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第三章  第五話  商王国編5

霜葉達は商王国のハズレダンジョンを探索中にガウェインがここに生前に訪れたことがあると知り、彼からこのダンジョンを情報を聞くことになった。その結果、霜葉達の今の実力ではこのダンジョンの最下層まで行くのは厳しいと言うことが判明。そのため霜葉は10階層まで探索して地上へ帰るとこにした。


地上へと帰還した霜葉はダンジョンの門番さんにダンジョンカードを返却したところこのダンジョンの到達記録を大幅に塗り替えたことを知られる。門番さんは霜葉に魔物素材と魔道具は手に入ったか尋ね、霜葉は包み隠さずに回収したことを伝えた。それを確認したい門番さんは霜葉と一緒に冒険者ギルドへと向かうのだった。


街を移動して冒険者ギルドに着いた霜葉達とこの街の警備隊隊長ドルトは、早速ギルドに入りギルドマスターであるダルバンを呼んだ。


「すいませ~ん!ダルバン殿はいますかぁ~!」

「大きな声出さなくとも聞こえるぞ?なに用だ。うん?お前さんは確か・・・・」

「どうもお久しぶりです」

「久しぶり?三日前に会ったばかりじゃろうが。言葉がおかしいぞ」

「すいません。ダンジョンを探索してたので地上は久しぶりな感じがしまして」


確かに三日間も人に出会わずに魔物ばかりと戦い会話していれば、そう言う感覚になるだろう。


「ああ、本当にハズレに行ったのか。でどこまで行ったんだ。と言うかなんでドルトまでいるんだよ?」

「それはなダルバンさん。この坊主がこの街のハズレダンジョンを10階層まで到達したからだよ」

「・・・・はあ!?」


ドルトが口にした言葉にダルバンは顎が外れるのではないかと言うほど口を開けて驚いた。しばらく呆然としていたが、次の瞬間にはドルトに確認をした。


「そ、それは確かなのか!?」

「ダンジョンカードは確認した。間違いない」

「マジなのか!?おいおい!坊主は三日前にダンジョンに入ったんだぞ!前の到達記録だって三日かかって到達したのに、同じ時間で何で倍になるんだよ!?」

「そこは俺にもわからんが、とにかく坊主は到達記録を大幅に更新したんだ。しかも坊主が言うには魔物素材と魔道具も出たらしい」

「・・・・」


ダルバンは口をパクパクさせて言葉を失っている様だ。無理もない。長年ハズレだと思っていたダンジョンで魔道具が発見されたと言われれば誰もがこうなるか、嘘だと決めつけられるかのどちらかだろう。


「それが本当なら大発見だ。それを確認したくて俺も同行したんだよ」

「わ、わかった。坊主!付いて来てくれ!解体場でそれらを見せてほしい!」

「わかりました」


ダルバンはこのギルドで一番広い解体場で確認しようと、彼らを案内する。案内された霜葉達は現在ちょっと顔を歪めていた。解体場は確かに広いが手入れはされていないため埃や汚れが目立つ。


「すまんな。何せ俺しかいないからいろいろと手が足りなくてな」

「そうですか・・・とりあえず綺麗にしますね?【エリアクリーン】」


さすがにこのままで貴重な魔物素材や魔道具を出すのはどうかと思った霜葉は【エリアクリーン】でこの場を洗浄した。魔法術の効果で埃と汚れは無くなり少しはマシになった。少しはと言ったのは壊れた個所などがあるからだ。


「ほう!坊主は回復魔法術が使えるのか!」

「しかも広範囲の魔法術とは・・・Lvも相当高いな・・・」

「それでは手に入れた物はここに出しますね?」


そう言うと霜葉は何もない空間から武器を取りだした。


「あ、アイテムボックスのスキルも持っているのかよ!」

「それも驚きだが、あの武器は中々質が高いな」

「お、本当だな。これならいい値段で売れるし鋳潰してインゴットにしてもいい物が作れそうだな」


ダルバンとドルトはアイテムボックスのスキルに驚き、霜葉の出した武器にも驚いている。そんな二人を無視してどんどん出し続ける霜葉。二人はそれを最初は感心して見ていたが、徐々に数が多くなるにつれて驚愕からドン引きした顔になり・・・・


