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第三章  第三話  商王国編3

霜葉達は商王国の街へとやってきて早速ダンジョンへとやってきた。冒険者ギルドのギルドマスターであるダルバンが言うにはこの街のダンジョンは魔物のドロップ品が価値のない物と魔道具が全く出ない通称ハズレと呼ばれるダンジョンだと言う。それゆえダンジョンが目的なら別の街に行った方がいいと言われたのだが、霜葉は本当にハズレなのか気になったので行ってみることにした。


霜葉達はダンジョンに出てくるスケルトンとゾンビを軽く蹴散らし、到達記録である5階層を一日で踏破してしまった。それは実はすごいことなのだが、そんなことをしたとはまるで知らない霜葉達は未知の領域である6階層へと行くのだった。


6階層で出てきた魔物スケルトン・ファイターを倒すと進化できるようになったガウェイン。その進化を仲間全員で見学するため【箱庭世界】へと戻り進化を行った。霜葉はガウェインに進化先の選択を任せてガウェインが選んだのは【スケルトン・ホーリーナイト】だった。


姿形は騎士甲冑を装備したままだのでわからないが、存在感は増したようでありスキルも増えた。そんな進化を始めてみた、北斗とホワイトコボルトたちと金剛一家は・・・


『すごいですな・・・ガウェイン殿の力が増したのを感じましたぞ』

『私もです。我々も進化できれば今より強くなれるのですね』

『お互い頑張りましょうぞ、金剛殿。群れと家族の違いはあれど他の命を背負っている者同士ですからな』

『ええ、北斗殿。まずはこのダンジョンでLvを上げましょう』


北斗と金剛は進化を目指す決意を改めてした様子。他のは仲間たちも士気はかなり高い。それから北斗は自分たちも戦わせてくれと霜葉に願い出た。ガウェインの進化を見て自分たちも強くなるために戦うことを決意したらしい。これはホワイトコボルトたち全員も北斗と同じ目をして霜葉を見ていた。


『ふむ・・・ガウェイン?6階層では北斗たちも戦えるかな?』

『問題ないかと思います。今の北斗たちの実力でもスケルトン・ファイターなら互角に戦えるでしょう。後は数と油断さえしなければ大丈夫です』

『・・・わかった許可するよ。でも危ないと思ったらすぐに逃げるように言い聞かせてね?』

『もちろん無茶はさせません!ありがとうございます!』


こうして6階層は全員で探索することが決まった。コボルトたちは七人グループを四組で探索を行うことに決まった。ほとんどのコボルトには棍棒を持ってもらいスケルトンと戦ってもらう。例外は子供コボルトたちだ。彼らも強くなりたいと言ってきて北斗はこれを許可。しかし、武器には槍か弓を持たせて戦わせるようだ。それと霜葉は先ほど手に入れた小楯をコボルトたちに与えた。これも有効に使えば戦闘も有利になるとして。


四組のコボルトの中から一人は小楯を持ち、霜葉達は6階層に戻った。そこからは全員で進みつつ別れ道を発見したら、コボルトたちグループと別れながら進む。別れる前に霜葉はスケルトン・ファイターのドロップ品である武具の類は気に入ったなら自分たちの物にしていいと言っておいた。今持っている武器より質が高いので微々たるものだが戦力アップになるからだ。


そうして探索を続けてコボルトたち全員と別れて進み。霜葉達も順調に探索して行った。出てくる魔物はスケルトン・ファイターだけで装備は小楯が固定だが、剣、槍、戦棍、片手斧と扱う物がバラバラだった。それらを普通に使いこなして戦うので確かにスケルトンよりは強い。


しかし、白夜たちには全く敵わず現れると順番に殲滅される。一番実力が低い金剛一家にも多少は耐えるが、結局は倒される。そうして進みながら何度も戦闘を繰り返していると・・・


『主様』

『北斗?何かあったかい?』

『はい、次の階へ降りる階段を発見しました。他のグループにはすでに連絡しております。こちらへおいでください』

『わかった。すぐに行くよ』


他の皆も先ほどの連絡は聞いていたのですぐさま【箱庭世界】の中へと入り入口を閉じて、北斗の前に出現させた。これは以前能力実験をした時に発見した新たな使い方だ。【箱庭世界】の入口は仲間の場所に出現させる事が出来たのだ。そのおかげで霜葉達は楽に移動ができる。


