夢渡り
ふわふわと蝶が飛ぶ
淡い霧の中を軽やかに
ひらひらと迷いながら
未知なるセカイへと飛んで行く
すいすいと魚が泳ぐ
濁った泉の中で
ざばざばとはしゃぎながら
暗いミライへと泳いで行く
パタパタと鳥が飛ぶ
曇った空に負けぬように
ばさばさと力強く
見えないアスへと飛んで行く
しゅるしゅると蛇が這う
乾いた大地の上で
にょろにょろと期待をこめて
鮮やかな過去へと這いながら行く
そして私は佇む
この酷く曖昧なこの場所で
夢か現か分からずに
ただただこの場を見つめ続ける
くるくると変わる場面
それと共に変わる思い
ぐるぐると回る世界
ただ只管に見つめ続ける
蛇が大地を這うのを見た
その頭上には大きな黒い影
優しき眼差しで見下ろすは
鮮やかな色の龍だった
鳥が果て無き空を飛ぶのを見た
その眼下には広大な森
一つ一つ異なる木々は
癒しを与える止まり木だ
蝶が不透明な霧の中を飛ぶのを見た
その周りには数多の花の丘
多種多様なそれらは
蝶が気づくのを辛抱強く待っている
それらを見た後に気づく
これは夢であると
私を取り巻くすべてのモノの
曖昧で、確かな、そんな矛盾が共存する夢
ああ、夢から覚める時間が来た
この散歩を終えなければいけない
ならば最後に祈るとしよう
またこの様な夢が見れることを...
如何でしょうか?
意味不明なのはいわゆる
私クオリティーです!
感想お待ちしております(ペコリ)