「「いやいやまてまて!?」」

「はい?」


二人は霜葉に待ったを掛けた。それまでに出された武器の数は凄まじい物であった。むしろこんな数がアイテムボックスのスキルと言えど入るわけがない。


「坊主!お、お前のアイテムボックスのスキルはまさかアイテムボックス・極か!?」

「はい、そうですけど?」

「マ、マジか・・・」

「ダルバンさんなんですか?アイテムボックス・極と言うのは?」

「・・・・普通アイテムボックスのスキルって言うのは入る量に限界があるよな?」

「ええ」

「極はその限界がない。無限に物が入るんだ。しかも入った物は劣化することも腐ることもないそうだ」

「・・・え?それは冗談ではなく?」

「本当の話だ。これはドワーフの間で語り継がれる伝説に書かれていた物で商王国の初代国王もこのスキルを持っていたそうだ」

「・・・・」


ドルトは言葉もないほど驚いていた。彼はそんなすごいスキルが有るとは知らなかったし、ましてや実際にそのスキルを持っている人物に出会うことになるとは夢にも思わなかった。


「まさか、伝説に語り継がれるスキル持ちに出会うとはな~まぁ、今はダンジョンのことを話すとしよう。話を変えて悪かったな?」

「いえいえ」

「でだ、話を戻すがその武器はこの街のダンジョンで手に入れたのか?」

「話をするのはいいですが、可能ならこの街の領主様にも聞いてもらった方がよくないですか?」


この街のダンジョンがハズレではなく収入源としては優秀だと言う説明をするのなら、この街の責任者である領主様にも聞いてもらった方が2度手間にならずに済むからと思い提案した。


「む?確かにその方がいいな」

「では俺が領主様に報告して来よう」

「あ、でしたらこれも持って行ってください。証拠として」


霜葉はそう言うとアイテムボックスからダンジョンで手に入れた魔道具の【大樹の円盾】をドルトに渡した。


「こ、これは魔道具か!?」

「はい、盾の魔道具です。8階層で手に入れました」

「これは見事だな!これほどの魔道具が手に入るのか!?」

「領主様にこれを見せて報告すれば、信じてもらえると思いますよ?」

「確かに・・・では借りることにする。しばらく待っていてくれ!」


そうしてドルトは冒険者ギルドを出て行った。その間にダルバンが大量の武器はもういいからとりあえず仕舞ってくれと言うので全部片付けた。その後はギルドの酒場の椅子に腰かけてドルトの帰りを待つことに。しばらくすると・・・


「あ、あの魔道具を手に入れた冒険者はここに居るのか!?」

「領主様!落ち着いてください!」


冒険者ギルドに男性が入ってきた。その後ろからはドルトも付いて来ていた。どうやらこの男性が領主様のようだ。男性は人族で正直に言って領主には見えなかった。黒髪でモノクルを左目に付けている以外は特に特徴はないし、着ている服も霜葉がこれまでに出会った町の責任者や領主と比べると地味だ。


