

『お兄さん。俺も戦いたいぞ』

『私も強くなるの!』

『俺も・・・』


今日の予定をどうしようかと思った霜葉。そんな霜葉にガウェイン、新月、三日月、無月の四人はLv上げを希望した。白夜たちにも聞くと一緒に行くと答えた。北斗たちは子供たちに自衛ができるくらいの戦い方を教えてから参加することになり、今日一日は北斗たち抜きでダンジョン探索することに。ちなみに現時点での霜葉達のステータスは・・・・



  名: 動島 霜葉


 職業: 【軍勢の魔王レギオン・ロードLv40】


固有スキル:【存在進化ランクアップ】:【箱庭世界オンリーワールドLv6】:【思念会話Lv7】


スキル: 回復魔法術Lv10 : 付与魔法術Lv10 : 錬金術Lv10

     調理術Lv10 : 魔道の極み : 魔力強化・極

     魔力回復強化・極 : 無詠唱 : 職人の極み

     超鑑定 : 超隠蔽 : 短剣術Lv8 : 杖術Lv8

     アイテムボックス・極 : 方向感覚



  名:  白夜


 種族: 【ホワイトウルフ♂Lv18/Lv30】


スキル: 咆哮Lv8 : かみつきLv8 : 嗅覚探知Lv8

   : 身体強化Lv7 : 氷魔法術Lv6 : 爪撃Lv6

   : 脚力強化Lv6 : 魔力強化 : 退化(配下専用スキル)



  名:  十六夜


 種族: 【サンダータイガー♀Lv18/Lv30】


スキル: ひっかきLv8 : 隠業Lv8 : 聴覚探知Lv8

   : 身体強化Lv7 : 雷魔法術Lv6 : 牙撃Lv6

   : 筋力強化Lv6 : 魔力強化 : 退化(配下専用スキル) 



  名:  新月


 種族: 【スケイルベア♂Lv24/30】


スキル: 爪撃Lv9 : 腕力強化Lv8 : 体力強化Lv8

   : 持久力強化Lv8 : 低燃費 : 身体強化Lv7

   : 堅鱗 : 鱗再生 : 退化(配下専用スキル)



  名:  三日月


 種族: 【ウールべア♀Lv24/30】


スキル: 爪撃Lv8 : 腕力強化Lv8 : 体力強化Lv8

   : 持久力強化Lv8 : 低燃費 : 耐久力強化Lv7

   : 体毛弾性強化 : 不動 : 退化(配下専用スキル)



  名:  無月


 種族: 【アースベアLv♂24/30】


スキル: 爪撃Lv8 : 腕力強化Lv8 : 体力強化Lv8

   : 持久力強化Lv8 : 低燃費 : 土魔法術Lv5

   : 大地の加護 : 魔力回復強化 :退化(配下専用スキル)



  名:  ルナ


 種族: 【シルバームーン♀Lv8/Lv40】


スキル: 爪撃Lv7 : 無音翔術Lv8 : 闇魔法術Lv6

   : 身体強化Lv7 : 魔道の極み : 夜目 

   : 魔力強化 : 魔力回復強化 : 筋力強化Lv5

   : 退化(配下専用スキル)



  名: ガウェイン


 種族: 【スケルトン・ホーリーナイトLv21/Lv30】


スキル: 騎士剣術Lv8 : 騎士盾術Lv8 : 身体強化Lv8

   : 武術の極み : 忠義の心 : 光の加護 

   : 体術Lv6 : 光魔法術Lv5 : 魔力強化 



  名:  北斗


 種族: 【ウェアウルフ♂Lv14/30】


スキル: 爪撃Lv3 : 精密作業強化Lv7 : 木工Lv6

   : 群れの長 : 槍術Lv6 : 小楯術Lv6 

   : 身体強化Lv4 : 体術Lv4 : 精密動作 

   : 退化(配下専用スキル)



  名: 金剛、黒玉、天青、黄玉、天藍


 種族: 【アースモールLv18/Lv30】


スキル: 爪撃Lv8 : 穴掘りLv8 : 夜目

   : 連携 : 耐久力強化Lv7 : 掘削

   : 土魔法術Lv5 : 大地の加護 : 筋力強化Lv5

   : 退化(配下専用スキル)