しばらく経つとコボルトたちも集まってきた。彼らの場合は【箱庭世界】を利用した移動をするために霜葉が迎えに行こうとしたのだが、北斗が断った。理由は彼らの場合は身内の匂いは覚えているのでそれを辿ってくれば来れるし、その移動中にも敵が現れたらLv上げになるからと言うのだ。彼らも早く強くなりたいようだ。


そして全員が集まりコボルトたちに【箱庭世界】へと一度帰ってもらい、霜葉達は7階層へと降りてゆく。降り切った先には6階層と変わらない光景が待っていた。どうもこのダンジョンは遺跡タイプで固定なのかもしれない。あくまで現時点では。とりあえず目の前と左に通路があるので目の前の通路を進んでゆく。


『ご主人!ストップ!』

『主何か居ます!』


進んでいる途中で白夜と十六夜が皆を止める。霜葉は二人が止めたことで他の仲間に周囲を警戒するように伝え、二人に話しかける。


『二人とも、何かあった?』

『ここから先に血の匂いがします!』

『いやな音もいっぱいしてるの!』

『こっちには向かってきてない?』

『『うん!』』

『みんな慎重にゆっくり進もう。警戒は怠らないようにね』


それからは慎重にゆっくりと前に進む。そうして彼らの目の前に現れたのは・・・体のあちこちから血がしたたり落ちている大きな人型の何かが三体いた。


『あれって・・・・』

『少々厄介ですな。あれはフレッシュゴーレムです』

『フレッシュゴーレム・・・』

『ゾンビと同じく死体で出来た魔物ですが、ゾンビ以上の強さを持ちタフで攻撃も油断できません。ただ、体は腐っておらず悪臭がしないのでゾンビよりは戦いやすいでしょう』

『でも、さすがにあれには触りたくないよね?』


霜葉の言葉に全員が頷く。と言うわけでゾンビと同様に魔法術で倒すことに。ただ、ゾンビよりはタフであるため、倒すのに時間がかかった。ガウェインも魔法術が使えるようになって戦力は増えているのにだ。さすがにあれ相手ではコボルトたちにはきついと判断して、この階層は霜葉達だけで探索することに。


それから7階層を進み出てくるフレッシュゴーレムを倒しながら8階層に降りる階段を探す。しかし中々発見できず戦闘を重ねることとなった。だが、そのおかげで新月はアロー系の魔法術を覚え、ガウェインも魔法術に慣れ始めた。ちなみにドロップ品はゾンビ同様に無かった。そうやって戦闘を続けながら探し回ってようやく階段を発見。


さっさと階段を降りて8階層に向かう霜葉達。そこも遺跡の空間で霜葉達は一か所の通路を進むと現れたのは、6階層と同じスケルトン・ファイターだった。手早く蹴散らして6階層と同様にコボルトたちを呼んで彼らも探索を行う。そして、しばらく進み続けた時に・・・


『あ、主様!強い個体と遭遇した者たちが居ます!お助けくだされ!』

『わかったよ!すぐに行くって伝えて!皆聞こえたね!』


北斗から群れのグループを助けてくれるように要請が入った。霜葉は皆に確認し全員が頷いたのですぐさま【箱庭世界】に入り各グループの隊長の視界を確認する。霜葉は【箱庭世界】に居る時だけ配下の視界を把握することができるのだ。そして、一つのグループが何やら立派な盾を持ったスケルトンに苦戦しているのが見えた。霜葉達はすぐさまそのグループの下へと向かった。


『助けに来たよ!大丈夫かい!?』

『あ、主様!ありがとうございます!』

『けが人はすぐに下がって!皆頼むね!』

『『わかった!』』

『『『頑張る!』』』

『やるの~』

『承知!』


そのグループが戦っていたのはスケルトン・ファイターが六体と丸い形をしたラウンドシールドと呼ばれる円盾を持ったスケルトンだった。その円盾は翡翠色をした所々に濃い緑色との配色が美しい盾だ。見ているだけでもただの盾ではないことが分かる。武器は剣を持っていてその剣は普通の剣のようだ。


霜葉の下へやってくる手傷を負ったホワイトコボルトたち。金剛一家はそんなコボルトたちと霜葉を守るため辺りを警戒している。回復魔法術で治療をしながら霜葉はあの円盾を持つスケルトンと円盾を鑑定して見た。