「ジムキス様、興奮するのは痛いほどわかりますがね。ちょっと落ち着いた方がいいですぜ?」


そんな男性にダルバンは立ち上り声を掛けた。やはりこの男性が領主様で間違いないようだ。ギルドマスターであるダルバンが様付けするのは、領主様くらいだろうから。


「も、申し訳ないダルバン殿。興奮しすぎていたようだ。まさか、あのダンジョンからあのような魔道具が手に入るとは夢にも思っていないと言うのが正直な気持ちでね」

「気持ちはわかりますぜ。俺も同じですよ。とりあえず坊主。この方がこの街の領主であるジルキス様だ」

「君がドルトの言っていた冒険者かい?初めまして。この街の領主をしているジルキス・エルクラドだ」

「初めまして。Cランク冒険者の霜葉です。周りにいる子たちは僕の家族です」


霜葉が白夜たちを紹介すると彼らは鳴き声を順番に上げて、挨拶をした。そんな光景にジルキス様は困惑した。


「ナ、なぜここに魔物が居るのだ?」

「領主様。彼は【魔物使い】なんですよ」

「ま、魔物使いだと?魔物使いがCランク冒険者になれたのか!」

「話が進まねぇな・・・坊主。とりあえず魔道具と魔物素材をこの場でいいから少なめに出してくれないか?その上で詳しい話を聞きたい」

「わかりました」


霜葉が魔物使いと言うことに驚いているジルキス様を一旦放置して、ダルバンが霜葉にダンジョンで手に入れた物を出してほしいと頼んだ。霜葉はそれを承諾してスケルトン・ファイターの武具を数点、ブラッドゴーレムの骨、スケルトン・ウォーリアーの魔道具とナイトの魔道具を数点取りだした。


「この武具は普通の武器か?だが、質が高いな。これなら普通に売れるし警備隊に使ってもらうのもいい」

「こっちの骨はいいなぁ~これで武具を作ればいい値で売れるぜ」

「魔道具はどれも素晴らしいな。これほどの魔道具が手に入るダンジョンはそう多くないですよ?」


三人とも霜葉の出した魔物素材と魔道具を手に取り品質や状態を確認している様だ。その後に霜葉から6階層からのダンジョンの話を聞く三人。しばらくして話終わり、その話を聞き終わった三人の反応は・・・


「スケルトン・ウォーリアーとナイトか~そいつらが魔道具を持っていて使いこなしているって言うのは厄介だな」

「それもですが、フレッシュゴーレムとブラッドゴーレムも厄介ですよ。ゾンビよりは戦いやすいでしょうが強敵なのは変わりありません。ブラッドゴーレムの骨も武具を造ったり使ったりするのはちょっと・・・」

「俺達ドワーフはそんなことは気にしないぞ?死体だろうがなんだろうが有用な素材なのは違いないからな!」


ダルバンとドルトがブラッドゴーレムの骨の扱いで考えの違いを言葉にしていた。霜葉もいくら魔物とは言え、ブラッドゴーレムの骨で造った防具などは装備はしたくないと思った。ダルバンはと言うかドワーフはそう言った事はなくただ単純に素材としての価値の方が重要らしい。そんな二人とは違いジムキス様は霜葉を見つめ何か考えている様だ。


「あの~どうかしましたか?」

「・・・・君はどうして魔物の名前やこれらが魔道具であると断言できるんだい?まさか君は鑑定スキルを?」

「あ、はい。持っています。結構高いLvで」

「「「なぁ!?」」」


実際は高いLvなどと言う次元ではないのだが、さすがに鑑定は持っていると明かしてもそれが超鑑定だとは言うのはやめておいた。そしてその判断は正解だった。


「おいおい!回復魔法術もアイテムボックス・極も鑑定も持っているってお前さん優秀すぎるぞ!?」

「確かに・・・その三つを持っているだけでダンジョン挑戦者から声が山のように掛けられるぞ?」

「な、なんと!?彼はアイテムボックス・極も持ているのか!?」


三人は目の前の人物がダンジョン探索において超優秀な人物であるという認識をこの時点でしたのだ。回復魔法術は長期間のダンジョン探索に、アイテムボックス・極は荷物持ちに、鑑定は魔物やドロップ品の鑑定にと霜葉一人いるだけで重要なことが三つも解決するのだから。