新月たちはしばらく回復に努めていたのでLvは以前のままで、それはガウェインと北斗たちも同じだ。元の世界に帰れる情報も探してはいるが、手掛かりすら見つけられない。せめてこの街に居る間に誰かは進化をさせたいと霜葉も考えた。


ダンジョン探索の前に白夜と十六夜に4階層に誰かいないかを探らせてみたが、問題ないとのこと。霜葉達は北斗たちを除いた主力である白夜たちとダンジョン探索を開始。5階層の階段を探しながら魔物相手に戦う。その際、新月たちとガウェインの活躍ぶりは凄まじい物だった。


新月はスタッグアーマービートルを圧倒し、三日月はホーンアーマービートルの突撃を受け止め投げ飛ばし、無月はキラーホーネットに対して魔法術で次々と撃ち落とす。ガウェインはアサシンマンティスを相手取り無傷で勝利。さすがに数が多いソルジャーアントは全員で対処したが。


霜葉も皆の活躍を見て援護する。と言ってもここでは【ガードブースト】系と【ヒーリング】程度の援護だ。あまりやり過ぎると戦いが簡単すぎて戦闘経験が偏ってしまうとガウェインからの助言があったのだ。


『我々の戦闘力はかなりの物です。今の我々が一番すべきことは戦闘経験を重ねることです。そうすることで進化して手に入れた力を十二分に発揮できる自力を身につけることができるのです』


進化したことで魔法術が使えるようになったり、新たな特技を身につけたりとできることが増えたのでそれらを使いこなす必要があるのだとガウェインは言いたいようだ。そのため今回のダンジョン探索では魔物との戦いを主としている。5階層の階段も探してはいるが、ここは樹海と言ってもいいような森林タイプ。北斗たちが居ないのでは発見は難しいだろう。


魔物を倒してドロップ品も回収し、戦闘で倒れた樹や使える素材と果物も回収して霜葉達は魔物と戦い続けた。途中で北斗からお昼になるので【箱庭世界】で休憩してはどうかと連絡が来たので皆を連れて帰還することに。そしてウェアウルフの集落に着いた直後に・・・


『『『主様~!』』』

『『『『お帰りなさい!』』』』

『ただいま』


霜葉たちを出迎えたのは新しく生まれたウェアウルフの子供たちである。子供たちは朝見たときよりも大きくなっている様子。この分なら本当に明日になれば戦えるくらい大きくなっているだろう。早速、子供たちと白夜たちが遊びだしてにぎやかになった。そんな彼らを霜葉とガウェインに金剛は微笑ましく見つめる。


『ふふふ。みんな楽しそうだね』

『そうですなぁ』

『私としましても黒玉たちに良い友達が出来てうれしいです』


遊んでいる彼らの奥ではウェアウルフたちが昼食を作っているので、霜葉も手伝い作り終えたメニューは霜葉が教えた唐揚げにかき揚げなどの揚げ物に果物の盛り合わせだ。生まれたばかりの子供たちは果物とロイヤルゼリーを美味しそうに食べている。


それを両親と若いウェアウルフたち(以前は子供だったが時間と進化の影響で大きく成長した)が面倒を見ている。一方、霜葉はガウェイン、北斗、金剛と今後について話し合っていた。


『明日になればあの子たちもダンジョン探索に加わるんだね?』

『はい。幸い弓の扱いもすぐに覚えましたし、我々も一緒で有れば大丈夫でしょう』

『だったら、お昼からはこのまま僕たちは探索を続けて五階層の階段を見つけないとね』

『それなのですが、主殿。5階層への階段を見つけてもしばらくは下りずにいた方がいいと思いますぞ』

『え?』

『5階層には4階層よりも強い魔物が出てくるはずです。我々は対処できるでしょうが、生まれたばかりのあの子らを連れてはもしもがあるやもしれません』


ガウェインの言葉に霜葉も確かにと思った。


『私もガウェイン殿の意見を支持します。少なくとも子供たちに4階層で戦闘を経験させてからの方がいいかと』

『そっか・・・確かにそれがいいかもね。二人の意見通りにするよ』

『お二人とも。ありがとうございます』

『何。気になさるな北斗殿。仲間のことを考えるのは当然のこと』

『そうですよ』


北斗は群れの子らのことを考えてくれた二人に頭を下げて礼を言う。ガウェインや金剛は仲間のことだから当然だと。霜葉は彼らを仲間にしたことは本当によかったと思い、彼らのためにもしっかりしなくてはと決意を新たにした。