  名:  なし


 種族: 【スケルトン・ウォーリアーLv12/Lv15】


スキル: 剣術Lv5 : 盾術Lv4 : 身体強化Lv2



 【大樹の円盾】

ダンジョンで生み出された魔道具。特殊な効果として【体力自動回復】と【衝撃緩和】が付与されている。


『皆!そのスケルトンはファイターじゃなくてウォーリアーだよ!持っている盾も魔道具だ!』

『なるほど!了解しましたぞ!あやつの相手はわしがしよう!皆は他の者たちを頼む!』

『『『『『『わかった!』』』』』』


そうして皆はそれぞれの相手に向かって行ったガウェイン以外はあっという間に倒して、そのままガウェインの援護に向かいほどなくしてスケルトン・ウォーリアーも倒された。そして、ウォーリアーが倒された場所には【大樹の円盾】が残された。


『魔道具は出るみたいだね?』

『そうですな。さすがに浅い階層では出ないと言うことでしょう。ここから徐々に出始めるのではないでしょうか?』

『その可能性は高いよね・・・・はいもう大丈夫だよ?』

『あ、ありがとうございます!本当に助かりました!』

『『『『『『ありがとうございます!』』』』』』


治療されたホワイトコボルトは全員深々と頭を下げて、霜葉に感謝した。それからドロップ品である武器を回収した。ちなみにコボルトたちはスケルトンが使っていた武器は持っていない。なんでも重さが気になるらしく棍棒をそのまま使っていた。これは全員が同じであった。だが、質のいい武器には違いないので霜葉は回収できる時には回収しているのだ。


それから【大樹の円盾】も回収してガウェインに使うか聞いてみたが、今持っている盾の方が性能はいいし慣れているからと断った。むしろガウェインは霜葉に使うのを勧めた。これから先何かあるかわからないので、霜葉も使える装備を持った方がいいと言うのだ。しばし考えてとりあえず装備して使い勝手がいいなら使い続けることにした。


そう思って装備したのはいいが早々にアイテムボックスの中に仕舞った。今まで装備したこともなかったので違和感がすごかったのだ。それに重さも気になり仕舞ったのだった。街に帰ったら売るかどうか考えようと結論した霜葉。


次に霜葉は仲間全員を一度【箱庭世界】に呼び戻して、この8階層をどうするか話し合った。具体的に言えばホワイトコボルトたちのLvをどうするかと言うことだ。この8階層にはコボルトたちだけでは敵わない相手が出てくる可能性があることが分かり、彼らだけではきついためどうするかの話し合いが行われることになった。


『でしたら我々も別れてホワイトコボルトたちに同行するのはどうでしょうか?それらな彼らもLv上げが出来ますし、我々も手強い個体が出た場合は経験が得られますぞ?』

『うん、それはいいね。別れるメンバーはどうする?』

『実力などを考えて、わし一人と新月たち、主とルナと金剛殿家族。それと白夜と十六夜で別れるのがいいかと・・・』

『ご主人と離れるのは嫌!』

『主の傍を離れるつもりはありません!』


ガウェインの提案に白夜と十六夜が反対をした。ならばと今度は新月たちの誰かを金剛一家と行動させようとか言えば・・・


『俺達は三人いつも一緒だぞ!』

『お兄ちゃんと無月と別れるのいや~!』

『俺も二人と一緒がいい・・・』


この案には新月たちが反対した。どうしたものかと頭を悩ませる霜葉とガウェイン。そんな時金剛から質問がされた。


『主様。主様の付与魔法術でしたか?それはどれくらい効果が続くのですか?』

『うん?そうだね~一番弱い魔法術なら結構な時間効果が続くよ?強力になっていくと効果時間は短くなるね。あとは他の魔法術と重ね掛けしても効果時間は短くなるみたいだね』


これについては以前に女王国で実験を行ったのだ。霜葉の付与魔法術のLvはMAXなので効果がどのくらいで効果時間がどのくらいなのか健吾と裕佳梨と生徒会長に協力してもらったのだ。その結果、一番弱い【ブースト】だけであればなんと20時間以上効果が持続したのだ。ただし、これは他の付与魔法を重ね掛けしたら一気に効果時間が短くなる。【アタックブースト】を重ねて掛けるだけで効果時間は10時間短くなった。


その他に今現在、霜葉が使えると言うか知っている付与魔法術で一番効果が高いフルブースト系は効果時間は1時間だ。他のフルブースト系と重ね掛けすると30分以下になる。まぁそれでも戦闘時間を考えると十分に長いのだがね。


