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ちっぽけな僕と君。

桜の花が散り夏が近づいた頃僕たちは出会った。

もしかしたらこの狭い世界の事だからもっと前から出会って居たのかも知れない。

道をすれ違ったり、

同じバスや電車に乗ったり。

もっともっと前から君の存在を知って居たのかも知れない。


僕は特に取り柄もないどちらかと言えば地味であまり目立ちもしないただの大学生。

何か出来る事はありますか?と聞かれたらピアノとパソコンだ。

パソコンならまだしも男の僕がピアノなんて変な話しだけどそれしか出来ない。

趣味は音楽を聴くぐらいで他には特に無くてつくづく地味だなって悲しくなる。


僕はお気に入りのヘッドホンで音楽を聴くのが好きでその時は誰にも邪魔をされたくない。

いわゆる1人の時間。

だからもしも音楽を聴いてる最中に話しかけられたんなかりしたら機嫌が悪くなりそれはまた面倒くさい僕の始まりだ…。


「天気いいなー」


それとぼーっと空を眺めたりするのも好き。

友達にはただのやる気のない男にしか見えないと言われる。

ウォークマンのスイッチを入れ好きな音楽が耳に流れるこの瞬間は飛び跳ねたくなるぐらいウキウキする。


「おいっ!」


「あぁー!

いい邪魔すんな馬鹿野郎っ!

いいところなんだよ…」


さいやくだ…、

1番好きなとこで邪魔された。


「また音楽かよ、

お前そればっかだなー」


「別にいいだろ?

音楽好きで悪いかよ」


「別にいいけど地味だねー」


「地味でいいよ…」


こいつは俺の友達のあきら

晃はスポーツも出来てそこそこ頭なんかもまあ良くて女子にモテる。

僕と比べたら全く正反対でキラキラして見える。


ゆうさ顔は良いのに勿体無いよなー」


「勿体無くていいよ、

興味ないし」


「うっすいなー

彼女作れよー」


「薄くったっていいよ、

別に彼女要らないし作らないよ」


別に彼女なんか要らない。

僕はただ音楽が好きなだけでピアノ弾きながら歌ったり自分1人の時間を楽しみたいだけだ。

ただそれだけだ…、




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