その後は昼食を食べ終えて休憩をはさみ、霜葉達はダンジョン探索へと戻った。5階層への階段を探しながら現れる魔物を次々と倒してゆく新月、三日月、無月、ガウェイン。白夜たちも負けじと頑張っている。そんな中、前方の大きな樹に何やら見慣れぬ魔物が居た。


その魔物の外見はホーンアーマービートルに酷似していたが、全身金色で角も立派なのが上下に二つ特に上の角が立派である。なんだかヘラクレスオオカブトに似ている。霜葉は鑑定をしてみた。


 【ゴールデンビックホーン】

ホーンアーマービートルが突然変異で誕生した個体。非常に珍しい魔物で討伐例もほとんどない。強さもかなりの物でその角を使った突撃はかなりの威力を誇る。


どうやらこの魔物もダンジョン個体のようだ。シルバースタッグビートルと同じような鑑定結果だ。おそらくはダンジョン個体なのだろう。しかし、こちらの方が珍しく強いかもしれない。霜葉は鑑定結果を皆に伝えてどうするか話し合うことに。


『・・・鑑定結果は伝えたとおりだよ』

『なるほど。なかなか手強そうですな』

『『つよそ~!』』

『『『確かに・・・』』』


ガウェインと白夜に十六夜、新月たちは外見と霜葉の意見を聞きどうするか悩みだした。すると・・・


『主様。私は倒したいと思います』

『ん?金剛?』


金剛が倒すと断言した。霜葉が理由を尋ねると・・・


『あの魔物がここでずっと大人しくしているとは思えません。明日には北斗殿が生まれたばかりの子らとここを探索します。その時にあの魔物を倒していなかった場合、遭遇すれば危険です。今ならば主様のお力でこちらが優位に戦えます』

『確かにそうだね・・・わかったよ。あの魔物はここで討伐するよ。皆準備して』

『『うん!』』

『『『わかった!』』』

『は~い!』

『承知』

『『『『頑張るよ!』』』』


金剛の意見を聞きあの魔物をここで討伐することにした霜葉達。まず最初に接近した直後に霜葉の付与魔法術の【フルカース】で能力を下げて戦いを挑む。ところが、身体能力を下げたにもかかわらず苦戦していた。白夜と十六夜の魔法術は避けられ、新月たちの攻撃は弾かれ、ガウェインの盾で防御しようとしても吹き飛ばされる。ルナも飛んで魔法術を当てようとするが追い付かず、金剛たちの攻撃も効果なし。


【フルカース】で身体能力を下げた状態でこれなのだ。素の状態で戦っていた場合はこちらが倒されていたかもしれない。霜葉は皆を援護するため付与魔法術を使い続けている。本当なら相手にもカース系の付与魔法術を重ね掛けしたいのだが、動きが早すぎて捕捉できないのだ。


このままではあの魔物に掛けた【フルカース】も効果時間が過ぎてしまう。そこで霜葉は切り札の一つを切ることに。


『ガウェイン!【アンブレイカブル】を使う!それであの魔物を倒すよ!』

『それしかなさそうですな!承知!』


付与魔法術の最上位魔法術の一つ【アンブレイカブル】それをガウェインに付与する選択を選んだ。


「いくよ!【アンブレイカブル】!」


ガウェインに向けて霜葉は切り札を切る。ガウェインは体が赤いオーラに包まれた。


『こ、これは!ち、力が溢れて止まりませんぞ!!』


ガウェインの様子にただならぬ気配でも感じたのか、ゴールデンビックホーンはガウェインに向けて突撃してきた。それをガウェインは盾を構えて・・・


『ぬえぇい!』

バキィン!!


盾で相手を弾き返したのだ!しかも相手は大きな樹に衝突して、動きが止まった。そこへガウェインが凄まじい速度で追撃する!