付与魔法術スキルを超鑑定で調べれば他の付与魔法術もわかるだろうが、知ってしまうと急な時に使ってしまう可能性があったので調べなかったのだ。これは回復魔法術にも言えるが。しかし、現在の状況及び強くなりたいと願った【闘争の魔王】との戦いを考えると、そろそろ知っておいた方がいいと霜葉は考えた。


話を金剛の質問に戻そう。霜葉の答えを聞いて金剛はしばし考えて霜葉にある提案を言った。


『それでしたら。私たちとコボルトたちには付与魔法術を掛けたらいかがでしょうか?そうすれば、敵が使っていた武器もコボルトたちが使えるようになるのでは?』

『確かにそれも一つの手だけど、いいの?ちょっと危険かもしれないよ?』

『構いません。我々も強くなりたいのです。多少の危険は覚悟の上です』


金剛の言葉に彼の家族は頷いた。霜葉は危なくなったらすぐに自分たちを呼ぶことを条件に許可をだした。その前に【ブースト】をコボルトたちに掛けて、武器が問題なく扱えるか試ししてみた。すると、問題なく武器を扱え金剛一家は北斗のグループと一緒に行動することが決まり、早速探索を再開した。


金剛一家と北斗のグループがダンジョンを進んで行くのを霜葉は見送りながら大丈夫か心配だった。そんな霜葉に話しかけたのはガウェインだった。


『彼らなら心配無用ですぞ?』

『そうなの?』

『金剛殿の家族連係は大したのもですから。あれなら主殿の付与魔法術が効果があるかぎりスケルトン・ウォーリアーでも負けませんよ』

『そうか・・・そうだね。僕も彼らを信用しないとね』

『その通りです。さぁ我々も進みましょうぞ』

『うん!』


霜葉はガウェインとの会話で彼らのことを信じて他の通路を進んだ。その後、ガウェインと新月たちと一緒のグループとも別れ、霜葉は白夜と十六夜とルナ、それと七人のホワイトコボルトと通路を進んでゆく。その道中に現れたスケルトン・ファイターはコボルトたちと協力して対処。たまに出てくるウォーリアーは白夜たちの活躍と霜葉の付与魔法術で撃破。順調に進んでいた。


他のグループもファイターはコボルトたちと協力して戦い、たまに現れるウォーリアーは新月、三日月、無月、ガウェイン、金剛一家が相手をして撃破していた。そして、本当にごくたまにだがウォーリアーは魔道具を持っている場合があり、倒すとそれをその場に残すのだ。さすがに放置するにはもったいないため、ウォーリアーが武具を落とした場合は霜葉を呼び回収して貰ていた。ちなみに手に入れたのは・・・


 【旋風の直剣】

ダンジョンで生み出された片手剣。特殊な効果として【衝撃波効果】と【速度強化】が付与されている。


 【炎熱の十字槍】

ダンジョンで生み出された槍。特殊な効果として【刃炎熱効果】と【握力強化】が付与されている。


 【岩塊の片手斧】

ダンジョンで生み出された片手斧。特殊な効果として【破壊力強化】と【筋力強化】が付与されている。


この三つだ。魔道具は出ないと言う話ではあったが8階層なら出てくるのがこれで明らかになった。街へと戻った時にでもギルドマスターのダルバンに教えようかと霜葉は考えた。証拠はこの魔道具を見せればいいからな。それからも9階層への階段を探して探索を続けた。しばらくすると・・・・


≪固体名 金剛、黒玉、天青、黄玉、天藍のLvMAXを確認。固有スキル【存在進化】で進化可能です≫


金剛一家の進化が可能と言う声が聞こえた。さすがに戦い続けたから進化がこれまでで一番早い。早速休憩もかねて全員を【箱庭世界】へと帰還させて金剛一家の進化を行う。


『これで我々も強くなれるのですね!』

『うん。早速やってみようか?』

『お願いいたします』

『『楽しみ!』』

『『わくわく』』


金剛たちも待ちに待った進化ができるとあって嬉しそうだ。他の皆も彼らを祝福している。霜葉は早速彼らの進化先を確認した。


 ≪進化先を選択してください≫


 【ピットモール】 選択肢 ⇒ 【ロックモール】 【スラッシュモール】


 【ロックモール】

土だけではなく硬い岩盤なども破壊し掘り続ける魔物。


 【スラッシュモール】

爪が鋭く硬い攻撃に特化した魔物。


この二つが進化先のようだ。今回も霜葉は金剛一家に進化先の選択を任せている。彼らは全員と相談して、霜葉に結論を伝えた。


『主様。我々は【ロックモール】になりたいと思います』

『うん了解だよ。選んだ理由は何かな?』

『強くはなりたいのですが、それのみに特化するのもどうかと思いまして。いつか穴を掘るのが役に立つと信じて選びました』

『そうか。うん大丈夫だよ。君たちの能力が必要な時は来るからね?』

『はい』


彼らは穴掘りが得意だからそれを極めようとしているのかもしれないな。この街では依頼はないようだし他も待ちに行った時にでも農地の開拓みたいな依頼があれば受けてみようと霜葉は考えている。そして進化を実行して金剛一家は順番に光に包まれて・・・