「な、なぁ!ソウハって言ったな?お前さんこのギルド専属にならんか!お前さんが居てくれるだけでダンジョン探索も任せられる!」

「それはお断りします。僕は目的があって旅をしているので」

「そ、そんなこと言わずに考え直してくれんか!?」

「ダルバンさん・・・気持ちはわかるが、無理強いはよくないぞ?」

「その通りだぞダルバン殿。私も彼にこの街に居てほしいが、それをしつこく言って彼が明日にはこの街を出て行ってしまう方がこわい」

「ぐっ!そ、それは確かにこわい。悪かったなソウハ」

「いえいえ。お気持ちはわかりますから。あとこれらの魔物素材と魔道具は買い取ってくれますか?」

「「う~~ん」」


霜葉が買い取りのことを聞くとダルバンとジムキス様は額に皺を作り難しい顔をして悩んでしまった。


「どうかしましたか?」

「・・・買い取りたいんだがな、あいにくこれらを買い取る余裕はうちのギルドにはねぇんだ」

「私もだな。この街の発展すらろくにできん状況ではこれらを買い取ることはできん」


当たり前と言えば当たり前のことであった。この街の状況とギルドの状況を見れば確かに買い取ることができるとは思えなかった。


「では、どうしましょうか?」

「俺の方じゃ方法はねえな。ジムキス様は何かありませんか?」

「・・・一つ方法がある。それは私と彼が魔人国の街まで行きその街の領主に買い取りを交渉することだ。これほどの魔道具と素材ならあちらも喜んで買い取ってくれるだろう。幸いあちらの街の領主とは私がこの街へ異動させられてから付き合いだ。無下にはせんだろう」

「なるほど・・・ちなみにその方法をした場合こちらの取り分は?」

「・・・・こちらが三、君が七と言うのどうだろうか」

「それでは貰いすぎです。僕が六でそちらが四でどうでしょう?」

「なに?いいのか?」

「交渉と言うのはかなり重要です。それに僕では魔人国の領主の伝手がないですから」


本当は無いわけではないのだが、その人物はダディン様だがさすがに態々遠くの街にまで行くのは余計な手間である。それならば取り分を減らしてでも交渉はジムキス様に任せた方がいい。


「ありがとう。その提案はこちらには助かる」

「あと、このダンジョンの攻略では回復魔法術がカギになりますよ?」

「ん?どういう意味だ?」


ダンバルが聞き返すと霜葉はゾンビやフレッシュゴーレム、ブラッドゴーレムに【ヒール】などの回復魔法術を掛けると体が粉々になったことを伝え、さらに【クリーン】が使えるならゾンビの悪臭やフレッシュゴーレムやブラッドゴーレムの血の飛び散りを防げることも教えた。この情報を聞いて三人は呆然としていた。


「はぁ~まさか回復魔法術がゾンビなどには逆の効果を与えるとはな」

「それは確かに驚きですが、そもそも回復魔法術を持っている者は少ないですよ?」

「それに持っていたとしてもほとんどは治療院で働くからな。冒険者や兵士と騎士などにもたまにいるが、極少数だ。この情報は有益だが役に立つかは疑問だな」

「いえいえ、むしろこの情報は治療院で働く人にこそ朗報ですよ?」

「「「はぁ?」」」

「回復魔法術のLv上げには怪我人が必要です。【クリーン】や【ヒーリング】でもLvは上がりますが、効率的にはあまりよくありません」

「それは、そうだが・・・」

「ですが、ここのダンジョンならゾンビ相手に【ヒール】などの回復魔法術が攻撃魔法術として使えます。これを繰り返せばスキルのLv上げとしては最高ではないですか?」

「「「あ!!」」」


霜葉の言葉で三人も納得したらしい。回復魔法術はスキルとして珍しくLvも上がりにくい。それもそのはず回復魔法術はその名の通り怪我などを癒す物で、怪我人が居るのが大前提の魔法術だ。それゆえスキルLvが上がり難く、重傷患者を癒すのにスキルLvが足りずに助けられなかった事態も珍しくない。そんな中回復魔法術を使えば倒せる魔物が大量に居るダンジョンがあると知られれば・・・