『ハアァー!!』


飛び上がり剣を両手で持ち上段から一気に振り下ろすと魔物は一刀両断された。衝突した樹と一緒に。


「す、すごい・・・」

『『おじいちゃんカッコいい!』』

『『『すごいよ!』』』

『カッコいいの~』

『す、すさまじいですね・・・』

『『『『か、かっこいい・・・』』』』


しかし、ガウェインは地面に降りると膝を付き、肩を上下した。何やら苦しそうだ。


『ど、どうしたのガウェイン!?』

『も、申し訳ありません、いきなり力が抜けてしまいました。しばしお待ちを』


しばらく待つとガウェインは立ち上った。


『ご心配をかけて申し訳ありません。もう大丈夫です』

『付与魔法術の効果時間が解けたのかな?』

『それもですが、付与された後と前とでは身体能力に差があり過ぎたのでしょう。解けたと同時にすさまじい疲労感を感じました』

『う~ん。これはあんまり多用すべきではないね』

『そうですな。それにわしには別の問題があるようです』

『別の問題?』

『これを』


ガウェインは霜葉に持っていた剣と盾を見せた。二つの武具には無視できない亀裂が走っていた。


『これは・・・』

『どうやら強化されたわしの力に武具が耐えられなかったようです。鎧の方は耐えたようですが。この二つには荷が重かったようです。かなり使い続けていた物ですし』

『ごめんよガウェイン。武具のことまでは考えてなかったよ』

『お気になさらずに。仲間と主を守れてこの武具たちも本望でしょう』


そう言ってガウェインは剣と盾を大事そうに抱えた。思い入れがあるのだろう。


『とはいえこのままではわしの戦闘力が半減してしまいます。主殿。手に入れていた魔道具を幾つかわしに下され』

『わかったよ。ちょっと待ってね』


そう言って霜葉はアイテムボックスにある盾と剣をこの場に出した。ガウェインはその中の物を手に取りしっくりくる物を探している。その間に霜葉は先ほどの魔物であるゴールデンビックホーンのドロップ品を回収する。ドロップ類は大量の甲殻と立派な角である。


全部回収し終わるとちょうどガウェインも選び終わった。選んだ武具は頑丈さ重視で付与された効果が【破壊耐性】や【耐久値強化】など壊れにくい物だ。ただ、正直言ってガウェインには似合っていない武具だ。


『ガウェインの剣と盾も考えないとね』

『どこかのダンジョンで魔道具が見つかればいいのですが』

『それか、この街の職人に武具を作ってもらおうか?材料は前に手に入れたシルバースタッグビートルで』

『むむ。武人としては興味がありますが、難しいのでは?』

『まぁ、物は試しと言うからね。このダンジョンから出たら検討してみよう』


武具の話はこれで一旦終わりにして、次は先ほどの戦闘の反省会だ。


『久しぶりに苦戦したね。闘争の魔王以来だ』

『我々も油断しておりました』

『ごめんねご主人・・・・』

『主すみません・・・』


白夜と十六夜はしょんぼりと耳は垂れ下がり尻尾も元気がない。


『俺も役に立たなかったよ』

『私も・・・』

『無念・・・』

『悔しいの・・・』


新月たちにルナも先ほどの戦闘で役に立たなかったのを気に病んでいる。


『私たちなど完全に役立たずでしたな・・・』

『『『『もっと強くなりたい・・・・』』』』


金剛一家も落ち込んでいる。そんな皆に対して霜葉は・・・・


『みんな落ち込んでいる暇はないよ。今回の戦闘では全員に改善の余地があった。それが分かってしかも生き残れたんだ。悔しいならもう油断も相手を侮ることもせずにこれからどうすれば強くなれるのかを考えながら戦って行こう』


霜葉はもう前を向いて、次のことに意識を向けていた。もちろん霜葉も先ほどの戦闘には思うことはある。しかし、そればかりに目を向けていたは成長はしない。失敗を忘れるのは論外だが、そればかりを引きずっていては成長の足かせでしかないのだ。


『ふふふ。主殿の言う通りですな』

『確かに。この経験を次に生かすべきですね』


ガウェインと金剛はすぐに霜葉の言葉を受け止めて、次のことを考え出した。他の皆も徐々にではあるが持ち直す。霜葉達はダンジョンを新たな気持ちで進みだした。

次回更新は未定です。

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