『ふむ?見た目的には大きく変化はないね?』

『そうですか?』


金剛一家の見た目は二頭身の灰色の体毛を生やしているもふもふなモグラさんだ。若干灰色が濃い気もするが、それほど差があるわけではないだろう。爪は太くなったかもしれないが。ステータスは・・・


  名: 金剛、黒玉、天青、黄玉、天藍


 種族: 【ロックモールLv1/Lv20】


スキル: 爪撃Lv6 : 穴掘りLv5 : 夜目

   : 連携 : 耐久力強化Lv1 : 掘削


 【掘削】

石や岩などの硬い物でも掘り進むことができる。


追加されたスキルは二つで掘削はユニークスキルだ。穴掘りが得意な金剛一家には有用なスキルだろう。彼らは進化したことで力が増したことを驚いている様だ。さらに金剛一家が進化したことで霜葉の固有スキルもLvアップした。


≪配下の進化回数10以上を確認。条件達成。固有スキル【思念会話】がLv4にアップします≫


このように【思念会話】がLvアップした。それにより仲間との【思念会話】が同時に20人までできるようになり仲間以外の魔物とも6人まで会話が可能になった。


『すごいよ父さん!』

『力が溢れてくる!』

『私たち強くなった!』

『すごいの~!』


子供たちは進化をして強くなったことを大喜びだ。そんな子供たちに金剛は言葉を掛ける。


『確かに私たちは以前より強くなった。それでも私たちより強い者たちはまだまだいるぞ?今の力を得たことを慢心せずにこれからも強くなる努力を続けて行こう!』

『『『『うん!』』』』


さすがは一家の大黒柱。力を得たことで調子にのる前に言葉で引き締めを行った。子供たちも父親も言葉には思い当たることがあるようで頷いていた。その後は仲のいい仲間たちと進化したことを共に喜んでいた。


『おめでとうございます。金剛殿』

『ありがとうございます。北斗殿。次に進化するのは貴方方かもしれませぬな?』

『ええ、後に続くためにも頑張りますぞ!』


金剛の言葉に北斗は力頭よく答えた。確かに次に進化するとすれば、北斗たちの可能性が高いだろう。霜葉は暫く小休憩をすることを皆に伝え、食事をすることにした。食事の用意をする霜葉はそろそろお肉が少なくなってきたのが気になった。このダンジョンを攻略したら、お肉を確保するために魔物を探すかお肉がドロップするダンジョンに行くのもありかもしれないと霜葉は考えた。


そして小休憩を終え、再びダンジョンを探索する霜葉達。その際に霜葉のグループは金剛一家の戦いぶりを観察するためにしばらくは一緒に行動した。そして都合よく現れるスケルトン・ウォーリアーとファイターたち。金剛一家とホワイトコボルトたちはお互いの戦う相手に向かって行った。


「もぐー!」

「「「「もぐー!」」」」


そんな中金剛一家はウォーリアー相手に互角以上に戦った。相手の攻撃を爪で弾き体勢が崩れた時に攻撃を重ねそれを繰り返して撃破したのだ。その戦いでは霜葉は付与魔法術を使っていないのだ。やはり進化の効果は絶大だった。ちなみにウォーリアーが持っていた武具は普通の武具だった。


「もぐも~!」

「「「「もぐも~!」」」」


金剛一家は霜葉の力を借りずに倒せたことを喜び万歳をしていた。北斗たちもそんな金剛たちを祝福している様だ。そして確認はできたので次の分かれ道で北斗と金剛とは別れて探索を行う。それからも探索を続けたのだがなかなか階段を発見できない。探索を続けながら戦闘を重ねていると・・・・