「そうか!この街のダンジョンなら回復魔法術持ちのスキルLvを上げるのに効率がいいのか!」

「そのことが知れ渡れば、この街も発展するかもしれんぞ!?」


ダルバンとジムキス様はこのことを前面に出してこの街に人を呼び込むことを考え始めた。その後、魔人国の街へと行く準備に時間がかかるので、霜葉はジムキス様から情報が正しいのかの確認をするために兵士と一度ダンジョンへと入ってくれないかと頼まれた。霜葉はこの頼みを受けて兵士たちの準備のためにダンジョンへ行くのは二日後となった。


それから二日間は霜葉達はダンジョンには入らずに街の周りを探索して魔物を討伐して回った。理由はお肉の確保と街の安全の確保だ。お肉はアイテムボックスの中にある数が少なくなってきたので、補充もかねて食料になる魔物を討伐しているのだ。


安全確保の方は最近領主であるジムキス様と警備隊がダンジョンのことで忙しくしているので、外壁の外のことまで手が回らないのだ。これには霜葉にも責任の一端はあると考えて、自主的に街の周りの魔物を討伐しているのだ。これにはジムキス様と警備隊隊長のドルトは霜葉に感謝しっぱなしで合った。本来は自分たちがしなければならないのにと恐縮している様だった。


霜葉は自分にも責任があると言って気にしない様にと言ってはいたが、それでも全く気にしないのは無理であろう。ちなみに霜葉は街での寝泊まりは領主様の屋敷でさせてもらっている。霜葉が白夜たちが居るから宿屋には泊まるのは難しいと言うと快く迎えてくれたのだ。それとは別に少しでも恩を返そうと思ったのかもしれない。


霜葉達が二日間で倒した魔物はかなりの数になった。倒した魔物はメイルスコルピオン八体、サンドスネーク七体、ギガントリザード四体に初見の魔物が何種類か現れた。


土の中に潜み獲物を待ち続けるカニ、アースシザーが五体。

集団で襲ってくるサル、テイルモンキーが七体

硬い鱗が鎧のように頑丈なトカゲ、メイルリザードが四体


これらが襲てきたり、白夜と十六夜が先に見つけたりして返り討ちや討伐を行った。この中で食べられる魔物はサンドスネークにギガントリザードとメイルリザード、それとアースシザーだ。特にカニであるアースシザーはダルバンやドルトに聞いた所、なかなか見つけることができない高級食材らしく王都に持って行けば高値で取引されるとのこと。


霜葉は街からは見えない岩場で【箱庭世界】へと入り、これらを解体した。ハイコボルトたちに手伝ってもらいながら。素材はメイルスコルピオンが鋏と尻尾に甲殻。サンドスネークはお肉と皮と牙。ギガントリザードはお肉と皮と爪に牙。アースシザーは身と鋏に甲殻。テイルモンキーは毛皮と尻尾。メイルリザードはお肉に鱗。そして全魔物共通で魔結晶である。


早速霜葉はカニ肉を色々な調理をやってみた。焼きに茹でたり蒸したりと今日はカニ尽くしだ。ちなみにこの世界では魔物肉は生では食べない。そう言う文化がないのはもちろんだが、やはり魔物を生で食おうとする者がいないのが最大の理由だろう。霜葉も魔物という未知の生物なので熱はしっかりと通すことにしている。


カニ肉料理は仲間たちに好評だった。特に茹でて出汁が出たスープは大変に美味で白夜と十六夜にハイコボルトたちは何度もおかわりをしたほどだ。他にも焼いたカニ肉は十六夜が喜んで食べていた。ちなみに鋏などに詰まっている身などは頑張って回収済みだ。鋏は魔物素材なので一緒に茹でる訳にはいかないのだ。残りのカニ肉は大きな鍋数個に入れてアイテムボックスに入れている。


そんな風に討伐した魔物を解体、調理して食事などを繰り返して二日が経ち、兵士と一緒にダンジョンへと行く日がやってきた。

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