≪ホワイトコボルトの群れすべての個体のLvMAXを確認。条件達成。【存在進化】の効果で進化を行えます。群れの進化は長の進化先が群れすべてに適用されます≫


とうとう北斗たちも一度目の進化を行えるようだ。霜葉は北斗に連絡をして群れすべてを【箱庭世界】へと帰還させホワイトコボルトたちに進化できるようになったと伝えると・・・


「「「「「「ワオ~ン!」」」」」」


喜びのあまり遠吠えをしてしまった。そんな彼ら霜葉は微笑ましく見つめている。しばらく彼らの気持ちが落ち着くまで待っている間に進化先を確認した。


 ≪進化先を選択してください≫


 【ホワイトコボルト】 選択肢 ⇒ 【ハイコボルト】 【バトルコボルト】


 【ハイコボルト】

能力すべてが高いコボルトの上位種。ただし魔法術は使えない。


 【バトルコボルト】

近接戦闘能力に特化しているコボルトの上位種。魔法術関連の能力は壊滅的。


進化先は二つ。白夜と十六夜も二つだったからLv10がMAXの魔物は2種類しかないのかもしれない。その後、気持ちが落ち着いたコボルトたちにどんな進化先があるのかを全員に説明して霜葉は彼らに選択を任せた。北斗たちは全員で相談を行い選んだ選択は・・・・


『主様、わしたちは【ハイコボルト】になりますぞ』

『うん。選んだ理由はなんだい?』

『強くなるためには戦闘に特化した方がいいと言う意見もありましたが、わしらは手先も器用で主様の手伝いもできます。そう言った能力もこれから必要になると思いますから選びました』


そう言った北斗にコボルトたちは全員が頷いていた。霜葉はお礼を言い早速進化を開始。ホワイトコボルト全員が光に包まれたので、さすがに眩しかったので霜葉と白夜たちは慌てて目を閉じ守った。そして光が収まって目を開けるとそこに居たのは・・・・


「おお~壮観だね」


そこに居たのは立派に成長した白い体毛のコボルトたちだった。体毛の色は変わらないが身長100㎝だったのが120㎝に迫るくらい成長して、体も以前は頼りなかったが今では筋肉がついて頼もしい体になっている。そんな風にコボルトたちを見ていると・・・


≪配下の進化回数25回以上を確認。固有スキル【思念会話】がLv6にアップします≫


と言う声が霜葉の頭に響いた。どうやら【思念会話】のLvアップは仲間の進化何度行ったかの回数で達成されるようだ。Lv6にアップしたことで仲間と同時に40人と【思念会話】会話が可能になり、仲間以外の魔物とも12人まで会話ができるようになった。


『すごいですぞ!力が溢れてきます!』

『よかったね。北斗』

『これもすべて主様のおかげです!これからも強くなるための努力は惜しみませんぞ!』


北斗の声がなんだか若返っているように聞こえてきたが、腰も真っ直ぐになり北斗だけ身長が130㎝を超えている様だ。以前よりも群れの長と言う雰囲気が出ている。そんな彼らのステータスは・・・


  名:  北斗


 種族: 【ハイコボルト♂Lv1/20】


スキル: ひっかきLv4 : 精密作業強化Lv5 : 木工Lv5

   : 群れの長 : 槍術Lv1 : 小楯術Lv1 


それぞれ何かしらの武器スキルを持っていた。多い順に戦棍術、剣術、槍術、弓術である。他にも全員が小楯術を持っていた。もしかしたらと霜葉は北斗にスケルトン・ファイターが持っていた槍と盾を渡してみた。すると北斗は何度か振るい手に馴染むと喜んでいた。


どうやら進化したことと武器スキルを手に入れたことで手に入れた武器が使えるようになったようだ。そうとわかればコボルトたちに武器を渡すため配りだした。彼らが持っている武器スキルに適した武器を。何とか全員に配り終え今は武器を振るって感触を確かめている。


ただ、残念ながら魔道具の武器はまだ扱えなかった。まぁ、それは仕方ないだろう。普通の武器でさえ扱えなかったのに今すぐに武器の魔道具を使いこなすのは贅沢という物。今はこれで満足するべきだ。さらに【思念会話】がLvアップしたことで思念会話できる人数が増えたので北斗の群れ限定の【思念会話】をしなくてよくなった。


それでも、これから仲間が増えればまた使うことになるだろうと言うことで基本は各部隊の隊長格が会話をすることになった。霜葉達は順調に戦力を強化しながらダンジョンを攻略していく・・・・

最近は本当にこの小説の続きがよく書けます。反面もう一つの小説は調子が悪いですけど・・・

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